ランクセス 小学生対象の化学実験教室を岩手で実施

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2019年10月28日

 ランクセスは社会的責任(CSR)活動の一環として、今年度も岩手県山田町で、小学生を対象にした化学実験教室「つくってまなぼう!わくわく実験教室」を開催した。

ランクセス 山田ふれあいセンター「はぴね」での化学実験教室の様子(写真: ランクセス株式会社)
「はぴね」での化学実験教室の参加者たち

 この教室は子どもたちに楽しみながら化学の知識を学んでもらうことを目的としている。6回目となる今年は、昨年に続きセーブ・ザ・チルドレン・ジャパンとの共催により、8月24日に山田町立轟木児童館と山田町ふれあいセンター「はぴね」の2カ所で、地元の1年生から6年生までの小学生を含む計26人の児童が参加して行われた。

 実験教室では「自然にやさしいエネルギー実験!」をテーマに、前半は「空気とは何か?」「空気から作られるエネルギー」などを学ぶため、ペットボトルと風船を使った空気砲作りなどを実施。後半はペットボトルを使ってプロペラを作り、小型モーターをつなげて風力発電実験を行い、プロペラで風を起こしてLEDライトを点灯させたり、電圧計を使って発電量を計測したりした。

 同社は東日本大震災で被災した子どもたちの支援を目的に、2011年からセーブ・ザ・チルドレンの活動を支援している。その支援活動を通して、被災地の復興が進む中、子どもたちへのさらなる支援の拡充を目指し、2014年から宮城県内、2017年からは岩手県内で化学実験教室を開催するプロジェクトを実施してきた。

 今年度は5月に社内を横断するメンバー14人によるプロジェクトチームを立ち上げ、実験教室の企画・準備を行った。ランクセス日本法人の辻英男社長は「これからも、すべての子どもたちに質の高い高等教育の機会を提供するという持続可能な開発目標に向かって、教育分野への支援を続けていく」と述べている。

ランクセス 中国で新プラントが稼働、高性能プラスチックを製造

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2019年10月25日

 ランクセスはこのほど、中国・常州拠点の新プラントを稼働させた。この新しいコンパウンディング施設では、特に自動車分野と電子・電気産業向けの高性能プラスチック「デュレタン」と「ポカン」ブランドを製造する。

 新プラントの特長は、インテリジェント製造設備になっていること。計量から溶融、混合、冷却、造粒、ペレット冷却、パレタイジングまで、製造工程全体を自動制御できるよう設計されている。

 例えば、計量システムは連続製造を可能にするため、複数のロス・イン・ウエイト式連続定量供給装置を導入した。ペレット加工システムは供給と運搬が完全自動で管理。押出機から出された高温のプラスチックストランドは、自動的に冷却槽に投入され、完全冷却後に自動コンベヤに転送されて造粒のためペレタイザーに送られる。

 また、環境基準に準拠するため、新しい製造拠点すべてに最先端の技術を導入した。高性能で低消費電力を備えた最新のミキサー、廃水・排ガス・ダストの効率的な処理システムなどが、消費電力削減・素材の消費量削減・汚染物質削減のクリーンな製造プロセスを実現している。

 ランクセスのハイパフォーマンスマテリアル(HPM)ビジネスユニットはグローバル製造ネットワークを運営しており、ドイツのドルマーゲンで研究開発、クレフェルト‐ユルディンゲンでPA6の重合とコンパウンディング、ハッム‐ユントロプでPBTの重合とコンパウンディング、ブリロンで「テペックス」の製造と開発、ベルギーのアントワープでPA6の重合、中国の無錫と常州、インドのジャガディア、米国のガストニア、ブラジルのポルトフェリースでコンパウンディングを行っている。

ランクセス 持続可能な素材ソリューションを提案

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2019年9月25日

次世代モビリティ向けなど、10月の展示会で紹介

 ランクセスは次世代のモビリティや住宅などの分野で、持続可能な素材ソリューションを提案している。

 ハイパフォーマンスマテリアルズ(HPM)ビジネスユニットが提供する新しい素材には、高電圧用途向けの高い熱安定性を備えた配合物、通電中の金属部品と接触した際に電気腐食を防ぐ素材、電池セルホルダーやカバープレートなどのコンポーネント用ハロゲンフリー難燃性素材などがある。

 軽量設計の面では、主に「テペックス」ブランドとして、中空プロファイルハイブリッド技術と熱可塑性コンポジットシートに注力しており、HPMの責任者は「大量生産されている軽量化構造部品への導入が進んでいる」と話す。

 また、費用効果の高いブロー成形に関するシステムを研究開発センターに新設。特殊用途のための素材開発を専門とするグローバルチームを立ち上げ、ターボチャージャー付燃焼エンジンの空気管理用部品向けのコンパウンドや、水素・天然ガスを動力源とする自動車用ライナー向けのコンパウンドを開発した。

 一方、住宅分野では、最先端のスマートホームシステムのコネクターやスイッチ向けに、ポリアミド6コンパウンド「デュレタン」を提案。これにより、高水準の平面性・寸法公差・剛性が確保できるという。

 ウレタンシステムズ(URE)ビジネスユニットが注力している製品の一つが「アディプリーンLF」ポリウレタン(PU)プレポリマー。低遊離(LF)技術により、遊離イソシアネート含有量が0.1%未満で、厳しい工業衛生基準を満たしている。

 ポリマーアディティブス(PLA)ビジネスユニットは、臭素・リンベースの難燃剤を含む製品を世界規模で展開。硬質ポリイソシアヌレート(PIR)フォーム用のオリゴマー型難燃剤「レバガード2000」と、反応性難燃剤「レバガード2100」は、燃焼試験のISO規格に準拠した耐火試験で卓越した結果を達成している。

 このほか、アドバンスト工業化学品(AII)ビジネスユニットには、ラテックス・天然ゴム・合成ゴム用のオゾン劣化防止剤「ブルカゾン」、ラインケミー(RCH)ビジネスユニットには、シリコーン製品のような、高性能ゴム製品を製造するための新たなアラミド繊維強化マスターバッチ、無機顔料(IPG)ビジネスユニットには、太陽光の赤外線部分を、従来品に比べ20%反射する黒色顔料などの注力製品がある。

 これらの製品は、10月16~23日にドイツ・デュッセルドルフで開催する、世界最大の国際プラスチック・ゴム産業展「K2019」の、700㎡を超える同社の展示ブースで紹介する。

 

サルティゴ 農薬・医薬に加えプラスチックなど生産品目を拡大

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2019年9月4日

 ランクセス子会社で受託製造会社のサルティゴは、農薬・医薬品の製造だけでなく、プラスチックやパーソナルケア製品、エネルギー産業の製品、特殊化学品の製造にも取り組んでいる。

 受託製造に加え、幅広いファインケミカル前駆体、蚊やマダニによる虫刺されを防止する、虫よけ剤活性成分「サルチジン」(活性成分イカリジン)のような製品の製造と販売も行っており、オンライン取引市場で世界中の顧客に販売されるようになった。

 オンライン取引市場に関しては、すでに複数の市場に登録されており、1,2,4‐トリアゾール、クロロ炭酸フェニル、トルイジン誘導体などの製品の世界的な製造供給メーカーに数えられるようになっている。

 同社はドイツのレバークーゼンとドルマーゲンに最先端の製造施設を持つ。この欧州最大級の化学工業団地という立地が可能にする、製造から廃棄までの一貫した機能性と、信頼性の高い供給網・廃棄物処理インフラを利用できることは、同社の集約型生産ネットワークとともに、大きな利点となっている。これにより、顧客は柔軟性と信頼性の高い確実な調達などのメリットを得ることができる。

 また、プラントと作業環境における最高レベルの安全性、高い環境基準、持続可能な資源の利用は、欧州中心地での化学品製造に不可欠な要件で、このことは規制当局だけでなく、一般の人たちにも認識されているという。

 同社はプロセス開発だけでなく、製品の規制当局への登録や、書類作成のサポートなどを含む包括的なサービスも提供している。これらの実績により、受託製造パートナーとして、幅広い産業でさまざまな規模の企業の注目を集めている。

 今後、ファイケミカル分野や農業分野では需要増が見込まれており、それに対応するため、同社はパイロット施設の製造能力を拡大した。

ランクセス クロム化学品事業を中国・兄弟科技に売却

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2019年8月23日

 ランクセスはクロム化学品事業を中国の皮革用化学品メーカーの兄弟科技に売却すると発表した。8月12日付で売却に関する合意書に調印した。事業譲渡は関係各国の独占禁止法規制当局の承認を経て、今年末までに完了する予定。

 クロム化学品事業は、ランクセスの皮革用化学品(LEA)ビジネスユニットに属し、年間売上高は約1億ユーロを達成している。

 南アフリカにある2拠点で製品を製造しており、2拠点のうちニューキャッスル拠点では、重クロム酸ナトリウムを製造し、その一部を同拠点でクロム酸に加工している。もう一方のメレバンク拠点では、世界中の皮革産業向けに、重クロム酸ナトリウムから皮革用クロム鞣(なめ)し剤を製造している。

 ニューキャッスル拠点の約220人の従業員は、事業譲渡の一環として兄弟科技に移籍する。また、メレバンク拠点では兄弟科技との契約に基づき、ランクセスが2024年まで引き続き皮革用クロム鞣し剤を製造する予定だ。

 ランクセスのマティアス・ツァハトCEOは「クロム化学品事業の再構築を着実に実施してきた結果、同事業は特殊化学品に注力するランクセスの戦略に適合しないものになった」と売却の理由を述べている。

ランクセスの4-6月期 売上高微減も純利益は3%増

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2019年8月21日

 ランクセスの2019年12月期第2四半期連結決算は、売上高が前年同期比1%減の18億1000万ユーロ、特別項目を除いたEBITDAは同1%減の2億8600万ユーロ、純利益は同3%増の1億ユーロとなった。

 自動車産業の需要低迷の影響により、エンジニアリングマテリアルズとスペシャリティアディティブス部門の販売量が減少。加えて、クロム鉱石事業の低迷も業績に影響を与えた。しかし、安定的な事業ポートフォリオと為替の好影響、特に米ドル高によってほぼ相殺することができた。

 第2四半期累計では、売上高が同微減の36億3200万ユーロ、特別項目を除いたEBITDAは同微増の5億6100万ユーロ、純利益は同3%増の1億8400万ユーロとなった。

 アドバンスト中間体部門は、売上高が同3%増の5億6100万ユーロ、特別項目を除いたEBITDAは同10%増の1億700万ユーロ。アドバンスト工業化学品(AII)ビジネスユニットと、サルティゴ(SGO)ビジネスユニットが好調だった。為替の好影響も業績に寄与した。

 スペシャリティアディティブス部門は、売上高が前年同期並みの5億600万ユーロ、特別項目を除いたEBITDAは同2%減の8900万ユーロ。ラインケミー(RCH)ビジネスユニットの需要低迷により販売量が減少したが、為替の好影響と販売価格の引き上げにより相殺された。

 パフォーマンスケミカルズ部門は、売上高が前年同期並みの3億5600万ユーロ、特別項目を除いたEBITDAは、同3%増の6000万ユーロ。水処理製品と物質保護製品関連事業の堅調さ、為替の好影響が皮革用化学品(LEA)ビジネスユニットのクロム鉱石事業の低迷を相殺した。

 エンジニアリングマテリアルズ部門は、売上高が同9%減の3億6500万ユーロ、特別項目を除いたEBITDAは同20%減の6500万ユーロ。自動車産業の需要低迷の影響を受け、為替の好影響でもこれを補うことができなかった。

 通期の業績予想は変更がなく、特別項目を除いたEBITDAは、10億ユーロ~10億5000万ユーロとなる見通し。第3四半期の業績は前年同期比でわずかに減速するものの、第4四半期にはやや回復すると見込んでいる。

ランクセス 国内の全3拠点でライトダウンを実施

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2019年7月26日

 ドイツの特殊化学品メーカーのランクセス日本法人は、クールアースデー(7月7日)と夏至の日(6月21日)に合わせ、国内全3拠点で「CO2削減/ライトダウンキャンペーン」などの取り組みを実施した。

 ライトダウンキャンペーンには、2014年から昨年までの5年間連続で参加しており、今年から環境省による取り組みが終了したため、自主的に実施した。

 ライトダウンキャンペーンでは東京・豊橋・姫路の3拠点で、夜8時から10時までの2時間、オフィス照明の一斉消灯を行った。この消灯による消費電力削減量は、1実施日当たり約39.01㎾hとなった。

 また、従業員やその家族にも自宅での消灯を呼び掛けた。さらに、今年は同キャンペーンに加え、6月を環境月間として環境保護に関する啓発活動を実施した。

 その1つが従業員向けの特別セミナーで、「ドイツ及び日本における持続可能な開発目標(SDGs)への取り組みとその違い」というテーマで、2カ国の環境対策や持続可能な社会への取り組みについて専門家を招いて解説するなど、従業員の環境保護への理解促進を図った。

 ランクセスは気候変動の潜在的な危険性を理解し、その課題解決に向けて取り組んでいる。2015年には、CO2e(二酸化炭素換算値)を2010年比で16.8%削減する目標を達成するとともに、2025年までにCO2eとVOCs(揮発性有機化合物)を、さらに25%削減するという新たな目標を自発的に設定している。

 同社では、生産設備の継続的なレビューの実施、先端的で気候変動に対応した技術の活用を通じて、これらの目標を達成していく方針だ。

 

ランクセス ブラジルで高性能プレポリマーの製造を開始

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2019年7月8日

 ドイツの特殊化学品メーカーのランクセスはこのほど、ブラジルのポルトフェリース拠点で高性能プレポリマーの製造を開始したと発表した。

ブラジルのウレタン製造拠点
ブラジルのウレタン製造拠点

 同社のウレタンシステムズ(URE)ビジネスユニットは、ブラジルと南米市場への取り組みに注力しており、これによりプレポリマーの製造能力の拡大を図るだけでなく、同拠点の最先端の研究室で用途開発と技術サービスを提供することになる。

 UREビジネスユニットは、キャストエラストマーと塗料、接着剤、シーラントの専門知識を持ち、世界のポリウレタン業界に製品を提供するシステムプロバイダー。ポートフォリオには、従来のウレタンプレポリマーと低遊離イソシアネートプレポリマー、特殊水系ポリウレタン分散剤(PUD)が含まれる。

 また、顧客のニーズを満たす完全なシステムを設計するため、キャストエラストマー向けの触媒と硬化剤、塗料、接着剤、シーラント向けの技術を提供している。

 特に溶媒フリー、モノマーフリープレポリマーシステム、使いやすいブロックド架橋剤に重点を置いており、ブラジルや米国、インド、中国、オーストラリア、イタリア、英国などの主要経済地域で、製造施設と用途開発センターを運営している。

ランクセス 独展示会にPA66代替品などを出展

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2019年7月4日

 ドイツの特殊化学品メーカーのランクセスはこのほど、ドイツ・ヴュルツブルクのマリエンベルク要塞で開催された「電気・電子用途のプラスチック会議」に出展した。

 今回展示したのは、ポリアミド66コンパウンドの経済的な代替品をはじめ、電気自動車のバッテリー・パワートレイン・充電インフラへの構造素材の適用、ハロゲンフリーで難燃性を備えたポリアミド、ポリブチレンテレフタレート(PBT)の製品群。さらに、コンポーネントの開発工程全体を通して顧客をサポートする、広範な電気・電子業界のニーズにカスタマイズしたサービスも紹介した。

 このうち、難燃性ポリアミド66コンパウンドの経済的な代替品は、ハロゲンフリーの難燃性ポリアミド6とPBT。原料不足は供給のボトルネックや大幅な値上げにつながることから、自動車業界や電子分野の多くのメーカーは、ポリアミド66コンパウンドの代替品を求めている。

 同社は多数のポリアミド6とPBTコンパウンドを揃えており、多くの場合、技術的に同等でコスト効率の優れた代替品として使用することができる。例えば、非強化のハロゲンフリー難燃性PBT「ポカンBFN2502」は、優れた耐トラッキング性と高い破断ひずみにより、コネクターに最適だ。

 また、電気自動車のバッテリー・パワートレイン・充電インフラに関しては、これらのコンポーネント向けに、ポリアミドとPBTコンパウンドをカスタマイズ。コスト削減や軽量化デザイン、機能性統合、難燃性能、熱伝導などで多大なメリットを提供する。

 可能な用途としては、モジュールカバー・カバープレート、高電圧コネクター、コントロールユニット向けの筐体部品、セルホルダー、メディアパイプが挙げられる。

 これらの素材の一例が、45%のガラス繊維で強化された高弾性のポリアミド6「デュレタンBKV45FN04」。同製品は、ハロゲンフリー・難燃性パッケージのため、UL94難燃性テストで最高となるV‐0(0.4mm片)の評価を受けている。

 

ランクセス 高性能プラスチックの開発スピード加速にAI導入

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2019年7月3日

 ドイツの特殊化学品メーカーのランクセスは、高性能プラスチックの開発スピードを加速するため、AI(人工知能)を導入する。顧客が求める高性能プラスチックの開発に一層の強化を図り、新素材の開発時間を大幅に短縮することを目指す。

 AI導入に当たっては、化学物質・素材AIプラットフォームを運営する、米国に拠点を置くAI企業のシトリン・インフォマティクス社と密接な協力体制を構築する。

 両社は、プラスチック製造でAI導入の可能性を評価する、パイロットプロジェクトに着手した。高性能プラスチックの強化材として、ランクセスが使用するガラス繊維の一層の最適化を図り、最終的には素材の性能を高める。

 今回のプロジェクトでは、ガラス繊維のサイジングが重要な役割を果たす。プラスチックの機械的性能を向上するために混入されるガラス繊維は、繊維と素材の隙間を埋めるサイジングに覆われている。これにより、ガラス繊維がプラスチック母材と一層強力に結合し、結果として高性能プラスチックに求められる性能を確保することができる。

 ガラス繊維のサイジングを最適化するプロセスは複雑で、時間と労力を要するが、AIを活用することで、素材開発の際に最適な配合を導き出す時間を、半分以下に短縮することを目指す。

 従来の製品開発では、ガラス繊維のサイジングの複雑な配合と多数の変数の解析には、広範囲にわたるテストが必要とされ、さらに、テスト結果を予想することも困難だった。

 AIアルゴリズムはテスト構成とパラメーターを改善するために予想モデルを計算する。個々のテストからの計測結果に基づき、これらのモデルを向上し、それによって最適化された配合を提案する。この手順により、従来の方法に比べ、製品開発スピードを大幅に加速させることになる。

 同社によると「高性能プラスチック開発のパイロットプロジェクトは、ランクセスのAIへの取り組みのスタートにすぎない」という。同社は2017年に「デジタル化」への取り組みに着手し、専門家からなる部門を設立した。この取り組みでは、デジタルビジネスモデルの開発、バリューチェーンにわたる新技術の導入、ビッグデータの開発と活用、従業員にデジタルの専門知識を広めることが重要な要素になる。