JSR ライフサイエンス事業の統括機能を米国へ移管

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2019年3月15日

 JSRは14日、米国に今年1月1日付で設立したJSR Life Sciencesに、ライフサイエンス事業のグローバル統括機能を移管し、4月1日から実務を開始すると発表した。

 同社のライフサイエンス事業は、これまでM&Aや合併などにより、グループ企業をグローバルに拡大しながら事業を展開してきた。今後は、同事業の統括・管理機能を米国拠点に集中させ、医学生物学研究所、KBI Biopharma、Selexis SA、Crown Bioscience Internatなど関係するグループ企業の統括も含め、米国・欧州・アジア太平洋地域にわたる同事業全体を戦略的に取りまとめていく。これにより、各グループ企業が注力する分野の新たなシナジー創出も図る方針。

 なお、JSR Life Sciencesは、今年1月1日に設立したJSR100%子会社・JSR North America Holdingsの子会社の位置づけとなる。また、半導体材料の製造、販売を担うJSR Microも同持株会社の子会社となり、事業を継続する。

 JSRグループは、今後も新たな治療の開発プロセス全体にわたって、革新的かつ世界中の人々の健康にとって価値のある製品やサービス、技術を提供し、ライフサイエンス事業の拡大を進めていく考えだ。

 

JSR 新社長に川橋専務執行役員、6月18日付で就任

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2019年3月15日

 JSRは14日、川橋信夫取締役専務執行役員が6月18日付で代表取締役社長兼COO(最高執行責任者)に就任すると発表した。

 エリック ジョンソン常務執行役員が代表取締役CEO(最高経営責任者)に、小柴満信代表取締役社長が代表取締役会長に、川崎弘一代表取締役専務執行役員が取締役専務執行役員にそれぞれ就任する。

 同日開催の取締役会で代表取締役の異動を内定、6月18日開催される取締役会において正式決定される予定だ。

 今回、新たにCEOおよびCOOを新設。同社グループはその理由を、「今後も持続的に成長を続けていくためには、グローバルでの環境変化を踏まえたより広い視野からの経営、および地域や市場ごとに合わせた素早い業務執行が不可欠と認識し、この課題に対応するため」としている。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

旭化成 日米でLIB用セパレーターの生産設備を新設

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2019年3月15日

 旭化成は14日、リチウムイオン二次電池(LIB)用セパレーター「ハイポア」(湿式膜)と「セルガード」(乾式膜)の生産設備を新設すると発表した。

 投資額は約300億円。増強能力は「ハイポア」が年産約3億㎡、「セルガード」が同約1.5億㎡で合計同約4.5億㎡を見込み、2021年度上期の商業運転開始を予定している。

 同社グループは、LIB用セパレーターとして「ハイポア」と「セルガード」を展開しており、湿式膜と乾式膜の双方を手掛けるメーカーとして世界ナンバーワンのポジションを確立、積極的な事業拡大を図っている。

 現在、湿式膜の「ハイポア」は滋賀県守山市、宮崎県日向市と韓国に、乾式膜の「セルガード」は米国ノースカロライナ州にそれぞれ生産拠点がある。今回の増強は、守山市と米国で行う。

 いずれも既設敷地内に設備の新設を行うとともに、生産品目・製造ラインの統廃合など、既存生産設備の合理化と生産性向上を図り、生産体制をいっそう強化する。

 2018年度末時点の同社グループの生産能力は、湿式膜が年産約4.1億㎡、乾式膜が同約3.2億㎡の合計同約7.3億㎡。現在建設中の生産設備が完成する2020年度には、湿式膜が同約7億㎡、乾式膜が同約4億㎡、合計同約11億㎡となる。

 さらに今回の生産体制強化により、2021年度には湿式膜が同約10億㎡、乾式膜が同約5.5億㎡、合計同約15.5億㎡に拡大する。

 同社グループは、今後も需要動向を見極めつつ、2025年頃には、湿式膜・乾式膜合わせて同約30億㎡の生産体制を整え、顧客のニーズに応えていく方針だ。

日鉄ケミカル&マテリアル 人事(4月1日)

2019年3月14日

[日鉄ケミカル&マテリアル・人事](4月1日)▽人事部長菊本信治▽同部人事グループリーダー浅沼道雄▽経営企画部長前川晋▽同部ゼネラルマネジャー平戸靖浩▽知的財産部長小林朗▽プロセス技術部広畑勤務堀部和義▽コールケミカル事業部ガス部長大村晋▽化学品事業部副事業部長同事業部化学品第二部長兼務斉藤摂▽同事業部化学品第一部長兼務東京勤務、出向NSスチレンモノマー落合哲二▽機能材料事業部機能材料事業企画第一部長荒井昭平▽機能材料事業企画第二部長戸早孝之▽マイクロン事業部担当部長中村幸弘▽同事業部製造部長矢木克昌▽コンポジット事業部コンポジット部長杉山哲也▽同事業部担当部長樋田俊一▽総合研究所副所長同研究所研究企画部長兼務上村賢一▽同研究所基盤技術センター長木更津勤務清水健博▽同研究所回路基板材料センター長同勤務松下祐之▽同研究所プロセス開発センター長戸畑勤務吉田智昭▽同研究所同センター同勤務竹内玄樹▽九州製造所総務部長守田和彦▽広畑製造所長長嶋一郎▽出向西部タンカー東京勤務小早川俊雄。

ダイセル 組織改正(4月1日)

2019年3月14日

[ダイセル/組織改正](4月1日)▽新事業開発室製剤ソリューションズグループに「販売チーム」と「テクニカルマーケティングチーム」を新設する。

日本化学工業協会 「価値協創ガイダンス」に関する勉強会を開催

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2019年3月14日

 日本化学工業協会のSDGs部会は8日、都内において「価値協創ガイダンス」についての勉強会を開催し、関係者約90名が参加した。

 「価値協創ガイダンス」とは、企業と投資家を繋ぐ〝共通言語〟であり、経済産業省に設置された「持続的成長に向けた長期投資(ESG・無形資産投資)研究会」における検討に基づいて策定された。

 企業(企業経営者)にとっては、経営理念やビジネスモデル、戦略、ガバナンスなどを統合的に投資家に伝えるための手引となり、投資家にとっては、中長期的な観点から企業を評価し、投資判断やスチュワードシップ活動に役立てるための手引となる。

 経済産業省経済産業政策局産業資金課の中野真吾総括補佐が「企業と投資家の建設的な対話の促進に向けて」をテーマに講演。中野総括補佐は「日本政府はインベストメント・チェーン(投資の連鎖)にフォーカスし全体最適化を図っている」とし、ガイダンスの内容などについて説明した。

 ガイダンスには6つの要素として、①価値観②ビジネスモデル③持続可能性・成長性④戦略⑤成果と重要な成果指標⑥ガバナンスがある。

 中野総括補佐は、「重要なことは、

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旭化成 2019年キャンペーンモデルに17歳の谷口さんを起用

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2019年3月14日

 旭化成は13日、「2019年旭化成グループキャンペーンモデル」に、谷口桃香(たにぐち・ももか)さんを起用することを決定したと発表した。

 谷口さんは滋賀県出身の17歳。身長162㎝、バスト74.5㎝、ウエスト56㎝、ヒップ86㎝。特技はスケート、好きな食べ物はうどん、肉、ジンジャエール。

旭化成 キャンペーンガール
谷口桃香さん

 同社は1976年から毎年キャンペーンモデルを起用し、初代のアグネス・ラムさんをはじめ、松嶋菜々子さん、片瀬那奈さん、久慈暁子さんなどを輩出してきた。谷口さんは第44代となる。選考ではスタイルの良さはもとより、フレッシュな明るい笑顔で審査員を魅了した。まだ10代という将来性も高く評価された。

 今後は旭化成グループが手掛ける製品・サービスのプロモーション活動や、全国の拠点で開催される社内イベントへの参加、地域貢献活動など、社内外に向けたコミュニケーションの場を通じて、同社グループのイメージ向上につながる活動を行っていく。

日本触媒 組織改正(4月1日)

2019年3月13日

[日本触媒/組織改正](4月1日)▽開発部を事業部門管掌直轄とする▽健康・医療事業開発室に企画グループと中分子研究グループを新設する▽化粧品事業準備室を化粧品事業室に改称する▽IR」・広報部を総務人事本部に編入する▽経理部に経理グループと査業グループを新設する▽ERP推進プロジェクトを新設する▽AI導入推進チーム(吹田)を新設する▽本拠地表示変更 健康・医療事業開発室を吹田とする▽本拠地表示変更 エンジニアリング本部を大阪とする【姫路製造所】▽業務部を新設し、業務課を置く▽触媒製造部製造第一課第一係を廃止する。

 

日鉄ケミカル&マテリアル 組織改正(4月1日)

2019年3月13日

[日鉄ケミカル&マテリアル/組織改正](4月1日)①「化学品第二部」の新設とフェノール部の廃止▽化学品事業部に「化学品第二部」を新設するとともに、「化学品第二部」の下部組織として「BPAグループ」を新設、フェノール部のソウル支店を除く機能を同部へ移管し、フェノール部を廃止する②化学品部の「化学品第一部」への改称▽化学品事業部化学品部を「化学品第一部」へ改称する③化学品事業部フェノール部ソウル支店のエポキシ事業部事業企画部への移管▽化学品事業部フェノール部の廃止に伴い、その下部組織であるソウル支店を、エポキシ事業部事業企画部へ移管する。

三井化学 パリ・複合材料展で初のコンセプトカーを展示 

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2019年3月13日

 三井化学は、フランス・パリで14日まで開催中の世界最大規模の複合材料展「JECワールド2019」に出展しており、同社初となるコンセプトカーを展示している(展示ブース:ホール6、H52)。

 今回、グローバル開発支援を行う子会社・アークとのコラボレーションで、コンセプトカー〝hour‘s Pod〟を製作した。「洗練された素材の融合により、時空間の新しい価値を生み出す」「素材で移動環境をMAKEする」をコンセプトに、三井化学グループのさまざまな新素材・新技術を搭載し、素材の融合で実現する新しい移動環境・時空間の価値を提案する。コンセプトカーの骨格や床材には、「タフネックス」をテープやパイプ状に成形したものを搭載した。

 同製品は、炭素繊維とポリプロピレンによるUD材料で、軽量・低吸水・リサイクル性・高い加工性をもつ。ウインドウ表面には、曇りにくく汚れが付きにくい、UV(紫外線)硬化コート剤「ノストラ」を使用。シートやテーブルのクッション材には、新規イソシアネートを用いたポリウレタンエラストマー材料「フォルティモ」を採用し、高弾性・高耐熱性、無黄変性、耐久性を高めた。また、シートやテーブルの表層には、「フォルティモ」とリアルカーボンを組み合わせた複合材料を搭載。耐久性や耐衝撃性、高弾性などの特性を保ちつつ、柔らかで滑らかな心地良い手触りを実現した。