東ソー 南陽事業所・新研究本館が本格稼働、製品開発を加速

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2020年4月2日

 東ソーは1日、主要な生産・研究開発拠点である南陽事業所(山口県周南市)で、新研究本館を本格稼働したと発表した。

外観
外観

 同施設は、無機系並びに有機系スペシャリティ製品の研究開発機能強化を目的に、最新鋭設備を備える研究本館と研究ベンチ棟を建設する計画の下、今年1月に竣工し、稼働開始に向けて準備を進めてきた。

 研究本館内には、無機材料研究所、有機材料研究所、技術センター、および東ソー分析センター(100%子会社)の研究開発に関わる4部門が集約され、異分野の研究者が同じフロアに集まり、知的交流が活発となる工夫が図られている。

エントランス
エントランス

 部門間の連携強化による技術シナジーの促進により、ゼオライト、ジルコニア、環境薬剤、導電性材料などのスペシャリティ製品の開発を加速させる。

 同社は、引き続き独自の新たな価値の創出を通じ、社会課題の解決に貢献していくことを目指す方針だ。

JSR エラストマー事業、BD下落で厳しい局面

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2020年4月2日

SSBRや新規SBRなど、高付加価値品に注力

 JSRは、エラストマー事業が厳しい局面にあることから、SSBRなど高付加価値品の拡充に注力するとともに、汎用品を中心に事業の構造改革を検討していく考えだ。

川橋社長
川橋社長

 近年、エラストマー製品の原料であるブタジエン(BD)は、米中貿易摩擦の影響により需要が悪化し、アジア市況の低迷が続いている。さらに昨年11月には、中国発の新型コロナウイルス感染が発生、自動車減産によるタイヤ需要の落ち込みが懸念され、BD市況は

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財務省 2月の輸入ナフサ価格はCIF4万4千円/kl

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2020年4月1日

 財務省がこのほど発表した貿易統計によると、2月の輸入ナフサ価格は581.34ドル/t、CIF4万4000円/kl(為替レート:109.5円/米ドル)となった。なお、諸チャージ「2000円」を加算した国産試算価格は4万6000円/kl。

 2月の輸入ナフサ価格は、ドルベースで

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東ソー 山形県文化施設の命名権を取得、東ソーアリーナに

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2020年3月31日

 東ソーは30日、山形県山形市の複合文化施設「シベールアリーナ」(弦〈げん〉地域文化支援財団が運営)のネーミングライツ(命名権)を3年間取得することに合意し契約を締結したと発表した。これにより、同施設の名称は、同社名を冠した「東ソーアリーナ」となる。同社がネーミングライツを取得するのは初めて。なお、契約金額は年間2000万円(税抜)で、契約期間は今年4月1日~2023年3月31日の3年間となる。

ホール
ホール

 東ソーグループは、山形県内では、東ソー・スペシャリティマテリアルや東ソー・クォーツ、オルガノなど8社14拠点で事業を展開。地域に根差して事業活動を行ってきた企業として、芸術文化の活動支援および地域文化の受発信の拠点である同施設を支援することは、地域社会と地域文化の発展に貢献するとともに、東ソーグループの認知度向上やCSR活動の充実にも繋がると考え、今回のネーミングライツ取得に至った。

図書館
図書館

 複合文化施設は、①東ソーアリーナ(500人収納可能な多目的ホール)、②遅筆堂文庫山形館(同県出身の作家・井上ひさし氏の蔵書など約3万冊を無料開放している図書館)、③母と子に贈る日本の未来館(井上ひさし氏原作の人形劇の展示コーナーなど)などがある。また同施設は全国でも数少ない民間による文化施設で、財団が独自に演劇やコンサートなどの企画・主催・運営を行っている。アリーナでは年間約30公演を開催し、図書館の利用者を合わせ、年間約3万人を超える来場者に利用されている。

アジア石化市況 コロナ感染拡大で全面安の展開

2020年3月31日

ナフサが300ドル台に、3年7カ月ぶりの低水準

 アジア地域の3月第2週の石化市況では、オレフィン・芳香族とも全面安の展開となった。新型コロナウイルス感染が欧米を中心に拡大し、世界経済の悪化が懸念されている。同週のナフサ価格は、原油安に連動し115ドル安の315ドル/tと2016年8月以来、3年7カ月ぶりの300ドル/t台を記録した。

 こうした中、エチレンは前週比で、

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ABS樹脂 2月の総出荷は10%減、国内・輸出とも減少

2020年3月27日

 日本ABS樹脂工業会がこのほど発表した出荷実績によると、2月の総出荷量は前年同月比10%減の2万6500tとなった。国内出荷は同10%減の1万7800t、輸出も同9%減の8700tと、どちらも大きく減少し総出荷を押し下げる結果となった。

 2月の国内出荷を用途別で見ると、

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東レ 「リバーシブルクロス和模様」を4月から販売開始

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2020年3月27日

 東レはこのほど、超極細繊維のクリーニングクロス、「トレシー リバーシブルクロス 和模様」(6色、24㎝×24㎝)を、全国の眼鏡店および東レショップで4月初旬より販売開始すると発表した。新製品は、昨年に販売し好評だった、「リバーシブルクロス」の第2弾で、今回はトレンドの「和模様」と「無地」のリバーシブルとなる。

トレシー「リバーシブルクロス 和模様」
トレシー「リバーシブルクロス 和模様」

 日本で古くから愛されている伝統的な和模様を現代風にアレンジし、「和」の繊細さに、ほっこりする温かみを融合した、なごめるデザイン。また柄の中に「JAPAN」の文字がさりげなく配置してある。小物にこだわりたい老若男女のあらゆるシーン応え、表裏両面のカラーコントラストは、ポケットチーフとしても最適、外国人のお土産にも喜ばれる。

 「トレシー」は、直径約2ミクロン(髪の毛の1600分の1)という超極細繊維(ポリエステル100%)を用いた「ハイテクめがね拭き」として1987年に発売を開始して以来、今年で33周年を迎えるロングセラー商品。独自のコンセプトに基づいて幅広いクリーニンググッズをシリーズ展開し、好評を得てきた。

 肉眼では見えない繊維の隙間に汚れを取り込み、通常の布では落としきれなかった皮脂などの汚れを、レンズを傷つけずに綺麗に拭き取ることができる。また、耐久性にも優れているので、汚れても洗濯することでクリーニング性能が回復し、繰り返し使用が可能。めがねのレンズだけでなく、スマートフォンなどのタッチパネル画面の皮脂汚れのクリーナーとして、またアクセサリーや腕時計、CD、鏡など、生活の中のさまざまなシーンで活躍する。

 同社は今後も「トレシー」シリーズの新商品開発を通じて、消費者の生活シーンで「磨く」「拭く」にこだわった高付加価値商品を提供していく。

塩ビ樹脂 2月の総出荷は4%減、国内出荷減も回復基調に

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2020年3月26日

 塩ビ工業・環境協会(VEC)がこのほど発表した需給実績によると、2月の塩ビ樹脂(PVC)の総出荷量は前年同月比4%減の13万8000tとなり、5カ月連続で減少した。そのうち国内出荷は、同6%減の8万800t、輸出は同2%減の5万7200tだった。

 国内出荷を用途別で見ると、硬質用は

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