三菱ケミカル バイオエンプラがトヨタ「MIRAI」に採用

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2021年9月29日

 三菱ケミカルは28日、バイオエンジニアリングプラスチック「DURABIO(デュラビオ)」が、トヨタ自動車の燃料電池自動車で、昨年12月から販売している新型「MIRAI(ミライ)」のリアヒーターコントロールパネルに採用されたと発表した。「デュラビオ」が「ミライ」に採用されたのは初となる。

「デュラビオ」が採用されたトヨタ「MIRAI」

 「デュラビオ」は、再生可能な植物由来原料イソソルバイドを使用したバイオエンプラ。耐衝撃性・耐候性・耐熱性などの点で一般的なエンプラよりも優れた物性をもつ。また、一般的なエンプラは、自動車のシートに含まれるアミンという物質により劣化(白濁など)することが知られているが、「デュラビオ」は耐アミン性にも優れているという特長もある。これらの特性を生かし、車載ディスプレイ前面板やフロントグリルなど自動車の内外装意匠部品への採用が進んでいる。

パネルに「デュラビオ」が採用

 「ミライ」は水素で発電した電気で走る燃料電池自動車であり、環境課題とエネルギー課題の解決に貢献する〝究極のエコカー〟と呼ばれる環境車。「デュラビオ」は、内装材として求められる耐衝撃性や耐薬品性といった物性に加え、植物由来原料の素材である点が、「ミライ」のコンセプトとも合致し、今回の採用に至った。

 三菱ケミカルでは、植物由来で環境負荷低減にも寄与できる「デュラビオ」の用途展開を通じて、環境にやさしいクルマづくりに貢献していく。

 

旭化成 人事(10月1日)

2021年9月29日

[旭化成・人事](10月1日)▽旭リサーチセンター、執行役員坂元誠▽財務部財務室長松本啓▽旭リサーチセンター本間克治▽品質保証部品質保証企画グループ長安田敏隆▽解兼同、同部長仲二見裕美▽同部製品安全グループ長小西栄信▽研究・開発本部技術政策室DX事業開発部長宇田川健【マーケティング&イノベーション本部】▽UVCプロジェクトマーケティング部長山中英武▽解兼同、同プロジェクト長中嶋健太【デジタル共創本部】▽CXテクノロジーセンター長、スマートファクトリー推進センター長原田典明【パフォーマンスプロダクツ事業本部】▽ポリマープロダクツ品質保証部長五味俊一▽パフォーマンスファブリック事業部ラムース営業部長山本剛三▽マーケティング総部野崎薫▽繊維技術開発総部繊維技術開発部長、ロイカ事業部ロイカ技術開発部長山本太郎【旭化成エレクトロニクス】▽品質保証センター品質統括部長木間秀明▽同センター長付大矢清和▽同センター製品保証部長小澤弘晃▽メテク丸山和男▽M&Sセンターソリューション開発第三部長笠松新▽同センター同部付金子強▽社長付高塚俊徳【旭化成ホームズ】▽施工本部物流部長橋徹▽購買・生産技術部付今井敏之【旭化成ファーマ】▽医薬生産センター名古屋医薬工場長松下典充▽同センター同工場付神谷潔【旭化成メディカル】▽血液浄化事業部事業企画部長大日方隆▽解兼同、執行役員兼同事業部長近藤修司【旭化成エンジニアリング】▽EICソリューション事業部生産情報技術部長渡部剛久▽同事業部同部付中本健二▽同事業部電計技術第一部長佐藤弘文▽同事業部同部付合田佳典。

 

JSR 組織改正(10月1日)

2021年9月29日

[JSR/組織改正](10月1日)▽電子材料事業部に国内営業部を新設し、同リソグラフィー材料部、同先端電子材料部、同プロセス材料部の国内営業機能とその組織を移管する。

 

ランクセス プラ・金属製の放熱性レーダーセンサー提案

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2021年9月28日

 ランクセスはこのほど、熱管理性能を備えたレーダーセンサーの新たなコンセプトを開発した。

 熱伝導性プラスチックと金属冷却素子の組み合わせで、組み立てが容易で素材選択の自由度が高い。次世代自動車の主要機能である運転支援システムは距離制御、車線変更監視、衝突回避、死角監視システムなどで構成される。レーダー波による車両周囲360度の監視には、レーダーセンサーは不可欠。センサーは防塵・防水の完全密閉システムであり、内部からの効果的な放熱が困難で、電子機器の性能とセンサーの耐久性を損なう恐れがある。

 同コンセプトは、フロントカバー(レドーム)、レーダー吸収体、アンテナと、冷却素子を一体化したバックカバーなどで構成。主にポリ塩化ビフェニル製だが、高いレーダー波透過性が必要なレドームには、低誘電率(Dk)・低損失係数(Df)のポリブチレンテレフタレート(PBT)「ポカン」が適する。

 バックカバーは、ポリアミド(PA)6と金属冷却素子の、プラスチック金属ハイブリッドだ。射出成形により、補強リブや冷却リブ、コネクタ用スロット、さらに歪みのないケーブル取り付けなどが一体化。電子部品が発生する熱は、金属冷却素子の表面に薄く形成されたプラスチックを通じてアセンブリ全体から効率的に放散され、その効果は熱伝導性PA6「デュレタンBTC」で確認済みだ。

 また金属製冷却素子は、レーダーセンサー内の電子機器を電磁放射から保護する。個々の部品はスナップフィットとホットリベット、2成分射出成形のOリングとシールリップで組み立てるため、ネジを使用する従来法に比べて安価で時間も短縮され、部品を溶接する必要がないため、異種のコンパウンドも使用できる。同社は、「HiAnt」ブランドの下、材料やアプリケーション、プロセスの技術開発のノウハウを結集し、コンセプト設計、材料最適化、機械的・レオロジー的シミュレーション、コンポーネントテスト、生産立ち上げなど、あらゆる開発段階でパートナーをサポートしている。

 

出光興産 シェル美術賞2021、対象作家4人を決定

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2021年9月28日

 出光興産はこのほど、「シェル美術賞 アーティスト・セレクション(SAS)2021」の出展作家4人を決定したと発表した。

 SASは、シェル美術賞を受賞または入選した作家を継続的に支援することを目的とした企画展。10回目となる今回は、シェル美術賞の審査員が過去の受賞・入賞作家の中から、シュ・ニン(許寧)氏、高松明日香氏、坪井康宏氏、町田帆実氏の4人を選出。各氏の新作・近作を「シェル美術賞展2021」(国立新美術館 展示室1B:12月8~20日)の会場内に展示する。

 同社は今後も、次世代を担う若手作家の継続的な支援に取り組んでいく。

タカラバイオ 下水中のコロナ検出、PCRキットを発売

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2021年9月28日

 タカラバイオはこのほど、下水に含まれる新型コロナウイルス遺伝子を高感度かつ迅速に検出可能なPCRキットの受注を開始した。

下水中の新型コロナウイルス遺伝子をに検出できるPCRキット
下水中の新型コロナウイルス遺伝子をに検出できるPCRキット

 多くの感染者の糞便中には、ウイルスが存在する可能性が報告されており、下水中に排出されたコロナウイルス遺伝子を定期的にモニタリング調査することで、対象施設あるいは地域の感染症の流行状況などを把握する下水疫学に関わる研究が進められている。

 同製品は、下水からのコロナウイルス遺伝子検出に必要なPCR試薬(PCR酵素液、プライマー・プローブ、陽性コントロールなど)が含まれたオールインワンキットで、煩雑な準備作業の省力化に貢献する。

 プライマー・プローブには、「下水中の新型コロナウイルス遺伝子検出マニュアル」の記載に準拠した配列を使用し、従来の検出法を簡便に実施できる検査キットとして製品化。下水中のコロナウイルスに加え、ウイルスの濃縮から検出までの操作を確認するためのプロセスコントロールの検出にも対応する。

 同製品では、ワンステップRT-PCR法の採用により、下水中の低濃度のコロナウイルスを高感度に検出できる。また、従来はRT-qPCR反応に3時間以上を要したが、同社の高速PCR技術の採用により、同製品では最短で約50分へ大幅に短縮された。

 なお、同製品は、山梨大学大学院総合研究部附属国際流域環境研究センターの原本英司教授との共同研究を通じて製品化した。同製品により下水中のコロナウイルス遺伝子検出の迅速・効率化を実現することで、コロナウイルス感染の疫学調査・研究に役立つことが期待される。

丸紅と商船三井 メタノール燃料船建造で露社などと協業

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2021年9月28日

 丸紅と商船三井はこのほど、ロシア連邦極東・北極圏発展省、ロシア開発対外経済銀行、対外貿易銀行、およびESNグループと、メタノールと低硫黄重油の2元燃料に対応可能なメタノール輸送船の建造・運航・活用の共同検討に関する覚書を締結したと発表した。

 ESNグループがロシア連邦アムール州で天然ガスを原料として生産を計画するメタノールの海上輸送に対して、同メタノールを船用燃料としても使用できるようにすることにより、従来の船舶燃料に比べて、海上輸送する際の大気汚染物質の排出量を削減(SOxで最大99%、PMで最大95%、NOxで最大80%、CO2で最大15%)できる環境負荷の低い船舶を投入することを目指す。

 メタノールは常温常圧で液体のため、海上輸送コストが低く、陸上では液体用の一般的なタンクをそのまま供給拠点として活用できる利点もある。将来的に、東アジア地域でのメタノールの一般船舶燃料としての利用が増えてくれば、ESNグループが生産し輸出するメタノールが有力な域内供給源となる可能性もあると見ており、メタノール燃料供給事業への展開も検討していく。

 丸紅と商船三井は、海上輸送に関連する環境負荷のさらなる低減を目指して、国内外の顧客やパートナーとの協業、また、関係政府機関の協力を得ながら推進していく。

帝人 バイオミメティクス製品を展開、生物模倣で開発

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2021年9月28日

 帝人グループは、生物の優れた構造や機能を模倣することで開発に至った高機能な製品を展開している。

 イネの葉をヒントに開発した撥水ファブリック「ミノテック」は、日本古来の雨具「蓑(みの)」からアイデアを得た製品。イネの葉には表面張力を低減する微細な凹凸が無数にあるため、水滴を葉の軸方向に速やかに流れ落とす。

 「ミノテック」は、イネの葉と同様の凸構造を配した「マイクロガーター構造」で撥水メカニズムを再現し、緩い傾斜で水滴を滑らせる。レインウエアなどと異なり、柔らかい風合いをもつことからファッション素材として幅広く採用されている。

 一方、ヤモリの手のひらをヒントに開発した、生活アシスト手袋「ナノぴた」は、指紋消失による指先の摩擦力消失などのがん薬物療法による副作用に対応した製品。「ナノぴた」の手のひら側には直径700㎚ポリエステルナノファイバー「ナノフロント」を使用しており、高い摩擦抵抗力により高いグリップ力を実現している。「ナノフロント」の表面構造は、ニホンヤモリやユリクビナガハムシなどの接着力の高い生物の脚先の構造と類似していることが確認されている。