【PPE特集2】旭化成 アロイ技術活かし事業展開

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2019年5月31日

 電気自動車など成長市場を開拓

 旭化成は1979年から「ザイロン」のブランド名でポリフェニレンエーテル(PPE)を展開している。

井上部長本文用 当初は千葉工場で生産していたが、2002年にシンガポールにPPEプラントを建設したこともあり、11年に千葉工場での生産を終了した。現在はシンガポール工場で モノマーからポリマーまでの一貫生産を行い、世界の各拠点で、変性PPE(コンパウンド)にして顧客に供給している。

 変性PPEベースの生産能力は年産6万2千t。世界シェアの約20%を占める。同社の変性PPEの特長は、顧客の求める性能要求に応じて、多様なポリマーアロイを合成できること。特に同社のポリマーアロイは、

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