旭化成 世界最大規模のアルカリ水電解システムを受注

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2018年8月20日

 旭化成と子会社の旭化成エンジニアリングは10日、東芝エネルギーシステムズから、1ユニットサイズでは世界最大となる大型アルカリ水電解システムを、「福島水素エネルギー研究フィールド」向けに受注したと発表した。同システムの最大水電解能力は10MW、最大水素製造量は毎時2000N㎥。

 福島水素エネルギー研究フィールドは、新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)と東芝エネルギーシステムズ、東北電力、岩谷産業が福島県浪江町に建設する、再生可能エネルギーを利用した世界最大級の1万kWの水素製造装置を備えた水素エネルギーシステム。

 旭化成は世界有数のシェアを持つ

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【2018年 夏季特集】 旭化成代表取締役社長  小堀秀毅氏

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2018年8月9日

海外依存は自然の流れ、各エリアの戦略・ガバナンスを強化

 ━ 世界情勢について。

 昨年までは世界各国において、政治の目まぐるしい変化はあったが、全体として世界協調的に緩やかな経済・景気の拡大という路線は変わらなかった。今年に入り、米国が利上げを行い、欧州でも同様な動きが出ており、少しずつ経済の風向きが変わる可能性がある。

 足元だけを見ると、緩やかな拡大基調という流れは変わっていないと見ているが、米中の貿易摩擦や新興国の通貨安などがどう動いていくかを、注視しなければならない。最も懸念していたのは為替だが、現状は想定より円安に振れており事業にとっては良い状態と言える。

 いずれにせよ、変化への対応力・適応力が求められ、そのためには変化へのアンテナをどう張るかが重要になる。マーケットの動きは現場が一番良く分かるのだから、現場が感じたものが速やかに経営上層部に入り、判断できるようにならなければならない。この現場力とスピードが大切だ。

 ━ 日本では石油業界において統合が進んでいる。化学メーカーのコンビナートの今後は。

 化学メーカーはいろいろな分野に事業が広がってきていることから、強いところをより強くするために

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