東海カーボン 第3四半期決算、主力製品販売減で減益

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2020年11月6日

長坂社長「黒鉛電極の事業環境は来年一段と回復」

 東海カーボンは5日、電話会議による決算説明会を開催した。前日発表した2020年度第3四半期(1-9月期)の連結業績は、売上高27%減の1446億円、営業利益85%減の74億円。主力製品である黒鉛電極とカーボンブラックの販売数量の減少や、黒鉛電極のマージンが悪化したことで減収減益となった。また、通期業績予想については、7月豪雨による田ノ浦工場(熊本県)の災害損失および受け取り保険金の概算を特別損益に織り込み、純利益を5億円(前回予想比5億円減)に下方修正している。

 説明会の中で長坂一社長は、「黒鉛電極の事業環境は第3四半期から好転している。来年はさらにもう一段良くなるだろう」との見方を示した。ただ、「先月値上げを発表し交渉に入ったが、

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帝人の4-9月期 コロナ影響でマテリアルが赤字に

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2020年11月4日

 帝人は2日、2021年3月期第2四半期(4-9月期)の連結業績を発表した。売上高は前年同期比10%減の3941億円、営業利益8%減の311億円、経常利益9%減の302億円、純利益22%減の160億円となった。

 電話会見で園部芳久代表取締役専務執行役員CFOは「売上高は、マテリアル事業での自動車・航空機用途の需要減や、薬価改定影響があり減収となった。営業利益はマテリアル事業の赤字が響き減益となったが、 “帝人の4-9月期 コロナ影響でマテリアルが赤字に” の続きを読む