プラ工連 8月の原材料生産は横ばい、輸出は堅調

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2019年10月9日

 日本プラスチック工業連盟はこのほど定例会見を開き、原材料・製品の生産・輸出入状況などの報告を行った。確報となる7月のプラスチック原材料生産は、前年同月比微減の86万9000tと2カ月ぶりのマイナスとなったが、8月の速報では微増で推移し、プラスに転じている。

 8月の原材料生産は、主な品目ではポリエチレンが

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アジア石化市況 エチレン3週連続870ドル/t

2019年10月8日

 芳香族3製品とも下落、SM再び1000ドル/t台割れ

 アジア地域の9月第2週の石化市況では、エチレンは下値が3週連続のステイ、上値は10ドル安となり、870~890ドル/tでの取引となった。

 中国や韓国で新規エチレン設備が立ち上がってきたことで先安観が出始める中、トラブルや定修要因などもあり、需給バランスは大きく崩れていない。ただ下値は4週連続で900ドル/tを下回り、上値も7週ぶりに900ドル/t台を割っており、需要は盛り上がりに欠ける状況だ。

 スプレッドは、ナフサ高の影響もあり

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OPPフィルム 8月の国内出荷は2ヵ月ぶりに減少

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2019年10月7日

 日本ポリプロピレンフィルム工業会がこのほど発表した需給実績によると、8月のOPP(延伸ポリプロピレン)フィルムの国内出荷は前年同月比11%減の1万6800tとなり、2カ月ぶりにマイナスとなった。

 用途別では、食品用が同11%減の1万3300t、工業・その他用は

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日本ソーダ工業会 8月のカセイソーダ出荷は3ヵ月ぶりに減少

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2019年10月4日

 日本ソーダ工業会がこのほど発表したソーダ工業薬品需給実績によると、8月のカセイソーダの出荷合計は、前年同月比6%減の34万6000tだった。

 依然として内需は同8%減の27万5000tと振るわず、輸出は

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積水化学 スマートパワーステーションの新シリーズを発売

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2019年10月4日

 積水化学工業はこのほど、住宅カンパニーが、IoT機能を強化した「新・スマートパワーステーション」シリーズを、25日から全国(沖縄と一部離島地域を除く)で発売すると発表した。

「新・スマートパワーステーションFR」代表外観
「新・スマートパワーステーションFR」代表外観

 住宅カンパニーでは、環境問題・社会課題の解決や盤石な経営基盤の構築を事業の成長力として位置づけ、ESG経営を推進している。

 今回の新シリーズは、このような考え方のもと、エネルギー自給自足型住宅の安心性と経済性、利便性を強化し、多くのユーザーに、環境に優しく、経済性と災害時の安心を両立させた商品を提供するものとなる。

 同シリーズの特長として、①安心性強化:気象警報発令と連動する「蓄電池自動充電機能」をレジリエンス機能に追加②経済性強化:太陽光発電システムの電力を蓄電池・電気自動車、エコキュートに活用③利便性強化:全室空調システム「快適エアリー」が音声操作に対応、が挙げられる。

 なお、販売目標は年間4500棟(シリーズ全体)、販売価格は3.3㎡あたり73万円台(消費税別途)からとなっている。

三菱ケミカル 中国社と植物工場事業に関する戦略的提携を合意

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2019年10月4日

 三菱ケミカルは3日、瀋陽秋実農業科技発展(瀋陽秋実)との間で、植物工場事業に関する戦略的提携について合意したと発表した。子会社の三菱ケミカルアグリドリームと無錫菱陽生態農業設施科技が、9月6日に瀋陽秋実との間で戦略的パートナーシップ協定を締結した。

三菱ケミカル 納入した植物工場
納入した植物工場

 瀋陽秋実は、中国・東北地方に強いネットワークを持つ育苗業者で、昨年から三菱ケミカルの植物工場システムを導入し、年間500万株の苗と年間60tの葉物野菜を生産している。

 今回の戦略的提携の内容は①中国初のトマト・イチゴを対象とする植物工場システムの瀋陽秋実への納入②三菱ケミカルによる納入後の植物工場のトマト・イチゴの実証農場としての活用③瀋陽秋実による三菱ケミカルの植物工場の中国東北地域と内モンゴルでの拡販協力となっている。

 近年、中国市場は、より新鮮でおいしく、さらには安心、安全な食材への関心が急速に高まりを見せている。また、食肉の消費量が年々増加するに伴い、副菜として生野菜のサラダを食べる習慣が浸透し始めるなど、消費者の中で高付加価値のあるプレミアム野菜の購入意欲が高まりつつあり、三菱ケミカルは戦略的市場と位置づけている。

 今回の瀋陽秋実との戦略的提携により、三菱ケミカルは中国での植物工場事業のさらなる強化を図る。三菱ケミカルは今後も、投資や提携などを通じて成長著しいアジア市場の需要を取り込み、積極的に事業を展開していく。