三井化学 ウェアラブルEXPOに出展し特別講演も実施

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2019年1月16日

 三井化学は、今月16~18日に東京ビッグサイト(西2ホール)で開催される「第5回ウェアラブルEXPO」に眼鏡レンズ材料などを出展する。

 同展示会は、最新のウェアラブル端末から、活用ソリューション、AR/VR技術、最新ウェアラブルデバイス開発のための部品・材料まで、ウェアラブルに関するあらゆるアイテムが一堂に会す展示会。

 同社は、ワンタッチで遠近を瞬時に切り替えられる次世代アイウェア「タッチフォーカス」のホワイトフレームを初公開するほか、眼鏡レンズ材料の「サンセンサーズ」「UV+420cut」「ネオコントラスト」、圧電ライン「ピエゾラ」、温度によって質感が変わり、特に体温付近で軟化する素材「アブソートマー」、光学接着剤原材料、光弾性ポリウレタンを紹介する。ブース番号はW14‐16。

 また、同展示会の2日目(17日)には、同社研究開発本部長の福田伸常務執行役員が「素材を創る三井化学だからこそ描ける未来がある」をテーマに、ウェアラブル素材開発などについて特別講演を行う。

 講演会場は、展示会場の東京ビッグサイトから徒歩七分程度にある東京ファッションタウンビル(TFTビル)の西館2階TFTホール。開催時間は12時35分~13時15分。入場は無料だが事前登録が必要となっている。

新日鉄住金グループ オートモーティブワールドに出展

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2019年1月11日

 新日鉄住金は、東京ビッグサイトで開催される「第11回 オートモーティブワールド」(16~18日)に初出展する。

 オートモーティブワールドは、EV・HEV駆動システム、自動運転、カーエレクトロニクス、コネクティッド・カー、軽量化、部品加工など、自動車業界における重要な6テーマの最先端の技術展で構成され、出展社が1100社を超える世界最大級の展示会。

 同社は、「EV・HEV駆動システム技術展」にて、「使命。クルマの未来を、デザインする。」をメインコンセプトに、素材としての鉄の提供にとどまらない、次世代自動車の開発そのものへの提案を展示する。

 具体的には、無限の可能性を秘めた未来の素材である「鉄」を極め、鉄を主体としたマルチマテリアル化を追求、更にそれを引き出す設計・加工をも進化させ続け、未来のクルマに求められる総合的なソリューションを提案する。

 今回、ブースではクルマの各部品カテゴリー向けに製品・ソリューションを紹介するとともに、それらを集約した次世代自動車の構造コンセプト〝NSafe‐AutoConcept〟を初出展。また、グループ会社の日鉄ケミカル&マテリアル、日鉄住金テックスエンジ、日鉄住金テクノロジーなども、技術・製品を共同出展しており、新日鐵住金グループ一体でのソリューションを提案する。

 

JSR 半導体材料と3D技術を「SEMICON」に出展 

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2018年12月14日

 JSRは12~14日に東京ビッグサイトで開催した「SEMICON Japan 2018」に、2つのブースを出展した。

JSRの半導体ブース
JSRの半導体ブース

 部品・材料ゾーンのブースでは、リソグラフィーや先端実装、CMPなど半導体製造の先端材料を紹介。リソグラフィー材料ではKrF、ArF、液浸露光用の高解像度フォトレジスト、高感度から超高解像度まで幅広い用途のg線、i線フォトレジストなどのパネル展示をした。

 近年、IoT化が進んだことで最先端のプロセス技術を必要としない半導体の需要が増加傾向にある。同社は微細化のドライバーとなるフロントエンドで高いシェアを保持しているが、リソグラフィー材料の豊富なラインアップを強みとして幅広いニーズに対応していく。

 洗浄剤など周辺材料についても、顧客ニーズへのきめ細かい対応が評価され採用が拡大。また、微細化の次世代技術として注目を集めるEUVリソグラフィーでは、EUVレジストにも注力。同社は量産体制を整備しており、2020年頃までの本格的な立ち上がりが期待されている。来場者はこれらの製品・技術について、担当者からの説明を熱心に聞き入っていた。

 SMART APPLICATIONS ZONEのブースでは、3D技術に関連する同社の材料や取り組みを紹介。グループ会社ディーメックが光造形3Dプリンタや材料(光

JSRの3Dブース
JSRの3Dブース

硬化性樹脂)などを手掛けてきたが、近年では高速3Dプリンタ技術を持つ米「カーボン社」への出資、医療3Dソフトウエア会社「レキシー」買収、バイオプリンティング技術を持つ加「アスペクト・バイオシステムズ」との提携をはじめ、3Dに関連する技術・材料が拡大している。

 分野としてはメディカルやナーシングに加え、パラアスリートのパフォーマンス向上などスポーツでの研究も推進。ブースではこれらの取り組みについて、パネルや3Dプリンタの制作物などを展示。来場者に情報を提供することで、外部との連携強化を図る。

 

 

帝人 ヘルスケアやモビリティで独自の方向性打ち出す

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2018年12月13日

 帝人は、ヘルスケアやモビリティなどで独自の方向性を打ち出す。ヘルスケアについては「ニュートラシューティカル」という造語により、新しいカテゴリーを設定。モビリティではヘルスケアや環境などの観点から「人が活きるモビリティ」とは何かを探り、その具体的な在り方として「ロースピードビークル」の取り組みを開始した。

 12、13日に東京・渋谷のヒカリエで開催の「THE NEXT 100 THINK HUMAN EXHIBITION」で紹介している。

プレゼンテーションを行う鈴木社長
プレゼンテーションを行う鈴木社長

 ニュートラシューティカルは明確な科学的根拠に基づき、健康の維持・増進や疾患予防に貢献するもののこと。展示会ではその例として、老化と寿命の制御に重要な役割をもつサーチュインというタンパク質を活性化させる、NMN(ニコチンアミド・モノヌクレオチド)の研究を紹介した。

 サーチュインを脳内だけで増えるように遺伝子操作したマウスを作って調べたところ、メスで16%、オスで9%、集団として寿命が延びることが確認された。人間もNMNを効率よく摂取すれば、寿命が延ばせる可能性がある。NMNは

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「高機能Week2018」開催 最新の樹脂やフィルムなどが一堂に

2018年12月12日

 「高機能プラスチック展」や「高機能フィルム展」など8つの専門展で構成した「高機能Week2018」が5~7日に千葉市の幕張メッセで開催され、国内外の化学メーカー880社が出展した。その中から11社の展示内容を紹介する。

三菱ケミカル

 三菱ケミカルは9月に国立科学博物館「未来技術遺産」に登録されたカーボンクラッドロール「カーボリーダー」を中心に、多様なカーボンロールを展示した。

三菱ケミカル カーボリーダーはサンレイ工業と共同で製造したもので、直径350mm×長さ9200mmの世界最長のフィルム製造用ロール。芯にピッチ系炭素繊維素材を使い、表面をメッキ加工している。

 軽量でロールの真円度・円筒度が高く、ロール自体の重さのバランスも高い精度で保たれていることから、ロールのたわみが少なく、振動が抑えられ、フィルムの品質向上・コスト低減に貢献する。

 未来技術遺産には通常、製造から10年以上経過したものが選出されるが、同製品は2012年の製造開始で、わずか6年で登録された。ブースでは顧客ニーズに応じたさまざまなカーボンロールが提供できる技術力をPRしていた。

信越化学

 信越化学工業はコーティン用シリコーンやシリコーンガム自己乳化剤、RTV(液状)シリコーンゴムの新製品など、シリコーン各製品を紹介した。

信越化学 コーティング用シリコーンについては、耐熱性や耐候性などシリコーンの持つ特性を他の樹脂に付与し、性能を向上させるコーティング剤の特性を解説した。

 シリコーンガム自己乳化剤「KM-9787」は、少量で効果を発揮し、水系・油系いずれにも添加可能。人工皮革や合成皮革に光沢性・滑り性・耐擦傷性を付与する。

 RTVシリコーンゴムの新製品は一液付加硬化型高強度弾性接着剤「KE-8100」とポリプロピレン(PP)接着用プライマー「プライマーPO-1/プライマーPO-4」。このうち、KE-8100は120℃×1時間の効果条件で、引張せん断接着強さ5.0MPaを実現した。接着体はアルミ・PBT・PPS。

旭化成

 旭化成は開発品の「ナノリーフ」「ケトノーブ」など、フィルター分野の製品を展示した。

旭化成 ナノリーフは植物由来のセルロースナノファイバー(CNF)だけで構成した、CNF不織布層を含む極薄設計が可能な多孔質シート。水蒸気を通すが空気を通さないという性質を持つ。熱膨張係数がアルミ・銅並みに低いため、熱の寸法安定性に優れている。

 空孔の中に樹脂を含侵させることで各種機能化を図ることもできる。機能性フィルターや低熱膨張率FRP基材、蓄電デバイス用セパレーターなどの用途が考えられている。

 一方、ケトノーブはポリケトン膜で、他素材膜に比べ高流量・高粘度体の濾過に適しているほか、無定形ゲルの捕捉性能にも優れている。また、カルボニル基の改質で粒子吸着性を向上させることができる。ケトノーブについては来場者の意見を聞き、用途展開を探っていた。

三井化学

 三井化学は次世代アイウエア「タッチフォーカス」をはじめ、機能性フィルム、エンプラ、無黄変ウレタンなど、広範な製品群を紹介した。三井化学

 このうち、エチレン-α-オレフィン共重合体「ルーカント」は、無色透明の粘稠性液体で、これまで潤滑油として販売してきたが、新たに添加剤としての用途を提案した。

 ポリアセタール(POM)・ポリアミド(PA)・ポリブチレンテレフタレート(PBT)などエンジニアリングプラスチック向けでは、低添加量で摩擦係数・摩耗量を低減できる。ポリエチレン(PE)・PPなどポリオレフィンに添加すると、フィルムの透明性を維持、トルクを低減し、押出量を増大することが可能だ。

 一方、不織布「シンテックスナノ」は、

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エコプロ2018 SGDsに向けた環境配慮製品など披露

2018年12月12日

 日本を代表する環境総合展示会「エコプロ2018」が、6~8日の3日間、東京ビッグサイトで開催された。20回目を迎えた今回は、〝SDGs時代の環境と社会、そして未来へ〟をテーマに、企業、自治体、NPO、大学など538社・団体が参加、16万2000人超の来場者で賑わった。

エコプロ2018会場 SDGs(Sustainable Development Goals)は、2015年に国連総会で採択。環境問題をはじめとして世界が直面する課題に対し、2030年までに達成すべき17の目標を設定した。この大テーマの解決に向け、各業界・業種が打ち出す取り組みに特色が見られた。

 食品業界は、容器の軽量化や、食品ロス低減を目的に個包装化、食べきりサイズへの少量化を進める。自動車メーカーは、塗装工程などを簡略化し、乾燥工程を減らすことでCO2排出削減を図る。玩具メーカーは、製造工程で出る不要部分を再利用したり、電動仕掛けを手動のおもちゃに改良する。資源回収についても、各業界で様々な取り組みが紹介されていた。そんな中、17の化学関連メーカー・工業会の出展をレポートした。

塩ビ工業・環境協会(VEC)

 塩ビ工業・環境協会(VEC)は、塩化ビニル樹脂 塩ビ工業・環境協会(PVC)の特性やリサイクル有用性をクイズ形式で紹介した。 

 パイプやホース、食品サンプルや浮き輪などを展示し、PVCへの理解を多角的に訴求していた。展示品のバッグを手にした来場者は、「こんなところにも!」と、PVCの用途の広さ驚いていた。

クラレ

 クラレは、「素材の力で食品ロスを削減」をテーマにした。世界で一年クラレ間に、食べられずに廃棄される食品は約13億/t。食品生産量の約3分の1に相当するという。

 この問題に貢献するため、食品の賞味・消費期限を延ばすガスバリア材「エバール」や、バイオマス由来のガスバリア材「プランティック」などを出展した。

 

◆コスモエネルギーホールディングス

 コスモエネルギーホールディングスは、「コスモ石油のエコは、私につながっている」をコンセプトに、石油が製品になるコスモホールディングスまでの過程を、原油、ナフサ、ガソリンなどの実物展示で紹介した。

 石油掘削時に発生する随伴ガスを地中に戻す「ゼロフレアリングプロジェクト」への取り組みなどを展示した。

JXTGエネルギー

 JXTGエネルギーは、来るべき水素社会をテーマにENEOSJXTGエネルギーブースを出展。水素ステーションのモックアップの前で熱心に説明を受ける学生らは、燃料電池車への水素補給時の安全性などを質問していた。

 JXTGホールディングスのグループ会社、JX石油開発やJX金属の環境保全活動もパネルで紹介した。

◆新日鐵住金グループ

 新日鐵住金グループは、鉄を「つくるからリサイクル」ま新日鉄住金グループでのライフサイクルを通して鉄の魅力を紹介した。

 身近にあり暮らしを支える鉄か使われているものを、大画面に映し出されるイラストから探したり、鉄のリサイクル率が№1であることなどを、わかりやすく解説していた。

◆星光PMC

 星光PMCは、セルロースナノファイバー(CNF)複合材「STAR星光PMCCEL」の製造プロセスなどを紹介。CNF強化樹脂を世界で初めて採用・商品化したランニングシューズの展示もあった。

 同シューズのミッドソール部材の一部に「STARCEL」を使用することで、55%の軽量化となり、強度を20%、耐久性を7%向上させた。

 

積水化学グループ

 積水化学グループは、「SEKISUIの歩み、それはSDGsそのもの」をテーマに、自然環境や社会環境の向上に貢献する、最新の製品・技術・コ積水化学グループンセプトを幅広く展示した。

 同社では、環境負荷を削減できる製品や事業を、独自の高い基準にしたがって「環境貢献製品」と定める取り組みを行っている。各種インフラシステム・素材から、軽量化に貢献する車載バッテリー周辺素材などを紹介した。

太平洋セメント

 太平洋セメントは、ゴミのリサイクルでセメントを作っているこ太平洋セメントとをPR。セメント製造時の1450℃という「高温焼成」工程を活用した、災害ゴミや産業廃棄物のリサイクル過程を紹介していた。

 セメント1t当たり、400kの廃棄物や副産物を活用しているとのこと。強化プラスチックと金属の複合素材の分離・リサイクル技術も解説していた。

 

帝人グループ

 帝人グループは、SDGs推進をPR。リサイクル素材でつくられ帝人グループたソーラーカーによる南極点到達プロジェクトへの支援活動、プラスチック海洋ごみ問題解決への取り組みなどを紹介した。

 ソーラーカー支援は、同社の創立百周年を記念したプロジェクトの一環。車体や構造材向けの素材を提供している。鉄の11倍の強度をもつ高機能ポリエチレンテープ「エンデュマックス」を使用したロープで、チェーン状に巻き付けられたタイヤが展示されていた。

寺岡精工

 寺岡精工は、ペットボトルの「ボトル to ボトル」循環型社会に貢献寺岡精工する、ペットボトル減容回収機「ボトル・スカッシュ」を展示した。

 500mlボトル換算で150本収納できる従来型に加え、容量を3割増やし200本収納できる中型機を初披露した。現在設置中のコンビニだけでなく、スーパーや商業施設への展開を図る。

東洋紡

 東洋紡は、「人にも地球にもやさしい技術『EE(イイ)。技術』」を東洋紡テーマに、海水淡水化膜「ホロセップ」、排ガス中の粉塵を除去するバグフィルター用繊維、植物由来素材を一部に使用する「バイオプラーナ」などを展示した。

 ブース担当者によれば、来場した小学生に一番人気は海水淡水化膜。また、開発中の100%バイオ樹脂の「PEFフィルム」は、数年後の商品化を目指したいとのことだった。

東レ

 東レは、「サステナビリティ・ビジョン」に基づき、同社グループの革新技術・素材を「気候変動対策」「持続可能な循環型の資源利用と生産」「安全な水・空気」「医療の充実と公衆衛生の普及促進」の4テーマで展示した。東レ

 炭素繊維複合材料を紹介する「気候変動対策」のコーナーでは、イプシロンロケットの模型が目を引いた。モーターケース部分に「トレカプリプレグ」が使用されているとのこと。

ニチバン

 ニチバンは、「みんなをつなぐセロニチバンテープ」をテーマに、70周年を迎えた主力製品「セロテープ」を前面に展示を行っていた。

 同製品の主原料は木材パルプや天然ゴムといった天然素材であることをPRした。また、使用済み巻き芯のリサイクル活動などを紹介した。回収した巻き芯はダンボールに再生し、その収益を活用しフィリピンでのマングローブ植樹などを行っている。

日本ゼオン

 日本ゼオンは、環境にやさしい発電デバイスの研究開発を目指す「プロジェクト・LNES(ルネス)」を出展した。日本ゼオン

 10cm角のソーラーカードで明かりを灯す展示を行った。デモンストレーションを行う、銀色に輝く大型キャンピングカーの内部は、夜の森を演出。ホタルのような静かなゆらぎで、やさしい光が点滅していた。

日本化学繊維協会

 日本化学繊維協会は、繊維メーカー各社の環境対策製品など日本化学繊維協会を展示。化学繊維は衣料・インテリア用途だけではなく、水や空気を浄化するフィルターや産業用途などもあることを紹介した。

 また、ケミカルリサイクルや再生ポリエステル繊維などでの循環型社会への貢献度を訴求していた。

発泡スチロール協会

 発泡スチロール協会は、発泡スチロールの省資源性、クッ発泡スチロール協会ション性、断熱性、リサイクル性を実験とクイズで紹介した。

 発泡スチロールを内張りした箱に、1mぐらいの高さから生卵を落とす実験では、来場者が割れない卵をいぶかしみ、「本当に生卵ですか」と、担当者に問う場面もあった。

三菱ケミカルホールディングス

 三菱ケミカルホールディングスは、同社グルー三菱ケミカルホールディングスプが提唱する「KAITEKI」をテーマに、三菱ケミカルからは環境負荷を低減する生分解性樹脂「BioPBS」、バイオエンプラ「DURABIO」や、車体軽量化で燃費向上に貢献する炭素繊維強化プラスチック(CFRP)、大陽日酸は、大気汚染に配慮した移動式水素ステーションをパネルなどで紹介した。

 

SEMI 過去最大規模の「セミコン・ジャパン」を開催 

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2018年12月12日

 マイクロ・ナノエレクトロニクス製造サプライチェーンの国際工業会であるSEMI(米カリフォルニア州)は、12~14日に東京・有明の東京ビッグサイトで、世界を代表するエレクトロニクス製造サプライチェーンの国際展示会「SEMICON Japan(セミコン・ジャパン)2018」を開催する。

 11日に開いた記者会見で、SEMIジャパンの浜島雅彦代表がハイライトを紹介した。最初にセミコン・ジャパン推進委員会の村田大介委員長(村田機械社長)があいさつを行い、「半導体は多様なアプリケーションにけん引されて、ここ数年、特に大きな伸びが見込まれている。また、半導体自体の進化・発展によって、そうしたアプリケーションが伸びるという相互作用が生じている。まさにセミコン・ジャパンはその相互作用を実感できる稀有な場」と述べた。

 テーマは昨年同様「マジックが起きる」。浜島代表は今回の特徴として、①半導体サプライチェーンの好況を背景に2013年以降最大規模での開催②スマート・アプリケーションにフォーカス③人材育成活動MIRAI GAKKOの継続とグローバルな活動との連動を挙げた。

 規模については1881小間での開催となり、300社以上が新製品を展示する。スマート・アプリケーションでは、87社231小間によるゾーンを設け、「スマート・トランスポーテーション」「スマート・マニュファクチャリング」「スマート・メドテック」「スマート・データ」「IoT」の5つのカテゴリーに分けて、最終製品に近い形での展示と講演を行う。

 人材育成に関しては、若手の技術者による発表と、SEMIがワールドワイドで開始するイメージ・キャンペーンと連動し、半導体産業の可能性と素晴らしさを共有する取り組みを行う。

 なお、これまでオープニングセレモニーはテープカットだったが、今回は最初にメディアアートを手掛けるライゾマティクスがパフォーマンスを実施。続いて世界トップクラスのAIベンチャー企業である、プリファード・ネットワークスの西川徹社長が講演を行う。浜島代表は今回の開催について、「SEMIは『コネクト・コラボレート・イノベート』のキーワードを基に、グローバルで活動を展開してきた。セミコン・ジャパンを、その集大成としたい」との抱負を述べた。

 

ランクセス 独バイオセキュリティ展で消毒剤など紹介

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2018年12月3日

 ドイツの特殊化学品メーカーであるランクセスはこのほど、ハノーバーで開催されたバイオセキュリティに関する世界有数の国際展示会「ユーロティア2018」に出展し、消毒剤「ビルコン」や重質洗浄剤「Biosolve」といった、世界的に実績と信頼のある製品を紹介した。

 広域スペクトル消毒剤「ビルコンS」は、業界と政府機関によって、動物疾病の予防・抑制に有効であると世界的に認められており、アフリカ豚コレラ(ASF)の病原体に対する防御としての使用にも推奨されている。有機汚染物質の存在下、4℃という低温環境条件で、希釈率800倍でASFウイルスに対する有効性が証明されている。

 また、高病原性鳥インフルエンザウイルスの多くの株を死滅させることを実証。米国で実施された試験で、200倍の実使用希釈率でも、鳥インフルエンザウイルスをわずか60秒以内で完全に不活性化した。

 一方、Biosolveについては、カナダのトップクラスの獣医養成機関の一つであるプリンス・エドワード島大学の保健管理部が、家畜所有者の平均的な洗浄時間を、水だけの場合と、水とBiosolveを使用した場合で比較する調査を行った。この結果、水とBiosolveを併用することで、洗浄時間が平均で40%短縮されることが明らかになった。

 同社は畜産業者に最も有効な衛生・消毒ソリューションを提供し、バイオセキュリティのベストプラクティスに関する助言とガイダンスを今後も提供していく。

旭化成 「高機能フィルム展」に不織布活用製品など出展

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2018年11月30日

 旭化成の繊維事業本部はこのほど、幕張メッセで来月5~7日に開催される「第9回高機能フィルム展」に出展(ブース番号:22―44)すると発表した。

 繊維事業本部では「ベンベルグ」「ベンリーゼ」「ラムース」など、ユニークな独自素材を幅広く提供している。今回は、同社独自の不織布素材を活用した高性能フィルターシステム「ユーテック」、ポリケトン微多孔膜「ケトノーブ」、セルロースナノファイバー(CNF)不織布シート「ナノリーフ」を展示する。

 ユーテックは同社独自の極細繊径MB不織布、柱状流不織布などを組み合わせた高性能フィルターシステム。油水・固液・気液分離を目的に、用途はセラミックコンデンサー、カラーレジストなどの電子材料製造プロセスや、石油化学・燃料・ファインケミカルの製造プロセスのほか、船舶ビルジ、自動車その他各種洗浄など多岐にわたる。

 今回の展示では微小ゲル除去、分級(流体中の粒子を粒径、粒子密度の違いにより、粒径別に分ける操作)、高粘度対応特性をもつマイクロフィルター「ユーテックナノ」に加えて、ロングセラー商品である油水分離フィルター「ユーテックFS」をデモ機とともに紹介する。

 ケトノーブはナノ繊維状の構造をもつ高空隙率の膜で、所定圧での透液量が多い高フラックスで、ゲル状物の捕捉性に優れる。ナノリーフは開発品の極薄で小孔径の多孔質CNF不織布層を含むシートで、高フラックスのフィルターとして設計可能であると同時に、シートを芯材として樹脂を含侵させると、極めて熱膨張率の低い複合フィルムになる特徴がある。

ULジャパン 「第7回高機能プラスチック展」に出展

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2018年11月28日

 米国の第3者安全科学機関であるULの日本法人ULジャパンは、12月5~7日に幕張メッセで開催される「第7回高機能プラスチック展」に出展する。今後のさらなる拡大が期待される高機能プラスチック市場に向けて、UL検証マークプログラムをはじめ、自動車用プラスチック材料など多岐にわたるサービスを紹介する。ブース内でセミナーも実施する。

 出展内容は「欧州・中国での自動車用プラスチックに関する試験・評価サービス」「UL94とUL746に基づく材料認証プログラム」「3Dプリンティング用プラスチックス材料の燃焼評価プログラム(ブルーカードプログラム)」「UL検証マークプログラム(Verified Mark Program)」「リチウムイオンバッテリー用セパレータ認証プログラム」「UL Prospector、UL Product iQ(プラスチック材料データベース)」「セーフティデータシート(SDS)作成・管理ツール」「ケムインフォマティクス・ツールキット(毒性予測シミュレーション)」。ブースでは、ULジャパンのエンジニアが対応する。

 ブース内セミナーは開催期間中、毎日開催する。午前11時から「プラスチック材料の燃焼性評価試験・UL 検証マークプログラム」、午後2時から「ULの自動車用機能性樹脂材料の試験・評価サービス・リチウムイオンバッテリー用セパレータ」、午後3時から「3Dプリンティング技術に対するサービス紹介」、午後四時から「モーター用途の電気絶縁システムの新たな短期評価プログラム(STTA)」。