ドイツの化学・消費財メーカー、ヘンケルの日本法人ヘンケルジャパンのオートモーティブOEM事業部はこのほど、スズキから発売された新型「スイフト」に、乗り心地と車室内の静粛性を向上させる、独自開発の画期的な高減衰構造用接着剤「TEROSON(テロソン)HDSA」が採用されたと発表した。
「テロソンHDSA」は、
2024年4月17日
2023年9月14日
2023年6月5日
2023年4月13日
2022年7月21日
2022年5月24日
三菱ケミカルホールディングスグループは23日、バイオエンプラ「DURABIO(デュラビオ)」について、スズキの「S‐CROSS」のフロントグリルに採用されたと発表した。「S‐CROSS」は昨年12月に販売を開始。なお、「デュラビオ」 がスズキの自動車の外装部品に採用されたのはこれが初となる。
「デュラビオ」は、再生可能な植物由来原料であるイソソルバイドを使用したバイオエンプラで、耐衝撃性、耐候性、耐熱性などの点で、一般的なエンプラよりも優れた性能を有している。また、発色性が良く、着色剤を配合するだけで、光沢のある高度な意匠性を実現する。さらに表面
2022年4月4日
今秋に提供開始、インフラ整備し電動バイク普及
ENEOSホールディングス(ENEOS)と国内二輪メーカーの本田技研工業(ホンダ)、カワサキモータース、スズキ、ヤマハ発動機は、電動バイク向け共通仕様バッテリーのシェアリングサービス提供と、そのインフラ整備を目的とする新会社「Gachaco(ガチャコ)」を4月1日に設立した。出資比率は、ENEOS51%、ホンダ34%、カワサキモータース、スズキ、ヤマハ発動機の各社はそれぞれ5%。
5社は先月30日にオンライン説明会を開催した。ガチャコの渡辺一成CEO(ENEOS未来事業推進部から出向)は、「当社は低炭素・循環型社会に貢献するために、充電時間の不便を解消し、これまで以上の
2020年2月19日
ドイツの化学・消費財メーカーであるヘンケルの日本法人ヘンケルジャパンは、オートモーティブOEM事業部が展開する画期的な高減衰フォーム「TEROSON HDF(テロソン・ハイダンピングフォーム)」が、スズキから発売された新型「ハスラー」に採用されたと発表した。同製品の軽自動車量産ラインへの採用は初めて。
HDFは、車体構造体の伝搬振動を効果的に減衰させることで車室内のノイズ低減を実現する同社開発の新素材。こもり音・雨音・ロードノイズなどのノイズは、ルーフなどの構造体を振動させながら車室内に伝搬される。そのため、振動する構造体と静止している構造体の間に制振材を挟むことで、素材内部のせん断応力を熱エネルギーに変換し振動を抑えている。
HDFはこの応力の熱エネルギーへの変換が非常に効率的であるため、一般的な制振材と比較して優れた振動減衰性能を発揮。また、自動車の通常の使用環境温度でその振動減衰性能を常に発揮できるという、他の制振材と異なる優れた特長を併せ持つ。
今回、スズキの新型ハスラーの量産ラインでは、ルーフ制振材として採用された。車体溶接工程ではルーフ用ビームに自動塗布機により塗布され、車体塗装工程内の電着乾燥時の熱により硬化・発泡を伴い接着する。ルーフとビームの間で発泡接着したHDFの制振効果により車室内で発生するこもり音や雨音、ロードノイズなどを効果的に低減できる。
通常、ルーフとルーフ内部のビームはマスチック接着剤で接着されるが、このマスチック接着剤にはルーフの振動を抑える効果はあるものの、必要に応じてアスファルトゴムなどの制振パッドの併用を伴う。HDFは従来のそれら2つの材料を併用した場合と同等以上の優れた制振性能を1つの材料で発揮する。
HDFは生産ライン内での完全自動塗布が可能なため、工程の簡略化を実現するだけでなく、振動が伝搬しやすい薄引き鋼板や軽い金属への構造材の変更が可能となり、軽量化による燃費向上にも貢献する。
さらに、特定周波数域に絞ったカスタマイズも可能であり、カスタマイズすることで特定の周波数帯を中心に振動減衰性を効率化できる。新型ハスラーでは、人が聴き取れる周波数帯20~1万5千Hzで最も効率的に振動を減衰させている。