三井化学 アンモニア系製品値上げ、原燃料価格が高騰

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2022年4月8日

 三井化学は7日、アンモニア系製品を4月25日納期分から値上げする、と発表した。液体アンモニア(ローリー、ボンベ)が「30円/kg以上」、アンモニア水(ローリー)が「8円/kg以上」、尿素が「20円/kg以上」、メラミンが「67円/kg以上」。

 ロシア情勢を背景に原燃料価格が高騰し、対象製品の製造コストが大幅に上昇している。厳しい事業環境下、同社はあらゆるコストダウンを行ってきたが、自助努力で吸収可能な限界を超えていることから、今後も安定供給を継続するために値上げを決めた。

UBE ナイロン樹脂製品を値上げ、事業収益の改善図る

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2022年4月7日

 UBEは6日、ナイロン樹脂製品について、4月15日出荷分から値上げすることを決定し、ユーザーとの交渉を開始すると発表した。対象製品と改定幅は、ナイロン6が「40円/kg」、ナイロン12が「120円/kg」。なお当該製品の価格改定を実施するのは、昨年3月に打ち出して以来となる。

 同社は、主原料価格や副原料、物流費の上昇を製品価格に転嫁し、事業収益の改善を図るため、今回の値上げを決定した。

 

東ソー ポリウレタン原料MDIを値上げ、コストが上昇

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2022年4月7日

 東ソーは6日、ポリウレタン原料MDIの全製品について、4月15日出荷分から値上げすると発表した。改定幅は「50円/kg以上」。

 昨年から、MDI製品の主原料価格の高騰が依然として継続しており、さらにユーティリティコストや物流コストの上昇も続いている。同社は、製品の安定生産・安定販売を維持するためにも、値上げせざるを得ないと判断した。

 

デンカ クロロプレンゴム値上げ、需給バランスが逼迫

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2022年4月7日

 デンカは6日、クロロプレンゴム「デンカクロロプレン」について、5月10日出荷分から値上げすると発表した。改定幅は、国内が「60円/kg以上」、海外が「500ドル/t以上」および「450ユーロ/t以上」。

 クロロプレンゴムの世界市場は好調な需要を背景に需給バランスが逼迫しており、全ての需要に応えられない状況が続いている。また、原燃料価格の上昇による製造コスト増は自助努力の限界を超えている。同社は、製品の安定供給ならびに事業の維持継続のため、今回、値上げせざるを得ないと判断した。

三井化学 アセトンなど追加値上げ、原燃料コストが高騰

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2022年4月7日

 三井化学は6日、アセトン(AC)、イソプロピルアルコール(IPA)、メチルイソブチルケトン(MIBK)、MIBK類を、4月15日出荷分から値上げすると発表した。改定幅は、ACが「21円/kg」(ナフサ上昇分:20円+用役・副原料上昇分:1円)、MIBKとMIBK類は「29円/kg」(同26円+3円)、IPAは「19円/kg」(同16円+3円)。いずれも先月に続く今年2度目の値上げとなる。

  前回発表分は、主原料ナフサ価格の想定を4-6月期8万円/kl水準で決着したものの、その後もナフサ価格は上昇を続けている。同期9万円/klに達することが見込まれており、さらなるコスト上昇が想定される中、原油価格の上昇により重油や液化天然ガス(LNG)も上昇、用役費や副原料価格も上昇を継続している。

  こうしたコストの高騰は、同社の自助努力の範囲を超えるものであることから、安定供給体制の維持を図るためにも、価格改定を実施せざるを得ないと判断した。なお、想定したナフサ水準が変動する場合は、再度の価格改定もあるとしている。

クラレ 液状ゴムを値上げ、主原材料などで高騰来月から

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2022年4月5日

 クラレはこのほど、液状ゴムを5月1日出荷分から値上げすると発表した。改定幅は、国内向けが「130円/kg」、海外向けが「1.30米ドル/kg」。

 対象製品については、昨近の主原材料価格の高騰をはじめ、包装資材、ユーティリティ・物流費用などを含む各種コストの著しい上昇が、同社の自助努力によるコスト吸収の範囲をはるかに超えるものとなっている。供給の継続と事業運営の維持のため、価格改定を実施せざるを得ないと判断した。

クラレ 合わせガラス用中間膜を値上げ、PVBフィルム

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2022年4月5日

 クラレはこのほど、建築・自動車向け合わせガラス用中間膜のポリビニルブチラール(PVB)フィルム「トロシフォル」などについて、4月15日出荷分からグローバルで値上げすると発表した。改定幅は欧州が「sqm0.60ユーロ以上」(厚み0.76mm/30ミル換算)、その他の地域が「sqm0.66米ドル以上」(同)。 

 主要原材料や燃料、物流費用などを含めたコストの上昇は、同社の自助努力によるコスト吸収の範囲を超えていることから、安定供給を維持するために価格改定の実施を決めた。

デンカ スチレン系シートを値上げ、ナフサ上昇に対応

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2022年4月5日

 デンカは4日、スチレン系シートについて、5月1日納入分から値上げすると発表した。対象製品と改定幅は、食品包材用スチレン系シートが「30円/kg以上」、「デンカサーモシートBOPS」が「25円/kg以上」となっている。

 同社は以前から各種の合理化努力を実施しコスト吸収に努めてきたが、国産ナフサ価格および各種原燃料価格が上昇しているため、現行価格では安定供給と事業継続が困難であると判断した。

 

日本エイアンドエル 樹脂製品を値上げ、安定供給を維持

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2022年4月4日

 日本エイアンドエルは1日、ABS系樹脂類(ABS、AES、ASA、AS、ポリマーアロイ)について、今月15日出荷分から値上げする、と発表した。改定幅は各樹脂とも「50円/kg以上」。

 一昨年後半から価格上昇が続いていた原油・国産ナフサ価格は、最近のウクライナ情勢の悪化によりさらに高騰している。これら近年の価格変動は樹脂製品の主原料価格だけでなく、副原料、副資材、ユーティリティコストや物流コストにも影響を及ぼしている。

 こうした中、同社は、自助努力だけでは安定生産、安定供給を続けることは困難であると判断し、今回の値上げを決定した。

 

旭化成 塩化ビニリデン共重合体を値上げ、21日から

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2022年4月4日

 旭化成は1日、塩化ビニリデン共重合体ラテックス「サランラテックス」と塩化ビニリデン共重合体粉末「サランレジン」を4月21日出荷分から値上げすると発表した。改定幅は、「サランラテックス」が「30円/kg」、「サランレジン」が「60円/kg」。

 同社はこれまでもサランラテックス事業の構造改善を進めてきたが、昨今の原料費や用役費、物流費、包装材料費の高騰は、自助努力で吸収できる範囲を超える状況にあることから、今後も安定供給を継続するため、価格改定せざるを得ないと判断した。