[三菱ケミカル・人事](10月1日)▽退任(理事役)嘱託戸村操一▽高機能成形材料部門機能成形複合材本部機能成形材事業部長新美正▽プロダクト・スチュワードシップ推進部長内田康一
三菱ケミカル 人事(10月1日)
2019年8月27日
2019年8月27日
2019年8月27日
2019年8月22日
三菱ケミカルは21日、PMMAレジン「アクリペット」とアクリルシート「アクリライト」の国内価格を、10月出荷分から20%値上げすると発表した。
PMMAレジン・アクリルシートの原料であるMMAモノマーの需給バランスは、昨年までのタイトバランスからウェルバランスへと好転し安定的な供給が可能な状況となっている。
一方、両製品の需要は世界的に堅調に推移しており、市場は拡大基調が続いている。国内では慢性的な人手不足により、物流費用の高騰だけでなく、工場のメンテナンス費用など他の項目においても様々なコストが上昇している。
同社は、合理化によるコスト吸収を進めてきたが、足下ではそれを上回る費用の増加が発生している。こうした中、同社は顧客への製品の安定供給体制の維持を万全とするため、今回の国内価格の改定を決定した。
2019年8月9日
2019年8月9日
2019年8月1日
三菱ケミカルは31日、フェノール関連製品を8月19日出荷分から値上げすると発表した。
改定幅は、キュメン、アセトン、メチルイソブチルケトン(MIBK)、ダイアセトンアルコール(DAA)、ビスフェノールA(BPA)、αメチルスチレンが5円/kg、フェノールが10円/kgとなっている。
これらの製品に関しては、人手不足を背景に物流費が大幅に高騰しているほか、修繕費用などの諸経費も上昇しており、事業の採算を圧迫している。
同社は、製造コストの削減や販管費の圧縮などの徹底したコストダウンに取り組んできたが、自助努力ではコスト上昇分を吸収することは困難な状況となっており、安定的な製品供給のため、今回の価格改定が必要と判断した。
2019年7月30日
2019年7月18日
三菱ケミカルは17日、同社が所有するバイオマス原料由来の脂肪族ジオールおよび誘導品に関する物質特許が米国で成立したと発表した。
今回の特許(米国特許第10,287,393号)は、同製品の製造販売など事業を行う上で必要な基本特許となる。なお、脂肪族ジオールとしては、例えば、ブタンジオール、ポリエーテルグリコールなどが挙げられ、誘導品としては、テトラヒドロフランなどの環状化合物などが一例として挙げられる。
同社は、今回の特許以外にもバイオマス原料由来の製品に関する特許を多数保有。これらの特許を活用して、外部との協業やライセンス供与を積極的に推進させることで、自社事業の拡大だけではなく、積極的にバイオマス原料由来の製品の普及と市場のさらなる拡大を促進し、持続可能な新炭素社会の維持に貢献していく考えだ。
2019年7月12日
三菱ケミカルは11日、炭素繊維複合材料のSMCの製造設備を、同社が44%出資するCPCSRL社(イタリア・モデナ市)の隣接地に新設すると発表した。稼働開始は来年9月を予定している。
三菱ケミカルが開発したSMCは、炭素繊維強化プラスチック(CFRP)の中間基材の一種で、長さ数cmにカットされた炭素繊維を樹脂中に分散させたシート状の材料。
プレス成形により2~5分程度の短時間で部材に加工可能であることに加え、連続した炭素繊維に樹脂を含浸させた中間基材のプリプレグに比べ、複雑な形状の部材を成形できるという特長がある。
同社は愛知事業所(愛知県豊橋市)でSMCを製造し、国内では自動車のドアインナー・ラゲッジインナーやバックドアの構造材などに採用されている。
一方、欧州ではCPC社を通じて、CFRPを主構造材としたモビリティ分野の開拓を行ってきた。現在、欧州の高級車メーカーを中心に、複数社から材料認定の取得を受けるべくSMCの開発を進めており、今後もその採用が増えていくことが期待されている。
三菱ケミカルとしては、こうした旺盛な需要に応えるため、伝統的に最先端のエンジニアリング力を持ち、欧州の自動車関連の顧客へのアクセスにも優れ、経験豊富な人材を多数輩出しているモデナ市に生産設備を新設し、生産能力を増強することにした。これにより、SMCのさらなる拡販をグローバルに進める。
同社は今後も、日・米・欧にある炭素繊維の生産拠点と、設計提案力に裏打ちされたCPC社の高い成形加工能力、欧米を中心に高いプレゼンスを誇る三菱ケミカルアドバンスドマテリアル社のマーケティング力、セールスネットワークを融合させ、技術革新の著しいモビリティ分野に対して最適なソリューションをタイムリーに提供するため、積極的に事業を展開していく。
2019年6月28日