エア・ウォーター 象牙質の再生技術確立、実用化始まる

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2023年6月2日

 エア・ウォーターはこのほど、子会社で歯髄再生治療の開発に取り組むアエラスバイオが、歯の神経である歯髄を守るように取り巻く硬組織「象牙質」の再生技術を確立したと発表した。6月から、アエラスバイオと連携するRD歯科クリニックで、歯髄・象牙質再生治療を国内で初めて実用化する。

歯と歯周組織の構造

 歯髄再生治療は、

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エア・ウォーター 台湾の半導体関連ガス会社を子会社化

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2023年2月21日

 エア・ウォーターはこのほど、同社グループの半導体関連製品・化学工業薬品専門商社であるエア・ウォーター・マテリアルが台湾で半導体関連ガス事業を手掛ける台湾宏廣新技(HK社)を子会社化したと発表した。出資額は約8億円で、出資後の株式保有比率は50.1%になる。

 HK社は2010年設立の商社で、

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エア・ウォーターなど グラファイト新工場が本格稼働

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2023年2月14日

 エア・ウォーターと東洋炭素、南海化学はこのほど、合弁会社ATNグラファイト・テクノロジー(和歌山市)の熱膨張性黒鉛(TEG)の新工場の本格稼働を2月1日より開始したと発表した。製造能力は年約1300t。

熱膨張性黒鉛の機能と製品

 ATN社は国内で唯一、

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エア・ウォーター 立方晶SiCの高熱伝導性を実証

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2022年12月27日

 エア・ウォーターはこのほど、同社独自技術による立方晶SiC材料(シリコンカーバイド)が銅や銀、薄膜ダイヤモンドを超える熱伝導率を示すことを実証した。大阪公立大学、東北大学、イリノイ大学、ジョージア工科大学らの研究グループとの共同研究によるもので、国際学術雑誌「ネイチャー コミュニケーションズ」に掲載された。

 同社は、Si(シリコン)基板上に

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エア・ウォーター 松本に地産地消・資源循環施設を建設

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2022年10月19日

 エア・ウォーターは、地産地消エネルギーによる資源循環モデルの開発施設「地球の恵みファーム・松本」(長野県松本市)の建設に本格着手する。

「地球の恵みファーム・松本」の地産地消エネルギーによる資源循環モデル

 「バイオマスガス化発電プラント」

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エア・ウォーター 陸上養殖プラットフォーム事業へ参入

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2022年8月25日

 エア・ウォーターとエア・ウォーター北海道はこのほど、陸上養殖事業への参入を決定し、モデルプラントを北海道東神楽町に建設し、サーモンの養殖技術・高効率飼育の確立を目指す「杜(もり)のサーモンプロジェクト」を開始すると発表した。

 北海道は全国の漁業生産量の約2割を占めるが、

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戸田工業など Na‐Fe系酸化物によるCO2分離回収

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2022年7月19日

 戸田工業、エア・ウォーター、埼玉大学が共同提案した「Na‐Fe系酸化物による革新的CO2分離回収技術の開発」がこのほど、NEDO(新エネルギー・産業技術総合開発機構)が公募した「グリーンイノベーション基金事業/CO2の分離回収等技術開発プロジェクト」に採択された。中小規模のCO2回収装置の開発に取り組み、CO2 1t当たりの回収コストは2000円台を目指す。期間は今年度からの5年間で、事業規模は17億円。

 カーボンニュートラル社会実現に向けた取り組みが進む中、大規模発電所などだけでなく、

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エア・ウォーターなど 家畜ふん尿由来の水素事業を開始

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2022年4月15日

 エア・ウォーターのグループ会社エア・ウォーター北海道と鹿島建設はこのほど、家畜ふん尿由来のバイオガスから作られる国内初のカーボンニュートラル水素の製造・販売などのサプライ事業を行う合弁会社「しかおい水素ファーム」(北海道河東郡鹿追町)を設立した。

 出資比率はエア・ウォーター北海道51%・鹿島49%で事業開始は4月。水素製造設備能力は約70N㎥/h、出荷設備圧力は19.6M㎩だ。

 エア・ウォーターと鹿島は、

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エア・ウォーターなど 耕畜工連携でバイオメタン製造

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2022年1月21日

 エア・ウォーターとダイハツ工業が共同で応募した「竜王町地域循環共生型の肉牛糞乾式メタン発酵システムの開発」が、新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)の「2021年度新エネルギー等のシーズ発掘・事業化に向けた技術開発事業(事業化実証研究開発)」に採択された。

 ダイハツ滋賀(竜王)工場の地元である竜王町が進める耕畜連携に参画し、

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戸田工業とエア・ウォーター メタンから水素とCNT

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2021年7月20日

 戸田工業とエア・ウォーターはこのほど、「メタン直接改質法による鉄系触媒を用いた高効率水素製造システムの研究開発」が新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)の「水素利用等先導研究開発事業/炭化水素等を活用した二酸化炭素を排出しない水素製造技術開発」公募の委託事業に採択されたと発表した。天然ガスやバイオガスなどの主成分であるメタンから、高活性鉄系触媒を用いたメタン直接改質法(DMR法)で、CO2フリー水素を高効率に製造するプロセスとシステムを開発する。

 DMR法は、現在工業的に広く用いられている天然ガスの水蒸気改質法と比べて、メタン1分子当たりの水素生成量は半分だが、製造時にメタン由来のCO2を発生しないCO2フリー反応。戸田工業のDMR触媒調製技術・DMR反応技術で純度70%の水素と高導電性の多層カーボンナノチューブ(CNT)を生成し、エア・ウォーターのガス精製技術で、工業用として一般的に利用される純度99.99%以上の水素を得るシステムで、2022年度中の完成を目指す。

 水素製造コストは、副生CNTの販売を組み合わせることで、日本政府の「水素基本戦略」の2030年目標の「30円/N㎥以下」を目指す。将来的には、DMR反応炉の加熱に再生可能エネルギーまたはカーボン・ニュートラルエネルギーを用いることで、「ターコイズ水素」の提供を目指す。

 同システムは、既存の産業水素サプライチェーンの早期クリーン化を目標とし、現存の都市ガスインフラを最大限に活用した安価なCO2フリー水素の提供を実現するもの。2050年脱炭素社会の実現に向けた取り組みを加速し、水素を利用する企業の価値向上と国内産業の発展に向けて推進していく。

製造システムの概略図
製造システムの概略図