DIC ウレタン樹脂・着色剤を来月6日から値上げ

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2021年4月13日

 DICは12日、ウレタン樹脂と着色剤関連製品について、5月6日出荷分から値上げすると発表した。対象製品と改定幅は、ウレタン樹脂製品「ポリライト」「パンデックス」「クリスボン」「タイフォース」「トラール」「ハイプロックス」などが「現行価格より7~20%以上」、着色剤関連製品「ダイラック」「ハウラック」「ポリトン」などが「現行価格より5~10%以上」。

 原油・ナフサ価格の上昇や世界的な原料需給のひっ迫により、各種ウレタン・着色剤の原料が軒並み急騰している。加えて物流費、各種容器、ユーティリティコストなども上昇しており、自助努力によるコスト吸収がすでに限界の水準に達している。同社は、事業継続を図るためには価格改定が避けられないと判断し、今回の値上げを決定した。

積水化学工業 塩化ビニル管などを値上げ、コスト高に対応

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2021年4月13日

 積水化学工業は12日、塩化ビニル管・塩化ビニルライニング鋼管および関連製品ついて、5月21日出荷分から値上げすると発表した。

 対象製品と改定幅は、塩化ビニル関連製品では、塩化ビニル管全般が「15%以上」、塩ビ継手および塩ビマスが「10%以上」、その他関連製品が「10%以上」。ポリエチレン関連製品では、ポリエチレン管および継手・その他関連製品が「15%以上」。

 塩化ビニルライニング鋼管では、水道用塩ビライニング鋼管が「LP-VA・VB」が「15%以上」、排水用塩ビライニング鋼管「DVLP」が「8%以上」、給湯用塩ビライニング鋼管「HTLP・WHTLP」が「5%以上」。

 管材、継手などの主原料である塩化ビニル樹脂やポリエチレン樹脂、鋼管などについては、原油・ナフサ価格、鉄鉱石価格の高騰や、人件費・物流費の上昇、海外市況との価格差などを理由に価格が上昇している。同社は、コスト削減や効率化を鋭意推進してきたが、自助努力で吸収するには限界に達したことから、今回の値上げを決定した。

東海カーボン カーボンブラック製品を5月から値上げ

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2021年4月13日

 東海カーボンは12日、カーボンブラック全品種(輸出を含む国内工場出荷)について、5月1日納入分から値上げすると発表した。改定幅は、「26.8円/kg」。

 カーボンブラックの原料油価格上昇に伴い、大幅にコストが増加している。同社は、自助努力によるコスト削減だけでは吸収することが困難であり、今後の安定供給継続のためにも、今回の値上げが避けられないと判断した。

三菱ケミカル 酢酸と酢酸塩類を5月1日から値上げ

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2021年4月13日

 三菱ケミカルは12日、酢酸と酢酸塩類について、5月1日出荷分から値上げすると発表した。対象製品と改定幅は、酢酸が「20円/kg」、酢酸ナトリウム(結晶)が「10円/kg」、酢酸ナトリウム(無水)が「15円/kg」、粉末酢酸が「15円/kg」。

 昨今の急激な原燃料価格の高騰や物流コストなどの増加により、事業採算は大幅に悪化することが想定される。こうした中、同社は、各種経費の削減や効率化を実施しているが、自助努力のみでコスト上昇をすべて吸収することは難しく、安定供給体制を維持するためにも、値上げが避けられないと判断した。

DIC 工業用フェノール樹脂を値上げ、コスト高に対応

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2021年4月9日

 DICは8日、工業用フェノール樹脂製品(固形、溶液)について今月21日納入分から値上げすると発表した。改定幅は「40~70円/kg以上」。

 昨今、原油価格の上昇やメーカーのトラブルも重なり、工業用フェノール樹脂の主原料となるベンゼン、フェノール類やメタノールなどの価格が高騰している。また、コロナ影響要因も含め各地港湾施設の機能不全による納期遅延や燃料高騰を背景に、ユーティリティや物流コストも上昇している。一方、コロナ禍からの経済活動の回復などもあり、昨年後半から自動車用途を中心に国内外で需要が拡大している。

 同社は、これらのコスト上昇分を自助努力で吸収することが極めて困難であることから、今後の安定供給を図るために値上げせざるを得ないと判断した。

三菱ケミカル C4誘導品製品を値上げ、世界的に需給ひっ迫

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2021年4月9日

 三菱ケミカルは8日、C4誘導品の各製品について今月1日出荷分から値上げすると発表した。対象製品と改定幅は、1,4-ブタンジオール、および1,2-ブタンジオールが「50円/kg」、テトラヒドロフラン、ポリテトラメチレンエーテルグリコール、ガンマーブチロラクトン、N-メチル-2-ピロリドンが「65円/kg」となっている。

 対象製品は、昨年来、国内外でのメーカープラントの事業撤退およびフォースマジュールの影響と堅調な需要により、世界的に需給がひっ迫している。こうした中、同社は、採算是正と安定供給体制を維持するため、今回の値上げが避けられないと判断した。

三菱ケミカル アセトンなどを値上げ、コスト上昇に対応

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2021年4月9日

 三菱ケミカルは8日、アセトン、メチルイソブチルケトン(MIBK)、ダイアセトンアルコール(DAA)について、今月19日出荷分から値上げすると発表した。改定幅は、アセトンが「36円/kg以上」、MIBKとDAAがいずれも「45円/kg以上」となっている。

 国産ナフサ基準価格は、原油価格上昇の影響を受け騰勢を強めており、さらに、このような状況に伴い、製品の製造にかかる用役費・副原料費などの諸経費も上昇を避けられない事態となっている。同社は、こうした原燃料価格などの上昇に伴う大幅なコストアップ分を、自助努力のみで対応することは困難と判断し、価格改定の実施を決定した。

三菱ケミカル ビスフェノールAを値上げ、67円/kg以上

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2021年4月9日

 三菱ケミカルは8日、ビスフェノールAについて今月19日出荷分から値上げすると発表した。改定幅は「67円/kg以上」。

 国産ナフサ基準価格は、原油価格上昇の影響を受け騰勢を強めており、原料となるベンゼンの価格も同様に上昇している。さらに、このような状況に伴い、製品の製造にかかる用役費・副原料費などの諸経費も上昇を避けられない事態となっている。同社は、こうした原燃料価格などの上昇に伴う大幅なコストアップ分を、自助努力のみで対応することは困難と判断し、今回の値上げを決定した。

 

クラレクラフレックス 不織布を値上げ、安定供給維持で

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2021年4月8日

 クラレグループのクラレクラフレックスは7日、不織布「クラフレックス」全般を今月15日出荷分から値上げすると発表した。改定幅は、現行価格からの「10~20%」の引き上げとなる。

 対象製品の主要原材料やユーティリティ・物流費などの高騰に加え、設備の維持費用の増大により製造コストが上昇しており、自助努力によるコスト吸収の範囲を超えるものとなっている。こうした中、同社は安定供給を維持するために、今回の価格改定実施を決めた。

 

ダウ日本 プロピレン系グリコールエーテル溶剤を値上げ

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2021年4月8日

 ダウ日本は7日、プロピレン系グリコールエーテル溶剤について5月1日出荷分から値上げすると発表した。改定幅は、「40円/kg以上」。なお、同社がプロピレングリコール類の値上げを発表するのは昨年10月、今年1月、3月に続き4回目となる。

 プロピレングリコール類は原料の酸化プロピレンに加え、酢酸などほかの原料価格も継続的に高騰している。一方、アジアを含む世界的な需給バランスも引き続きひっ迫している状況。こうした中、同社は、安定操業と供給維持を図るために今回の値上げを決定した。