日本エイアンドエルは27日、合成ゴムラテックス類を7月1日から値上げすると発表した。対象製品は「紙加工用ラテックス」と「その他ラテックス」。改定幅はいずれも「ドライキロ25円以上」。
今回の価格改定は、主原料や設備維持費、2024年問題に伴う物流費などのコストアップに対応していくもの。これらのコストアップを自助努力のみで吸収することは困難なことから、安定供給を維持するため価格改定の実施を決めた。
2024年5月28日
2024年5月28日
2024年5月23日
2024年5月22日
DICは21日、子会社であるDIC北日本ポリマが、フェノール樹脂および尿素メラミン樹脂製品について、6月1日納入分から値上げすると発表した。対象製品は、「フェノライト」「プライセット」シリーズで、改定幅は製品ごとに個別で設定し、顧客には個別で案内する。
当該製品は2022年3月に価格改定を実施したが、その後も原料価格は高値圏で推移し、今春には原料であるフェノールを中心に上昇が続く。加えて「物流2024年問題」に伴い、配送、付帯作業、保管などのコストや、製造に関わる設備修繕費、労務費などのコストも増加している。
同社は、コスト削減施策を講じ自助努力を続けてきたが、昨今のコスト上昇を吸収することは極めて困難な状況にあることから、今後の事業継続を図るために、価格改定が避けられないと判断した。
2024年5月21日
2024年5月21日
デンカは20日、「ABS樹脂」、「デンカIP」(耐熱付与材)、「透明樹脂」、「クリアレン」(SBC樹脂)について6月17日納入分より「20円/kg以上」値上げすると発表した。
対象製品は「デンカAS」「デンカABS」「デンカ耐薬ABS(SRシリーズ)」「デンカABSコンパウンド(ガラス繊維強化、摺動、PCアロイなど)」「デンカ耐熱ABS(マレッカ)」「デンカIP」「デンカ透明ABS(TE、CL)」「デンカ透明樹脂(TP、TH、TX各シリーズ)」「クリアレン」。
国産ナフサ価格と各種原材料価格は上昇を続け、ユーティリティコストと物流費についてもコストアップとなる中、継続してコスト削減に取り組むものの、製品の安定供給と事業の維持継続のために価格改定せざるを得ないと判断した。
2024年5月20日
DICは17日、可塑剤製品を6月1日納入分から値上げすることを決めたと発表した。対象製品と改定幅は以下の通り。ポリエステル系可塑剤は「70円/kg以上」、アジピン酸系可塑剤「DOA」と「DINA」は「53円/kg以上」、トリメリット酸系可塑剤は「94~98円/kg以上」、特殊可塑剤は「65~220円/kg以上」となる。
可塑剤の主原料および包装材料は、粗原料、副資材、製造コストの増加や採算是正を理由とした価格上昇が続いている。加えて、物流業界の2024年問題に伴う物流コストの増加や、製造に関わるユーティリティ、設備修繕費、労務費などのコストも増加し続けている。
同社は、様々なコスト削減施策を講じ自助努力を進めてきたが、これらのコスト増加分を吸収することは極めて困難な状況にあることから、今後の事業継続を図るためには価格改定が避けられないと判断した。
2024年5月20日
2024年5月14日
レゾナックはこのほど、接着剤、粘着剤、塗料、繊維、紙加工など様々な用途に利用されるエマルジョングループ製品について、6月1日出荷分より値上げすると発表した。対象製品は「ポリゾール」、「ビニロール」、「コーガム」、「ポリフィックス」で、改定幅は「15%以上」。
昨今、同事業を取り巻く環境は、原燃料費や物流費、人件費、設備維持費のコスト上昇により非常に厳しい状況にある。同社はこれまで、価格改定ならびに製造や物流の合理化によるコストダウンに努めてきたが、これら外部環境の変動によるコストの上昇は、自助努力のみでの対応が困難であることから、今後も安定供給体制を維持するため、値上げせざるを得ないと判断した。
2024年5月14日