昭和電工 電子材料用高純度ガスを値上げ、コスト上昇に対応

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2021年11月19日

 昭和電工は18日、半導体などの電子材料用に使用される高純度ガス全般について、2022年1月1日納入分から値上げすると発表した。改定幅は「現行価格の20%以上」。

 旺盛な半導体需要を背景に、電子材料用高純度ガスの需要も引き続き拡大している。一方、輸送コストの大幅な上昇に加え、原燃料や副資材などの価格高騰などにより製造コストが増加している。

 同社は、これまで生産効率の向上や物流の合理化などによるコストダウンに努めてきたが、今後も製品の安定生産と安定供給を継続するためには、コスト上昇分の一部を製品価格に転嫁せざるを得ないと判断した。

昭和電工の1-9月期 市況改善や販売数量増で増収増益

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2021年11月11日

 昭和電工は10日、2021年12月期第3四半期(1-9月期)の連結決算を発表した。売上高は前年同期比65%増の1兆517億円、営業利益719億円(同993億円増)、経常利益233億円(同1226億円増)、純損失103億円(同560億円改善)となった。

 オンライン会見の中で竹内元浩代表取締役常務執行役員最高財務責任者(CFO)は、「昭光通商が連結対象外となった『その他セグメント』を除き、すべてのセグメントで増収増益となった。コロナ禍で落ち込んだ前年同期に比べ販売数量が回復し、さらに

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昭和電工 人事(11月1日)

2021年10月29日

[昭和電工・人事](11月1日)▽解兼モビリティ事業本部設置準備室長、昭和電工マテリアルズ常務執行役員モビリティ事業本部長森嶋浩之▽モビリティ事業本部設置準備室長、昭和電工マテリアルズ執行役員モビリティ事業本部副本部長石井義人。

昭和電工 酢酸および酢酸ビニルを値上げ、採算是正図る

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2021年10月19日

 昭和電工は18日、酢酸および酢酸ビニルの国内価格について、今月20日出荷分から値上げすると発表した。改定幅はいずれも「30円/kg」となっている。

 昨今、酢酸市況や国産ナフサ価格などの上昇から、酢酸および酢酸ビニルの事業は厳しい状況が続いている。こうした中、同社はこれまでも製造・物流の合理化を積み重ね、コストダウンによる採算の改善に努めてきたが、原燃料コストの上昇が継続しており、製品の安定供給体制を維持するためには、値上げせざるを得ないと判断した。

昭和電工 次亜塩素酸ソーダを値上げ、コスト上昇に対応

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2021年10月8日

 昭和電工は7日、次亜塩素酸ソーダについて、今月15日出荷分から値上げすると発表した。改定幅は「6円/kg以上」。

 次亜塩素酸ソーダを取り巻く事業環境は、原材料価格、電力コストの上昇に加え、安全・安定生産のための設備の維持・補修費の高騰を受け、厳しい状況が続いている。さらには、安定供給を維持するための輸送費の上昇も収益悪化の要因となっている。

 同社は、製造原価の低減、経費の削減や物流の効率化など、コスト削減に努めてきたが、安定生産と安定供給を維持するため、値上げせざるを得ないとの結論に達した。

昭和電工 人事(1日)

2021年10月1日

[昭和電工・人事](1日)▽産業ガス事業部産業ガス統括部長原田守▽カーボン事業部アジアビジネス統括部長島圖良和▽同事業部グローバル統括部長田中卓。

昭和電工 人事(10月1日)

2021年9月30日

[昭和電工・人事](10月1日)▽解兼グループCFO設置準備室長、常務執行役員最高財務責任者(CFO)財務・経理部、情報システム部管掌竹内元浩▽解兼グループCSO設置準備室長、常務執行役員最高戦略責任者(CSO)コーティング材料部、カーボン事業部、セラミックス事業部、横浜事業所、塩尻事業所、戦略企画部管掌髙橋秀仁▽グループCFO設置準備室長染宮秀樹▽グループCSO設置準備室長真岡朋光。

昭和電工、SiCエピの長期供給契約、東芝D&Sと締結

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2021年9月29日

 昭和電工は28日、高効率SiCパワー半導体デバイス事業をグローバルに展開している東芝デバイス&ストレージ(東芝D&S)との間で、パワー半導体向けSiCエピタキシャルウェハー(SiCエピウェハー)に関する、今後2年半(延長オプション付き)にわたる長期供給契約を締結したと発表した。

 東芝D&Sでは鉄道車両向けインバーターをはじめとする、多種にわたるSiCパワーデバイスを開発・事業化しており、同社のSiC SBD(ショットキーバリアダイオード)およびSiC MOSFET(モスフェット:金属酸化膜半導体電界効果トランジスタ)に昭和電工製SiCエピウェハーが採用されてきた。

 今回の長期供給契約の締結は、昭和電工製SiCエピウェハーの特性均一性、低欠陥密度などの優れた品質と、安定供給体制が評価されたもの。SiCエピウェハーの性能向上に向けた両社の技術的な協力関係を強化するものとなる。また、幅広いアプリケーション向けに先進的な開発を進める東芝D&Sの製品に搭載されることで昭和電工のSiCエピウェハー事業の一層の拡大が期待される。

 昭和電工グループは、世界最大(同社推定)のSiCエピウェハー外販メーカーとして、〝ベスト・イン・クラス〟をモットーに、急拡大する市場に高性能で高い信頼性の製品を供給し、電力損失や熱の発生が少なく、省エネルギーなSiCパワー半導体の普及に貢献していく。

 

昭和電工 髙橋新社長「人材育成に注力し、人材輩出企業に」

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2021年9月27日

 昭和電工は22日、2022年1月4日付で新社長に髙橋秀仁代表取締役常務執行役員が就任すると発表した。

 同日に開催されたオンライン記者会見の中で、森川宏平社長は「2023年1月の法人格統合に向け、長期ビジョンで示した施策は順調に進んでおり、統合スケジュールは加速している。来年1月から人事制度も前倒しで一本化することから、このタイミングで社長を交代し、髙橋氏が両社(昭和電工と昭和電工マテリアルズ)の社長を兼務することがベストだと判断した」と述べた。そして「髙橋氏は、スピード感を伴った実行力、

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昭和電工 新社長に髙橋秀仁常務が就任、SDMC社長も兼務

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2021年9月24日

 昭和電工は22日、2022年1月4日付で新社長に髙橋秀仁代表取締役常務執行役員が就任すると発表した。また髙橋常務は昭和電工マテリアルズ(SDMC)の社長も兼務する。それに伴い、森川宏平社長は昭和電工の代表取締役会長に、丸山寿社長はSDMCの代表取締役会長に就く。

髙橋秀仁 代表取締役常務執行役員

 髙橋氏は東京都出身で59歳。1986年に東京大学経済学部を卒業後、三菱銀行(現三菱UFJ銀行)に入行。その後、日本ゼネラルエレクトリックなど外資系企業を経て2015年に昭和電工に入社した。2017年に常務執行役員に就任。カーボン事業部長として黒鉛電極事業の立て直しを図り、最高戦略責任者(CSO)として旧日立化成の買収などに携わってきた。