東ソー 新エチレン輸送船を竣工、マイナス103℃に冷却

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2020年12月10日

 東ソーは9日、グループ会社である東ソー物流(山口県周南市)が、新エチレン輸送船「翔陽(しょうよう)」を今月7日に竣工したと発表した。エチレンは、極めて可燃性と引火性が高く、十分な安全対策を実施する必要があり、既存船舶が老朽化していることから、安全・安定輸送を継続する目的で更新した。

新エチレン船竣工
新エチレン船竣工

 同船は、ガス状のエチレンをマイナス103℃まで冷却して液体で輸送できる国内でも数少ない特殊な船舶。また、環境にやさしい設計が採用され、最適な船型およびエコステータ(プロペラ効率を改善させる整流板)や摩擦抵抗低減型塗料などによる推進性能の向上、さらに、トラックコントロール(自動航路維持システム)付きの電子海図装置搭載による最適航路が実現されるなど、燃料消費量の低減を実現している。

 同社グループは、高度化・多様化・広範化する物流ニーズに対応するため、グローバルサプライチェーンの強化を図るとともに、物流の効率化や環境にやさしい物流事業を推進することで、地球温暖化防止などの環境保全にも配慮し、持続可能な社会の実現に貢献していく。

 

NIMSと産総研 エチレン高感度・高選択モニタリング

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2020年5月26日

 物質・材料研究機構(NIMS)と産業技術総合研究所(産総研)はこのほど、植物ホルモンであるエチレンを常時モニタリングできる小型センサを開発した。

 エチレンは野菜や果物の熟成を促進させるが、過剰にあると腐敗を進行させてしまう。同センサによってエチレンを常時モニタリングすることで、野菜や果物の最適な輸送・保存管理が可能となり、食べ頃の調整やフードロスの削減などが期待される。

 現在市販されているエチレン検出用小型センサの多くは、高温状態(200~300℃)での駆動が必要であるため、センサ表面の活性は高く、アルコールやメタンといった他の還元性ガス分子とも反応してしまい、エチレンの選択的な検出が難しかった。

 同センサは、①エチレンを選択的にアセトアルデヒドに変換する高活性触媒(Pd‐V2O5‐TiO2)、②アセトアルデヒドと反応して酸性ガス(HCl)を発生する試薬(Wacker反応)、③酸性ガスを高感度に検出する単層カーボンナノチューブ(SWCNT)修飾の電極、の3要素からなり、エチレンを選択的かつ繰り返し高感度で検出することに成功した。

 高活性触媒は、エチレンを含む空気を通過させるだけで㏙レベルのエチレンをほぼ全てアセトアルデヒドに変換でき、繰り返し利用可能。低温(40℃)で駆動するため、低消費電力である点でも小型センサに適している。

 発生した酸性ガスは、半導体SWCNTから電子を引き抜き、電気抵抗値を変化させる。その感度は、1㏙のエチレンに対して電流変化率約10%と世界最高レベルであり、わずか0.1㏙のエチレンを高選択的にモニタリングできる。

 例えば、バナナとキウイフルーツの熟成(追熟)に用いられるエチレンの濃度は、それぞれ約500㏙と約10㏙なので、同センサで十分に対応可能。また、産総研の持つ半導体SWCNTの分離精製技術により、わずか1gのSWCNTから数100万個のセンサが作製できる。高活性触媒に含まれるパラジウム(Pd)も、1センサ当たり0.8㎎程度なので、コストは10円以下である。

 同エチレンセンサは小型、省電力であり、情報(ビックデータ)を集積・ネットワーク化するセンサデバイスを低コストで設置可能。農業・食品業界のSociety5.0実現への取り組みを推進する。さらに、別の高活性触媒を設計し、エチレン以外のガス分子に対応する小型センサの開発も進める考えだ。

アジア石化市況 エチレン下落基調が強め700ドル

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2020年3月3日

ベンゼン下落基調を継続 SMは800ドル割れに

アジア地域の2月第2週の石化市況では、エチレンは下値80ドル/t安、上値65ドル/t安の700~770ドル/tでの取引だった。中国発の新型コロナウイルスの感染が国内外に拡大したことを背景に、ここ2週間で140ドル/t安と下落基調を強めている。

 スプレッドも

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アジア石化市況 新型ウイルスでオレフィン大幅安

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2020年2月25日

芳香族も下落に拍車、SMは3週間で100ドル安に

 アジア地域の2月第1週の石化市況では、新型ウイルスの影響を受け、オレフィン・芳香族とも大きく下落した。エチレンは下値60ドル/t安、上値25ドル/t安の780~835ドル/tでの取引だった。

 昨年12月第2週以来の下落となり、スプレッドも

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アジア石化市況 春節休暇でオレフィンは前週並み

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2020年2月18日

芳香族は下落基調を継続、原油・ナフサ安に連動

 アジア地域の1月第5週の石化市況では、前週までの上昇基調が一服し、エチレンは下値10ドル/t高、上値ステイの840~860ドル/tでの取引となった。春節休暇に入ったことで大きな動きが見られず、ほぼ前週並みの水準となっている。スプレッドは、スポットナフサ価格が

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アジア石化市況 エチレン各社減産で需給タイト

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2020年2月12日

芳香族3製品は下落、スチレンモノマーも弱含み

 アジア地域の1月第四週の石化市況では、エチレンは年明け以降4週連続上昇となり、下値、上値とも10ドル/t高の830~860ドル/tでの取引となった。

 誘導品需要が低迷し各社が減産に動いたことで需給タイトな状況が継続している。スプレッドも、スポットナフサ価格が

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アジア石化市況 エチレン年明け上昇基調を継続

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2020年2月4日

プロピレン大幅上昇、ベンゼンは3週ぶりに反転

 アジア地域の1月第3週の石化市況では、エチレンは年明けからの上昇基調を継続し、下値が前週比40ドル/t高、上値が50ドル/t高の820~850ドル/tでの取引となった。下値は11月第5週以来、7週ぶりに800ドル/t台を上回っている。

 センター各社が減産を進めた結果、供給に品薄感が広まったことが背景にある。スプレッドも、スポットナフサ価格が

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アジア石化市況 エチレン一部減産で4週ぶり上昇

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2020年1月14日

ベンゼン上昇基調継続、スチレンモノマーも反発

 アジア地域の12月第3週の石化市況では、エチレンは4週ぶりに上昇し、下値・上値とも20ドル/t高の730~750ドル/tでの取引となった。前週まで大幅に下落したことで一部メーカーが減産し需給が締まったことが背景にある。スプレッド

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アジア石化市況 エチレン需要低迷で3週連続下落

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2020年1月7日

芳香族は原油高で先高感、SMは3週ぶりに反落

 アジア地域の12月第2週の石化市況では、エチレンは3週連続で下落し、下値が40ドル/t安、上値が50ドル/t安の710~730ドル/tでの取引となった。誘導品需要の弱含みの状況が継続、わずか3週間で100ドル/t以上の急落となっている。スプレッドは、ナフサが

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アジア石化市況 エチレンは余剰感で6週ぶり反落

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2019年12月24日

ベンゼン上昇基調を継続も、ナフサ高で採算悪化

 アジア地域の11月第5週の石化市況では、エチレンは6週ぶりに反落し、下値が20ドル/t安、上値が30ドル/t安の800~820ドルでの取引となった。前週まで上昇基調を続けていたが、誘導品の需要停滞が続いていることで、調整局面となっている。スプレッドも

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