昭和電工マテリアルズ プリント配線板用積層材料を値上げ

,

2022年10月7日

 昭和電工マテリアルズは6日、プリント配線板用積層材料について、11月1日出荷分から値上げすると発表した。対象製品と改定幅は、銅張積層板と微細配線形成用銅箔が「10%」、プリプレグが「7%」。

 当該製品を取り巻く事業環境は、主な原材料である銅箔やガラスクロスの価格高騰が長期化しているほか、輸送費に加えてエネルギー価格が著しく上昇しており、厳しい状況が続いている。同社はこれまで、生産効率化や購入材料上昇を抑制する調達方法、物流の合理化など様々な施策を行い、コスト削減に努めてきたが、今後も製品の安定供給を維持するために、価格改定せざるを得ないと判断した。

アジア石化市況 エチレン軟化傾向も下落幅が縮小

2022年10月4日

ベンゼンが大幅安、海外市況急落がアジアに波及

 アジア地域の8月第3週の石化市況では、エチレンは前週比5ドル安の815ドル/tで取引された。これで4週連続での下落となったが、下落幅は縮小している。各社の減産が続く中、秋の定修シーズンを控えることもあり、市場に底打ち感が出てきたことが背景。ただ、域外品がアジア市場に流入してきており、依然として需給バランスが締まっていない。スプレッドは、

コンテンツの残りを閲覧するにはログインが必要です。 お願い . あなたは会員ですか ? 会員について

旭化成 ポリウレタン原料PCD値上げ、安定供給維持で

,

2022年9月30日

 旭化成は29日、高機能ポリウレタン樹脂原料であるポリカーボネートジオール(PCD)「デュラノール」全品種について、10月17日出荷分から値上げすると発表した。改定幅は「現行価格から10~15%」。

 原料価格などの高騰が続く中、同社は合理化で対応してきたが、自助努力によるコスト削減の範囲を上回る状況にあることから、製品の安定供給維持のために値上げを決めた。

 

 

KHネオケム 各種化学品を値上げ、コスト上昇に対応

,

2022年9月27日

 KHネオケムは26日、各種化学品について、10月1日納入分から値上げすると発表した。

 対象製品と改定幅は、ブタノール、イソブタノール、オクタノール、オキソコール900、ノナノール、デカノール、トリデカノール、ブチルアルデヒド、イソブチルアルデヒド、酢酸ブチル(‐P、‐S)、酢酸イソブチル、キョーワノールM、アセトン(‐P)、メチルイソブチルケトン(MIBK)、ジイソブチルケトン(DIBK)、ダイアセトンアルコール、ブチセル、ブチセノール20(‐P、‐S)、ブチセノール30、PM(‐P)、PMA(‐P)、オクチル酸、キョーワノイック‐N(イソノナン酸)、キョーワゾールC‐800、キョーワゾールC‐900が「15円/kg以上(荷姿品25円/kg以上)」、1,3ブチレングリコール(‐P)、ブチセルアセテート、ブチセノール20アセテートが「35円/kg以上(荷姿品45円/kg以上)」、オクタンジオール、ブチルエチルプロパンジオール(BEPG)、キョーワジオールPD‐9、メチルアミルケトン(MAK、MAK‐S)が「80円/kg以上(荷姿品90円/kg以上)」、ダイアセトンアクリルアマイド(DAAM)が「100円/kg以上」となっている。

 なお、これら以外の少量販売品目も個別に値上げを実施する予定。昨今のエネルギー価格急騰に伴い、生産にかかる電気・蒸気などの用役費に加え、鋼材価格や物流保管費などが上昇している。同社は、こうした急激な原燃料価格の上昇を自助努力で吸収するのは限界を超えていることから、国内安定供給を維持・確保するために、価格改定が必要と判断した。

 

旭化成 BRとSBRを値上げ、製造コスト上昇で来月から

,

2022年9月26日

 旭化成は22日、合成ゴムBRとSBR(油展、非油展)を10月1日出荷分から「30円/kg以上」値上げすると発表した。対象製品は、「ジエン」「タフデン」「アサプレン」。4月に続く実施となる。

 昨今の原油価格の高騰や急速な円安の進行などに伴い、用役・副原料コストが前回実施時からさらに大幅な上昇を続けている。こうした製造コストの上昇は同社の自助努力の範囲を超えていることから、製品の安定供給維持のため再度の価格改定を決めた。

DIC ポリスチレンおよびスチレン系製品を値上げ

, ,

2022年9月22日

 DICは21日、ポリスチレン製品およびスチレン系製品について、10月1日納入分から値上げすると発表した。改定幅は「ディックスチレンGPPS」「ハイブランチ」「ディックスチレンHIPS」「エラスチレン」とも「10円/kg以上」。

 スチレンモノマーなどのポリスチレン原材料は、昨今の社会情勢や供給構造の変化を受けた価格改定により値上がりしている。加えて、製造に関わる諸コストも引き続き上昇している。同社は、自助努力による吸収を検討してきたが、これらのコスト上昇を吸収することは極めて困難な状況にあることから、今後の安定供給と事業継続を図るために、価格改定が避けられないと判断した。

 

東洋スチレン ポリスチレンを値上げ、製造コストが上昇

, ,

2022年9月21日

 東洋スチレンは20日、ポリスチレン樹脂およびポリスチレン難燃樹脂「トーヨースチロール」について、10月1日納入分から値上げすることとし、各需要家との交渉に入ったと発表した。改定幅は、GPグレード、HIグレード、特殊グレード、難燃グレードとも「10円/kg以上」。

 ポリスチレン樹脂の主原料であるナフサ・ベンゼンは、足元では騰勢も落ち着いているが、その他製造に関わる原燃料や副原料価格は依然として上昇が続いており、製造コストへの影響が看過できない状況になっている。同社は、引き続きコスト低減に取り組んでいるものの、これらの値上がりは自助努力で吸収できる範囲を超えていることから、安定供給と事業継続を図るため、価格改定せざるを得ないと判断した。

 

三井化学 ポリウレタン原料TDI類値上げ、11月から

, ,

2022年9月21日

 三井化学は20日、ポリウレタン原料のトルエンジイソシアネート(TDI)類を11月1日納入分から値上げすると発表した。改定幅は「40円/kg以上」。

 ウクライナ危機の長期化による経済活動へのマイナス影響の継続と、その影響を受けた世界情勢の変調により、資源価格や原料価格の急騰が続いている。TDI類ついても、同社の予測を上回る原燃料の高騰が継続。今年5月には同製品の値上げを実施したが、依然として同事業は過去に経験のない極めて厳しい状況にある。こうしたコスト高騰は、自助努力で吸収できる水準を超えていることから、事業継続のため価格改定を決めた。

PSジャパン ポリスチレンを値上げ、製造コストが上昇

,

2022年9月20日

 PSジャパンは16日、ポリスチレン樹脂「PSJ‐ポリスチレン」全グレードについて、10月1日出荷分から値上げすることを決め、需要家への説明と交渉に入ったと発表した。改定幅は「10円/kg以上」。

 昨今の緊迫した国際情勢の影響を受け、原油価格や石化資材が高騰し、加えて為替も想定以上に急激に変化している。そのため、エネルギーコストや副資材などはさらに高騰が進み、製造コストも引き続き大幅に上昇している。同社は、生産・稼働維持のコスト上昇をすべて自助努力で吸収することは極めて困難な状況にあることから、価格改定の実施を決定した。