積水化学 大型高排水システムに大口径サイズを追加

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2019年4月15日

 積水化学工業の環境・ライフラインカンパニーは12日、「大型高排水システム」に、新たに口径125サイズ(直径140mm)を追加し、15日から発売すると発表した。

高排水システム75サイズ施工物件(タフグレー色)
高排水システム75サイズ施工物件(タフグレー色)

 同システムの特長は、サイフォン現象を連続的に発生させることで、排水能力が向上すること。これにより、同社従来品と比べ半分の口径の竪といにサイズダウンが可能となる。

 竪といをサイズダウンすることで、建物の外観をすっきりさせることができる上、配管材料の軽量化にもつながる。

 また、通常はグレー色が多い雨水排水管をカラー色にすることで、建物の意匠性が向上。施工性も良くなり、現場保管や運搬時のスペース削減にも貢献する。さらに、使用材料の減少による材料費削減と、施工性向上による工事費削減を実現する。

 業界初の大型建物用雨といを活用した同システムは、工場や倉庫・店舗などに使われる大型建物用軒といと「カラーパイプ(竪とい)」、サイフォン現象を連続発生させる専用部材の組み合わせにより、集中豪雨などに対応する高い排水能力を実現した。

 大型建物用軒といに「超芯(Vシリーズ・Pシリーズ)」と「特殊耐酸被覆鋼板(エスロコイル)」、専用部材には「高排水ドレン」「高排水エルボ」「高排水伸縮ソケット」を使用する。

 昨年1月に75サイズ(直径89mm)を発売した。従来の同サイズと比べ、約4倍の排水能力が確保できることが市場から高く評価され、採用物件が急増している。

 しかしながら、75サイズでは対応できない排水性能を要求される引き合いも増えてきており、さらなる大口径化を検討。EC市場の拡大による大型物流施設の増加や、老朽・更新時期を迎えた工場、倉庫、駅舎などの改修に広く対応するため、特に要望の多かった125サイズを先行して発売した。

 7月には100サイズを発売し、ラインアップを拡充する。

セキスイハイム中部 愛知で「スマートハイムTB」を公開

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2019年4月12日

 積水化学工業のグループ会社であるセキスイハイム中部は、愛知郡東郷町で「スマートハイムTB」シリーズの機能を搭載した2棟のオープンハウスを4月26日から公開する。

 「スマートハイムTB」を搭載したA棟は、太陽光発電システム(PV)とトライブリッドパワコンを設置している。初期費用を抑え、将来のEV購入時にV2Hスタンドを増設できるモデル。

 「スマートハイム VtoHeimPlus TB」搭載のB棟は、PV・蓄電池・V2Hスタンド・トライブリッドパワコンを標準採用しており、入居時からEVと住宅の連携が可能。EVへの充電や、停電シミュレーションなどが体験できる。

 開館時間は午前10時から午後6時。毎週火曜と水曜が定休日(そのほか、同社定休日に準じる)。見学は予約制。

 セキスイハイムグループでは、2月23日にPVと蓄電池、EVが連携し、暮らしに合わせた電気の使い方を提案するV2H住宅の新機能「スマートハイムTB」シリーズを発売した。PVと蓄電池、EVを接続するV2Hスタンドの3機器を、1つのシステムとして連携できるトライブリッドパワコンを標準採用している。

 同社の販売エリア(愛知・岐阜・三重・石川・福井・富山)は、EVとプラグインハイブリッド車(PHEV)の保有台数、充電スタンドの設置数が多い地域。一方で、大都市部を除き、公共交通機関が整備されていない地域が多いにもかかわらず、ガソリンスタンドの減少率が高い地域もある。

 これらの地域の中でも、特に車が欠かせないエリアで、EVと連携する住宅のイメージを掴んでもらう体験型のオープンハウスを公開し、環境性・経済性・停電時の安心メリットを理解してもらうことで、需要の顕在化を図る。

クラレ 新小学1年生の「将来就きたい職業」調査を実施

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2019年4月11日

 クラレはこのほど、今春、小学1年生となる子どもとその親を対象にアンケートを実施し、「将来就きたい職業」「就かせたい職業」を調査した。

 その結果、子どもが将来就きたい職業の1位は、調査開始以来21年連続で男の子は「スポーツ選手」、女の子は「ケーキ屋・パン屋」だった。男の子の「スポーツ選手」では、サッカー選手が圧倒的な人気で、2位の「警察官」も3位以下を引き離し、「スポーツ選手」に迫る勢い。昆虫や恐竜など、今夢中になっているものを研究したいという子どもらしい知的好奇心から、「研究者」が過去最高の5位に入った。

 女の子の2位「芸能人・歌手・モデル」の内訳では、76.7%がアイドルと回答した。「アイスクリーム屋」が過去最高の6位に入り、1位「ケーキ屋・パン屋」と合わせ、スイーツへの関心は高まるばかり。12位「スポーツ選手」の内訳では、体操・新体操がスケートやサッカーを抜いて1位になった。

 調査は、同社の人工皮革「クラリーノ」製ランドセルの購入者を対象に実施。昨年5月から今年1月のインターネット回答分から、有効回答を抽出した。有効回答は子ども4000人(男女各2000人)、その親4000人だった。子どもの調査は1999年から今年まで通算21回目、親の調査は1992年から今年まで通算28回目となる。

昭和電工 AIを用いた特許読解支援システムを構築

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2019年4月11日

 昭和電工は10日、日本IBMと共同で、特許情報の効果的かつ効率的なスクリーニングを支援する「特許読解支援システム」を構築し、7月から昭和電工全社で運用を開始すると発表した。同システムの運用により、技術者の特許読解時間の大幅な削減を目指す。

 今回構築した「特許読解支援システム」は、文書情報を統合的・横断的に収集し、高度な分類・分析が可能なコグニティブ・テクノロジー「IBM Watson Explorer」を採用。同ツールが有するテキスト解析・探索機能、文書関連付け機能、特許に特化したアイデア抽出機能を利用することで、効率的な特許情報の読解を支援する。

 さらに昭和電工の技術領域である化学分野の特許文書の特徴に合わせた文書関連付け機能を付与することで、特許文書の可読性向上に特化したインターフェースを備えたシステムを構築した。同システムでは、難解かつ長大な文章で複雑な依存関係を持つ特許の請求項情報が構造化され、視覚的に示されるため、技術者は効率よく特許の内容を理解できる。

 昨年、昭和電工社内で実施したトライアルでは、同システムを使わずに読解した時に比べ、特許1件当たりの読解時間を約45%短縮できた。知的財産を企業競争力として最大限活用するには、創出された知的財産を権利化するだけではなく、テーマ探索から事業化までのすべての段階で、知的財産の状況を正しく把握することが重要。同システムを全社に導入し、研究効率の向上と他社権利侵害リスクの低減に繋げるとともに、知的財産業務をより戦略的に推進し、企業競争力強化に取り組む。

 昭和電工は今年度より開始した中期経営計画「The TOP 2021」の中で、グループ戦略を支える事業基盤の強化施策の1つとして、「AI/IoT活用の強化」を掲げている。これまでに培ったノウハウやプロセスの可視化・形式知化により開発を加速させ、企業価値向上に生かしていく考えだ。

三菱ケミカル スポーツ用の義足ブレードを開発、販売を開始

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2019年4月11日

 三菱ケミカルは10日、スポーツ用の義足ブレード「Griffon Beak(グリフォン・ビーク)」の販売を、同日から開始すると発表した。三菱ケミカルホーディングスグループのシンクタンクである地球快適化インスティテュートが、三菱ケミカルと産業技術総合研究所、東京大学と共同開発した。

 バイオメカニクスと計算工学に基づき、コンピューター上でアスリートの動作を再現できる「デジタルアスリート」を構築。さらに、2016年4月からスポンサーシップ契約を結んでいる、パラ陸上競技の前川楓(まえがわかえで)選手の協力を得て、走行データなどを組み合せることで、義足走者の速度を最大化する義足ブレードの形状を導き出した。

 従来品に比べ、踵部分が後方に突き出していることが特徴の1つで、これにより前方への推進力が高まることが期待できる。この形状が鳥のくちばし(=beak)に似ていることが製品名の由来となった。

 受付は三菱ケミカルのウェブサイトhttps://www.m-chemical.co.jp/products/product-site/index.htmlで行っている。販売価格は86万4000円(税込み)。

 三菱ケミカルホールディングスグループでは、この義足開発を通じて蓄積した技術を、義足走者だけでなく、健常者の歩行をサポートすることにも活用し、広く社会に貢献することを検討していく。

 

東洋紡 旧三重工場の火災事故で鎮火を確認、人的被害なし

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2019年4月10日

 東洋紡は9日、旧三重工場(現御幸毛織・トーヨーニット四日市工場)で火災事故が発生したと発表した。

 8日午後8時18分ごろ、三重県四日市市にある同社の旧三重工場から出火、9日午前6時47分ごろ鎮火を確認した。

 人的被害は確認されておらず、物的被害については、敷地内にある現在は使用していない建屋(約4300㎡)の大半が焼失したもようだ。

 同社によると、出火原因・製品出荷への影響・事業所外への影響は、現在調査中、業績への影響については、現時点では未定としている。

 

 

旭化成 触媒開発で文部科学大臣表彰科学技術賞を受賞

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2019年4月10日

 旭化成は9日、文部科学省が主催する科学技術分野の文部科学大臣表彰で、2019年度の「文部科学大臣表彰科学技術賞(開発部門)」を受賞したと発表した。

 受賞したのは、研究・開発本部化学・プロセス研究所長兼基盤マテリアル事業本部技術開発総部長の鈴木賢(すずき・けん)氏。「コアシェル型金‐酸化ニッケルナノ粒子触媒の開発」の業績が評価された。

鈴木氏
鈴木氏

 従来にないコアシェル型ナノ粒子構造の触媒開発は独創性が高く、ナノ構造制御により優れた実用的成果を得たもので、他の触媒技術への波及効果も大きいと期待されている。

 同開発では、優れた性能のコアシェル型金‐酸化ニッケルナノ粒子触媒を見いだし、メタクリル酸メチル(MMA)の製造プラントで、近年注目されている金ナノ粒子を触媒成分として用いた世界初となる化学品製造プロセスの実用化に成功した。

 触媒は人々の生活を支える上で非常に重要な役割を果たし、環境・資源・エネルギー問題に関係した課題の解決にも寄与する重要な物質。旭化成は、同開発がこれらの社会課題を解決する新しい触媒技術として、化学と化学産業の持続的発展に寄与すると考えており、今後も画期的な触媒・プロセスの開発を通じて社会に新たな価値を提供していく。

 なお、「文部科学大臣表彰」は、科学技術に関する研究開発や理解増進などで顕著な成果を収めた者を顕彰するもの。文部科学大臣は、科学技術に携わる者の意欲の向上を図り、日本の科学技術の水準向上に寄与することを目的に、科学技術賞(開発部門、研究部門、科学技術振興部門、技術部門、理解増進部門)、若手科学者賞、創意工夫功労者賞を授与している。

 

岩谷産業 米加州で4カ所の水素ステーションを運営開始

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2019年4月9日

 岩谷産業はこのほど、100%子会社で米国現地法人である米国岩谷会社が、カリフォルニア州でメッサー社が運営する水素ステーション4カ所を買収し、米国内では日系企業初となる水素ステーション運営を開始したと発表した。

 設置方式はいずれも「定置式オフサイト方式」で、うち3カ所がガソリンスタンドとの併設。4カ所合計で、1.18t/日の液化水素を供給できる。

 岩谷産業は、日本国内では水素のトップサプライヤーとして、現在国内23カ所の水素ステーションを運営。カリフォルニア州での運営参入を機に、米国での水素ステーション運営のノウハウも蓄積し日米での整備を進めていく。

 今後は、水素エネルギー社会実現のために必要とされているCO2フリー水素についても、北米での製造・供給体制の構築に向けた情報収集・調査・検討を加速していく考えだ。

 カリフォルニア州では、州政府や自動車メーカーによる燃料電池自動車(FCV)の普及が促進されている。FCV利用者は、燃料の水素が3年間は無料、フリーウェイ優先レーンが走行可能などの特典もあり、すでに5658台(2018年12月1日現在)のFCVが普及し、日本の約2倍となっている。

 ほかにも大型物流トラックのFC(燃料電池)化や、ロサンゼルス港での港湾車両をFC化する計画など、水素エネルギー利活用への取り組みが進行中で、今後の水素需要の伸長が見込まれている。

 一方で、同州の商用水素ステーションは39カ所と、日本の約3分の1にとどまっており、同時に水素ステーションへの水素の安定供給も課題となっている。

 岩谷産業は、引き続き、FCVの早期普及とユーザーの利便性向上に貢献するとともに、水素エネルギー社会の早期実現に向けて積極的に役割を果たしていく方針だ。

ADEKA 食品事業の新製品テーマと製品概要を発表

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2019年4月9日

 ADEKAはこのほど、食品事業「RISU BRAND」の2019年度の新製品テーマと製品概要を発表した。今年度新製品の共通テーマは「おいしいにプラス」。

 食品業界では、専門店の高級食パンや健康食品などの比較的高価格帯の商品が流行する反面、節約志向も根強く、消費の二極化が進行している。

 また、労働人口の減少や、食品ロスに対する意識の高まり、原材料費および物流費の上昇など、業界を取り巻く環境は厳しさを増しており、食品メーカーは、省力化や効率化、賞味期限の延長、コストダウンなど様々な課題に直面していると報じられている。

 新製品の共通テーマを「おいしいにプラス」とし、良質な原料を用いるとともに、取引先の課題解決や商品開発をサポートする機能をもつ製品9品種をラインアップ。製パン・製菓・洋菓子の各市場のほか、東京オリンピックを控え、拡大が予想される土産菓子市場に販売を促進していく。

 

東ソー グループ2社がインテルからPQS賞を受賞

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2019年4月9日

 東ソーグループのトーソーSMD(米国オハイオ州)とトーソー・クォーツ(米国オレゴン州)はこのほど、インテルが表彰する2018年PQS(プリファード・クオリティー・サプライヤー)賞の受賞企業に認められた。

 同賞は絶え間ない卓越性への追求と、確固としたプロフェッショナリズムを備えた事業活動を行う企業を表彰するもの。

 PQSの資格を満たすには、供給企業に1年を通じての実績が評価される総合的なレポートで、80%以上のスコアが求められる。また、要求水準の高い継続的な改善計画で80%以上を達成し、確固たる品質と事業遂行を提供することも求められている。

 トーソーSMDは半導体、ディスプレイ、太陽光発電、建材、産業用コーティング市場の製造業者に、薄膜材料とソリューションを提供するリーディングカンパニー。1975年からオハイオ州グローブ・シティに本社を置き、台湾・韓国・中国にも拠点をもって事業を展開している。

 トーソー・クォーツは半導体産業が集積回路(IC)製造に使用する、石英ガラス製品の製造に関する業界リーダーで、1970年からオレゴン州ポートランド、1993年から英国ダラム州で事業を展開している。

 インテルのジャッキー・スターム副社長兼グローバル・サプライ・マネジメント本部長は「PQS賞受賞のサプライヤーはインテルの成功にとって不可欠な存在」と述べている。