住友化学は27日、2022年3月期第2四半期(4-9月期)の連結業績(IFRS)を発表した。売上収益は前年同期比27%増の1兆3252億円、コア営業利益は同2.8倍の1489億円、営業利益は同2.9倍の1443億円、純利益は889億円(同911億円増)となった。
セグメント別に見ると、
2021年10月28日
2021年10月28日
2021年10月27日
積水化学工業はこのほど、米国で航空機向け炭素繊維強化プラスチック(CFRP)などを手掛ける連結子会社セキスイエアロスペースについて、上期(4-9月期)に特別損失495億円を計上すると発表した。コロナ影響の長期化を踏まえ、航空機産業における市況回復時期の見直しを行ったことによるもの。
これに合わせ、上期業績予想についても、売上高5479億円(前回予想比4億円減)、営業利益355億円(同38億円増)、経常利益409億円(同77億円増)、純損失39億円(同298億円減)に修正した。
高機能プラスチックスカンパニーの戦略3分野を中心とした高機能品拡販、全セグメントにおける売値改善、コスト削減などにより、営業利益・経常利益については前回発表予想を上回るものの、純利益は減損損失の計上により赤字となる見込み。なお、通期業績予想については、現在精査中とし、上期決算発表時に公表する。
2021年10月27日
2021年10月27日
2021年10月27日
2021年10月25日
2021年10月25日
2021年10月25日
2021年9月3日
ランクセスはこのほど、2021年第2四半期(4-6月期)の業績を発表した。売上高は前年同期比28%増の18億3000万ユーロ、特別項目を除いたEBITDAは24%増の2億8000万ユーロ、純利益は7億ユーロ減の1億ユーロだった。
これは前年同期にカレンタ社株式売却による純利益の大幅増があったため。販売量はパンデミック前のレベルに戻り、原材料価格の急激な上昇には販売価格の調整で対応できた。為替と輸送費とエネルギーコストの大幅増は利益に影響した。
一方エメラルド・カラマ・ケミカル社の買収は、コンシューマープロテクション分野のフレーバーや香料向け製品、食品・飲料と洗浄剤・化粧品向けの防腐剤製品など、新たな応用分野の開拓につながり、通期業績への寄与を見込んでいる。
部門別に見ると、アドバンスト中間体部門は増収減益。販売量増加と販売価格の引き上げによる増収の一方、エネルギーと輸送コストの上昇で減益となった。
スペシャリティアディティブス部門は増収増益。為替のマイナス影響はあったが、販売量の大幅増加と、原材料費上昇を反映した販売価格の引き上げが寄与した。
コンシューマープロテクション部門は増収減益。サルティゴの農薬事業と物質保護剤ビジネスユニットの消毒剤の好需要による販売量増加と、買収したINTACE社とテセオ社の事業が寄与したが、為替のマイナスとエネルギー・輸送コストの上昇が減益要因となった。
エンジニアリングマテリアルズ部門は増収増益。為替はマイナスに影響したものの、自動車産業向け販売量の大幅増加に加え、販売価格も上昇し増収に貢献した。輸送とエネルギーのコスト上昇や主要サプライヤーの一社が利用できなかった影響はあったが増益となった。
2021年度通期予想は、第2四半期の好業績と8月に買収を完了したエメラルド・カラマ・ケミカル社による約3500万ユーロの上積みを見込み、特別項目を除いたEBITDAを、前回発表値から5000万ユーロ引き上げた10億~10億5000万ユーロに上方修正した。