BASF GMの「サプライヤー・オブ・ザ・イヤー」に

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2019年6月18日

 ドイツの大手化学メーカーBASFはこのほど、ゼネラルモーターズ社(GM)の「2018年サプライヤー・オブ・ザ・イヤー」に選ばれた。

 同賞は品質・サービス・イノベーション・価格の基準を満たし、優れたパフォーマンスを達成したサプライヤーに贈られるもので、BASFが受賞するのは2002年以降、今回が14回目。

 自動車用部品とサプライチェーン、物流、カスタマーケア、アフターセールス、間接的サービスの分野で、GMに製品やサービスを提供している企業の中から、受賞者が選ばれる。

 BASFは幅広いカラーソリューション、最新の塗装プロセス、エンジニアリングプラスチック、ポリウレタンテクノロジーにより、GMの生産性と環境パフォーマンスの向上に貢献していることが評価された。

 授賞式は5月15日、ミシガン州デトロイトで開催されている。

JXTGエネルギー 福島で開催のジャパンウォークに参画

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2019年6月18日

 JXTGエネルギーは、22日に開催される東京2020オリンピック・パラリンピック応援イベント「ジャパンウォーク in FUKUSHIMA2019夏」に参画する。

 「ジャパンウォーク」はオリンピック・ムーブメントとパラリンピック・ムーブメントの推進、「共生社会」の実現を目的に企画・実施され、8回目となる今回は福島市で開催する。

 オリンピアンの大山加奈さん(バレーボール)、松田丈志さん(競泳)、パラリンピアンである花岡伸和さん(車いすマラソン)、増子恵美さん(車いすバスケットボール)の4人が参加するウォーキングに加え、「記念撮影会」「アスリート・トークショー」「パラリンピックスポーツ体験会」など、ウォーキング後にもトップアスリートと触れ合えるプログラムを用意している。

 同社はウォーキング会場となる福島あづま総合運動公園内に「ENEOSブース」を出展し、写真撮影用の表彰台や野球トリックアート、さまざまな撮影用グッズを準備し、エネゴリくんと一緒に撮影できるフォトコーナーを設置する。さらに、立ち寄った人にオリジナルグッズをプレゼントする。

 同社は東京2020ゴールドパートナー(石油・ガス・水素・電気供給)として、「ENERGY for ALL」を合言葉に、すべての人に「熱いエネルギー」を届けるさまざまな活動を展開し、東京2020大会の成功に貢献していく。

三菱ケミカル 記録メディア事業を台湾企業に売却

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2019年6月18日

 三菱ケミカルはこのほど、記録メディア事業から撤退することを明らかにした。三菱ケミカルホールディングスグループの中期経営計画「APTSIS 20」を推進する中、同関連事業を台湾のCMCマグネティクス(台北市)に売却することで、ポートフォリオマネジメントの強化を図る。

 今回両社は、三菱ケミカルの連結子会社である三菱ケミカルメディア(MCM)傘下にある、バーベイタムグループがグローバル展開する光ディスク、USBフラッシュメモリーなどの記録メディア事業と、LED電球などその他事業、MCMが保有するこれら事業に関する資産を売却することで合意した。売却額は日本円で30億円強になる見込み。

 CMC社は、1978年の創業から記録メディア事業を手掛ける光ディスク世界最大手。三菱ケミカルとは長期にわたって光ディスクなどの技術供与や製造受委託などを通じて、強固なパートナーシップを構築し現在に至っている。

 今回の合意により、CMC社は自社が保有する製造技術に加え、三菱ケミカルグループが培ったグローバルな販売ネットワーク、技術などを引き継ぐことで、記録メディア事業をさらに強化していく考えだ。

三菱ケミカル CFRPがホンダ車用ルーフ基材に採用

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2019年6月18日

 三菱ケミカルは17日、炭素繊維強化プラスチック(CFRP)が、八千代工業(埼玉県狭山市)が開発・製造・販売する「CFRP ROOF」に採用されたと発表した。

三菱ケミカルのプリプレグ
三菱ケミカルのプリプレグ

 採用されたのは、ホンダの軽スポーツカー「S660」のルーフ用プリプレグ。CFRP部材の量産成形技術であるPCM工法向けに使う、樹脂を含浸させたシート状の炭素繊維中間基材で、プレス機による圧縮成形により、140℃・5分の硬化時間で自動車向け部材を量産できる材料だ。

 純正の幌タイプのルーフに比べ、約22%の軽量化を実現し、車体の低重心化に寄与するだけではなく、カーボンの織物仕様を施した意匠性にも優れている点が評価された。 

採用された八千代工業の「CFRP ROOF」(画像提供:八千代工業)
採用された八千代工業の「CFRP ROOF」(画像提供:八千代工業)

 昨今の自動車市場では、電動化やCO2排出規制の強化などを背景に車体の軽量化に対する関心が高まってきている。こうしたニーズに対し、三菱ケミカルは、今後も炭素繊維・CFRPをはじめとする最先端素材の研究・開発を加速させ、技術革新の著しいモビリティ分野に対して最適なソリューションを提供するとともに、積極的に事業を展開していく考えだ。

積水化学 米CFRP企業を買収、航空機分野に本格参入

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2019年6月18日

 積水化学工業は17日、米国ファンドのリバティー・ホール・キャピタル・パートナーズなどが保有する、AIMエアロスペース・コーポレーションと、その子会社6社の株式譲渡契約を14日に締結したと発表した。

 同買収にかかる費用は5億1000万米ドル(約561億円)、株式譲渡は今年後半の見込み。髙下貞二社長は「当社にとって

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SABIC 廃棄PETから再生した高付加価値PBT樹脂を発表

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2019年6月17日

 石油化学大手のサウジ基礎産業公社(SABIC)はこのほど、リサイクルPETから再生したポリブチレンテレフタレート(PBT)樹脂「LNPエルクリンiQ」を発表した。

 主に使い捨て水ボトルのPETを再生し、より特性を強化して、耐久性が求められる用途に適した高付加価値PBT樹脂を上市することで、さらなるリサイクル樹脂の需要を喚起する。

 「LNPエルクリンiQ」コンパウンドとブレンド製品は、同社の独自技術によって再生したiQPBT樹脂をベースにしている。

 この技術は、PETボトルやその他のPET廃棄物を前駆体化学物質に解重合し、さらにそれらを精製して新しいPBT樹脂を製造する化学プロセスを使用することで、 メカニカルリサイクルの限界を克服した。また、この技術は高い生産効率に寄与する優れた流動性、耐薬品性、着色性、難燃性といった性能を提供する。

 「LNPエルクリンiQ」樹脂は、バージンPBTと他の従来のPBT樹脂を直接置き換えられるため、顧客は現在使用しているPBT樹脂を同樹脂に変更するだけで、自社製品をより環境に優しい持続可能な製品にすることができる。

 また、PBTの製造に使用されていたバージン原料を使用しないことで、材料製造時の消費エネルギーとカーボンフットプリントを、それぞれ最大61%と49%削減したことがライフサイクルアセスメント調査(査読付き)で示されている。

 ちなみに、同樹脂は、1Kg当たり最大67本の使用済みPETボトル(500ml)を再利用している。高い耐久性と優れた外観が求められる家電製品、自動車用コネクター、医療機器の外装などで需要が見込まれており、こうした用途に採用されることで、これまで使い捨てられていたPET樹脂の使用期間を延長させ、材料が廃棄されるまでの期間を延ばすことに貢献する。

 なお、ガラス強化・ミネラル強化グレード、非ハロゲン難燃性や耐UV性の配合など、顧客の要望に応じた製品が取り揃えられている。またいくつかのグレードは、米国FDAの食品接触材規則に適合する可能性もあるという。

 

 

旭化成建材 「住宅温熱性能と居住者意識」の関係を調査

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2019年6月17日

 旭化成建材の快適空間研究所はこのほど、首都大学東京の建築学域・須永研究室と共同で行った「住宅の温熱性能と居住者の意識」に関する調査結果をまとめた。

 昨年12月の調査では、温熱性能が高い住まいに暮らす人のほうが、「快適な住環境で暮らすこと」「心身ともに健康でいられる生活をすること」「光熱費などの生活費を節約すること」を大切に考えている傾向があり、男性よりも女性ほうが、その傾向が顕著であるという結果を得た。

 同研究所は、できるだけ冷暖房設備に頼らない「あたたかい空間」での〝心と体と懐があたたかくなるいきいきとした暮らし〟を「あたたかい暮らし」と定め、その空間の普及のために情報発信と啓発活動を続けている。

 今回、その活動の一環として、住まいの温熱環境の実態と、居住者の温熱環境に関する意識・行動、ライフスタイルや価値観を調査。東京都・神奈川県・埼玉県・千葉県の戸建て住宅居住者(20~70代)を対象にWEBアンケート調査を実施した。

 295名からの回答を集計し、住まいの温熱性能は、実際の住宅全体の断熱性能と高い相関がある窓ガラスの種類で分類した。温熱性能「低」はシングルガラス、「中」はペアガラス、「高」はLow‐Eペアガラスまたはトリプルガラスと回答した住宅。

 今回の調査では、「温熱性能が高い住まいに暮らす人」ほど、前述の3項目での意識が高く、特に女性にその傾向が強いことが分かった。また、健康につながる定期健診や、食事をしっかり管理している傾向も見られた。

 同研究所ではこの結果から、「温熱性能が高い住まいに暮らす人」ほど、「あたたかい暮らし」の実現のために、「自分や家族の日々の暮らしをマネジメントして暮らしているのではないか」と分析している。

 近年、住宅業界では高断熱住宅が注目され、快適性のみならず、居住者の健康への影響などに多くの関心が集まっている。同研究所では今後、さらに、住まいの温熱性能の違いが居住者の暮らし(心と体と懐)にどのような影響を与えるのかなど、居住者にとっての生活価値に焦点をあてて調査研究を深掘りしていく考えだ。また、その成果を幅広く情報発信していくことで、住宅の高断熱化を促進していく。

 

日本触媒 フィルム光源開発で有機EL討論会の「業績賞」受賞

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2019年6月17日

 日本触媒は14日、大気安定な逆構造有機EL素子の開発について、有機EL討論会より「第12回業績賞」を受賞したと発表した。同賞は、有機ELに関連する科学技術の発展への顕著な功績に対して贈られる。

 同社は、フレキシブル有機ELの長年の課題であった、大気中の酸素や水分による素子の劣化を克服。具体的には、水・酸素に安定な材料の開発と素子構成の反転により、長時間安定駆動可能なフレキシブル有機ELの実現に成功したことが高く評価され、受賞となった。

 水・酸素に強い当該有機ELは、保護・バリア層を簡略化できるため、デバイスを紙よりも薄くすることが可能。同社ではその薄さを大きな強みと捉え、開発品名「iOLEDフィルム光源」として上市に向けた検討を進めている。

 同開発品は、0.07mmという業界最高クラスの薄さを実現し、フレキシビリティに優れ、さまざまな曲面に沿う特徴がある。例えば、肌に直接貼る、棒状のものに巻きつけるなど、これまで適用の難しかった場所・場面での活用が可能だ。

 同社は、このフレキシブル有機ELデバイスの技術をもって、フィルム光源の新たな価値・市場を創出していくとともに、今後も独創的で優れた技術を開発・企業化し、グループ企業理念「TechnoAmenity~私たちはテクノロジーをもって人と社会に豊かさと快適さを提供します」を実現していく考えだ。

 

JXTGエネルギー 日米拠点のベンチャーキャピタルファンドに出資

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2019年6月17日

 JXTGエネルギーは14日、米国シリコンバレーと東京に拠点を構えるDNXベンチャーズ(DNX)が組成する、3号ファンドへの出資を決定し、同日契約を締結したと発表した。DNXはアーリ―ステージのBtoBスタートアップ企業へ投資するベンチャーキャピタル。

 JXTGエネルギーは今回の出資により、DNXが誇る米国のトレンドに関する情報収集力と、スタートアップ企業と出資企業との協業に関する豊富な経験・ノウハウを活用し、国内事業でのデジタルイノベーションを加速させ、新規事業の早期創出を目指す。

 スタートアップが成長・拡大し、上場に至るまでに大きく4つの段階があるが、アーリ―ステージはその2段階目に当たる。ユーザーは付いてきており、メンバーもそろいつつあるものの、収益が安定していない状態を指す。

 DNXはデジタル技術革新を通した、新たな製品・サービスが次々に生み出されるシリコンバレーのIT企業を中心に、日米合わせて80社以上のBtoBスタートアップ企業への投資や、スタートアップ企業と出資企業のオープンイノベーションを積極的に推進している。

 JXTGエネルギーはこれまで、環境エネルギー投資が組成するEEI4号イノベーション&インパクト投資事業(昨年11月)、スパークス・グループが組成する未来創生2号投資事業(同12月)の2つのベンチャーキャピタルファンドに出資している。

 同社グループの長期ビジョンでは、2040年のありたい姿として「事業構造の変革による価値創造」を掲げており、今後も国内外のスタートアップ企業との連携を図りながら、革新的な事業を創出・実行していく。

宇部興産 CPLの6月の価格は前月比270ドル安

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2019年6月17日

 宇部興産は、ナイロン原料であるカプロラクタム(CPL)について、6月の韓国・台湾大手向け契約価格を前月比270ドル安の1520ドル/tで決着した。5月以降、米中貿易摩擦の影響により川下需要が停滞していることから、6月の契約価格は大幅下落となった。

 ベンゼンとのスプレッドは、

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