産総研と阪大 肝細胞内の薬物代謝活性を光で可視化

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2022年8月31日

 産業技術総合研究所(産総研)と大阪大学の共同研究グループはこのほど、肝細胞で発現する薬物代謝酵素(CYP)活性をラマン散乱の検出で推定できることを発見した。ラマン散乱顕微鏡を使い、生きた細胞を破壊することなく細胞内のCYP活性分布を可視化することに成功した。

 CYPは主に

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東レ 廃LIBからリチウム回収、新規NF膜創出

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2022年8月31日

耐酸性と選択分離性を向上、2027年実用化目指す

 東レは29日、車載用の使用済みリチウム電池(LIB)から、現状では大部分を廃棄しているリチウムを回収できる、新規ナノろ過(NF)膜を創出したと発表した。すでにリサイクル業者と協業し、廃LIBからの実液を用いたリチウムの回収評価を開始している。研究・技術開発を加速し、2027年頃の実用化を目指していく。

リチウム回収分離膜

 世界ではEVが急増しており、

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NEDO 次世代空モビリティの社会実装、事業を採択

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2022年8月30日

 NEDO(新エネルギー・産業技術総合開発機構)はこのほど、「次世代空モビリティの社会実装に向けた実現プロジェクト(ReAMoプロジェクト)」において、次世代空モビリティ(ドローン・空飛ぶクルマ)の性能評価手法や運航管理技術の開発事業を12件採択した。

 次世代空モビリティは新しい移動手段として、

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UBE タイでPCDを増設、アジアの旺盛な需要に対応

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2022年8月30日

 UBEは29日、アジア圏での需要拡大に対応するため、タイの現地法人であるUBEファインケミカルズアジアにおいて、ポリウレタン原料のポリカーボネートジオール(PCD)のⅢ期製造設備の増強に着手したと発表した。2023年8月の稼働開始を予定。生産能力は現在の年産8000tから年産1万2000t規模に拡大する。

タイで稼働中ののPCD設備(Ⅰ期、Ⅱ期)

 UBEの主力製品の1つであるPCDは、

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帝人フロンティア 廃棄衣料品をリサイクル、システムの構築で協業

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2022年8月29日

 帝人フロンティアはこのほど、ファイバーシーディーエム(F・CDM)と共同で、廃棄衣料品の回収、選別、再生原料化といったリサイクルシステムを構築する取り組みを開始すると発表した。

ファーバーシ―ディーエムのりんくう工場

 F・CDMが有する国内外の古着の回収ネットワーク、リユースおよびリサイクルのための選別技術と知見に、帝人フロンティアが長年培ってきたポリエステルのリサイクル技術を組み合わせ、廃棄衣料品から再生ポリエステル原料を作るリサイクルシステムの構築を目指す。

 国内では、

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東レ 3Dプリンタ向け真球PA6粒子の販売を開始

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2022年8月29日

 東レはこのほど、高強度で高耐熱性、高い表面平滑性を有する、パウダーベッド方式3Dプリンタに対応した真球ポリアミド(PA)粒子「トレパールPA6」の量産体制を確立し、販売を開始したと発表した。現有設備は2025年度にフル稼働が見込まれており、さらなる能力増強を含め事業拡大を図っていく。

トレパールPA6

パウダーベッド方式3Dプリンタは、原料に金属粒子や樹脂粒子を使用し、高い寸法精度で効率良く造形できることが特長。金属は特に高強度が求められる用途に用いられる一方、樹脂は軽量性やコスト面で優れることから産業用途に広く使用されている。しかし、現在主流のPA12を含む樹脂粒子は

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ENEOSホールディングスなど さいたま市内にマルチモビリティ拠点

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2022年8月26日

 ENEOSホールディングスやさいたま市など4者はこのほど、「さいたま市スマートシティ推進事業」の取り組みの一環として、同市内にあるJR埼京線の武蔵浦和駅と中浦和駅周辺に、新たな移動環境を提供するマルチモビリティステーションを計6ヵ所設置したと発表した。

中浦和駅前に設置したマルチモビリティステーション

 マルチモビリティステーションは、

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NEDO 地熱発電所のトラブル予兆診断システムを完成

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2022年8月25日

 NEDO(新エネルギー・産業技術総合開発機構)はこのほど、東芝エネルギーシステムズが完成させた、地熱発電所のトラブルを20%以上抑制できる予兆診断システムについて、インドネシアの国営地熱発電会社であるGDEが運転管理するパトハ地熱発電所とIoTサービスの契約を締結し、今年7月から有償サービスを開始したと発表した。再エネが国内外で望まれる中、地熱発電は天候や昼夜を問わず安定的に発電できるベースロード電源として注目を集めている。

パトハ地熱発電所

 特に日本は世界第3位の地熱資源ポテンシャルを有しており、

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エア・ウォーター 陸上養殖プラットフォーム事業へ参入

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2022年8月25日

 エア・ウォーターとエア・ウォーター北海道はこのほど、陸上養殖事業への参入を決定し、モデルプラントを北海道東神楽町に建設し、サーモンの養殖技術・高効率飼育の確立を目指す「杜(もり)のサーモンプロジェクト」を開始すると発表した。

 北海道は全国の漁業生産量の約2割を占めるが、

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東レ 非可食バイオマスの糖からアジピン酸を創出

2022年8月25日

環境配慮型ナイロン66に寄与、30年に実用化

 東レは24日、植物の非可食成分から得た糖を原料とし、同社の微生物発酵技術と、分離膜を活用した精製技術を組み合わせた独自の合成方法により、ナイロン66の原料となる100%バイオアジピン酸を開発したと発表した。非可食バイオマス由来の糖を原料としたアジピン酸の開発は世界初となる。スケールアップ検討を開始しており、ナイロン66の重合試作、生産技術開発、市場調査など進め、2030年近傍までに実用化を目指す方針だ。

非可食バイオマス由来の糖からナイロン66 までのプロセス

 ナイロン66は、

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