【40周年突破記念・国際化特集】昭和電工代表取締役社長  森川宏平氏

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2019年4月1日

 新中計1年目に変化を示し、個性派企業へ歩みを進める

 ━米中貿易摩擦の動きをどう見ますか。

 化学産業にとって中国の影響はますます大きくなっています。需要面では化学製品を多く消費する中間層が拡大し、購買力が高まっています。

森川社長01 供給面では、一昨年から政府が強化した環境規制により、環境への配慮に乏しい工場は操業停止に追い込まれ、市況がタイトになりました。

 昨年前半まで需要・供給両面の動きから、世界の企業業績に良い影響を及ぼしていましたが、状況に変化が表れています。その要因は中間層の伸びの鈍化、米中の貿易摩擦などが考えられますが、はっきりとは分かりません。

 ━新年特集でのインタビューの際、景気動向について「遠くに黒い雲が見え始めた」との発言がありました。現在は。

 世界経済の先行きが不透明であることは変わらず、黒い雲は

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昭和電工 命名権取得の「昭和電工ドーム大分」で除幕式を開催

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2019年3月5日

 昭和電工は、ネーミングライツ(命名権)取得した大分スポーツ公園内の総合競技場「昭和電工ドーム大分」で、同施設をホームグラウンドとするJ1の大分トリニータのホーム開幕戦が行われた3月2日に除幕式を開催した。

 同社は3月1日から5年間、大分スポーツ公園内の7施設のネーミングライツを取得し、各施設に同社名を付与する。命名権料の一部は、地域貢献・スポーツ振興事業(パートナーシップ事業)に充当され、同県のスポーツ振興への寄与と地域社会の活性化に役立てられる。

 同社グループは、全てのステークホルダーに貢献する「社会貢献企業」の実現を目指し、CSR(企業の社会的責任)を果たすべくさまざまな取り組みを進めてきた。今後も、工場見学会の開催や地域の学校のインターンシップ生の受け入れなどを通じ、地域社会との対話を進めていく。

 なお、ネーミングライツの対象施設は、①総合競技場「昭和電工ドーム大分」(英文表記:SHOWA DENKO DOME OITA)②テニスコート「昭和電工テニスコート」③サブ競技場「昭和電工グラウンド」④サッカー・ラグビー場「昭和電工サッカー・ラグビー場」⑤野球場「昭和電工スタジアム」⑥投てき場「昭和電工フィールド」⑦武道スポーツセンター「昭和電工武道スポーツセンター」の7つ。

昭和電工 グリシンの値上げで原材料などの高騰に対応

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2019年3月4日

 昭和電工は1日、アミノ酸の一種で主に食品添加物として使われるグリシンの価格を3月18日納入分から値上げすると発表した。改定幅は30円以上/kg。

 グリシンは、さわやかな甘みがあり、主に食品の日持ち向上、うまみの増進や苦みの抑制のために幅広く使われている。昨今の原材料、諸資材や物流諸費用の高騰に加え、安定生産のための設備維持の更新や品質管理のための費用増加により、自助努力の対応のみでは製品価格やサービスの水準を維持するのは困難な状況にある。同社は、今後も同製品の安定供給を維持していくため、価格改定を決定した。

 

昭和電工 人事(3月15日)

2019年2月22日

[昭和電工・人事](3月15日)▽退職(理事役財務・経理部長)中野知久(3月16日)▽昭光通商理事経理部長就任予定中野知久▽財務・経理部長、執行役員最高財務責任者(CFO)情報システム部管掌竹内元浩。

 

昭和電工 次世代記録技術対応のHDメディアの出荷を開始

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2019年2月22日

 昭和電工は21日、ハードディスクドライブ(HDD)の次世代記録技術であるマイクロ波アシスト磁気記録(MAMR)に対応した3.5インチの次世代HDメディアを開発し、今年中に発売を開始すると発表した。

  同製品は、同社の新技術で開発したアルミ基板製の、1枚当たり2テラバイト(TB)の高容量をもつメディア。従来型磁気記録(CMR)方式では第10世代となる。1TBは1000ギガバイト(GB)。ちなみに同社では、3.5インチHDの容量を、160GBが第1世代、1TBが第6世代、1.5~1.8TBが第9世代などと区分している。

 同製品はこのたび、東芝デバイス&ストレージが、2019年度中にサンプル出荷を開始するニアライン向けHDDに採用された。次世代記録技術MAMRを使用したHDDは、業界最大記憶容量(2019年2月11日現在)の18TBを実現したもの。

 クラウドサービスの普及や動画コンテンツ、画像共有サイトなどの急拡大により、データを保管するデータセンターではより大容量のHDDが求められている。

 〝ベスト・イン・クラス〟をモットーに、同社は今後もMAMR、熱アシスト磁気記録(HAMR)などの、新世代記録技術に対応した世界最高クラスの製品をいち早く市場に投入していく。世界最大のメディア専業メーカーとして、HDDのさらなる高容量化を図る。

 

昭和電工 新中計スタートで長期的な成長目指す

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2019年2月18日

 昭和電工は、今年度から新中期経営計画「The TOP 2021」(2019~2021年度)がスタート。前中計で高めた「稼ぐ力」を基盤に、新中計では長期的な事業成長へと大きく舵を切る方針だ。前中計では石油化学と無機セグメントが市況高騰を背景に想定以上の収益を稼いだことに加え、他の3セグメント(化学品、エレクトロニクス、アルミニウム)も計画通り収益力がアップするなど、大幅に最終年度の目標を上回る着地となった。

 14日の決算会見において森川宏平社長は「2018年度の業績は、利益項目全て2年連続で過去最高益を更新した。今年度は経営環境が厳しくなると想定されるが、

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昭和電工の2018年12月期 営業利益2.3倍に

2019年2月15日

 昭和電工は14日、2018年12月期連結決算を発表した。売上高は前年比27%増の9921億円、営業利益は同132%増の1800億円、経常利益は同180%増の1788億円、純利益は同198%増の1115億円となった。

 同日開催された決算会見におて、竹内元浩執行役員CFOは「無機セグメントは黒鉛電極のSGL社統合効果と市況上昇で大幅な増益となった。利益項目は2年連続で

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昭和電工 人事(2月16日)

2019年2月7日

[昭和電工・人事](2月16日)▽台湾昭和化学品製造股份有限公司総経理山崎俊明▽川崎事業所製造部ファインガス製品課長酒井 雄二。

昭和電工 人事(1月16日)

2019年1月24日

[昭和電工・人事](1月16日)▽石油化学事業部企画統括部長橋田裕一▽デバイスソリューション事業部企画統括部長日高斉。

昭和電工 3.5インチハードディスクを業界最大記録容量HDDに採用

2019年1月22日

 昭和電工は21日、3.5インチハードディスク(HD)が、業界最大の記録容量である16TBハードディスクドライブ(HDD)に採用されたと発表した。

 同製品は、東芝デバイス&ストレージのCMR方式(従来型磁気記録方式)で業界最大記録容量である16TBを実現したニアライン向けHDDMG08」に採用されたもので、同社が世界に先駆けて2005年に生産・販売を開始した垂直磁気記録方式の3.5インチHDは第9世代となる製品。

 クラウドサービスの普及や動画コンテンツの増加などにより、データを保管するデータセンターではより大容量のHDDが求められている。同社は、HDDの記録容量を左右するキーパーツであるメディアで、これまで世界最高クラスの製品をいち早く市場に投入してきた。

 同社は世界最大のメディア専業メーカーとして、今後も〝ベスト・イン・クラス〟をモットーに、HDDの高容量化に貢献していく。