ENEOSはこのほど、4月分のベンゼンACP(アジア契約価格)を「1070ドル/t」で決着したと発表した。4ヵ月連続で上昇し、3ヵ月連続で1000ドルを超える高値を維持した。
3月のアジアベンゼン需給は、
2024年4月3日
2024年4月3日
2024年4月3日
積水化成品工業は2日、発泡ポリスチレンシート(PSP)「エスレンシート」について、5月1日出荷分から値上げすることを決定し需要家との交渉を開始したと発表した。改定幅は、一般原反・ラミネート原反ともに「32円/kg以上」。内訳として、原料価格変動分が「20円/kg以上」、事業維持コスト分が「12円/kg以上」となる。
PSPの原料であるポリスチレン(PS)樹脂の主原料となるナフサ・ベンゼン価格が昨年秋口より上昇し、円安も重なってPS価格の上昇が相次ぐ。加えて、人件費や物流費なども高騰し、生産設備更新の費用も増加している。
こうした中、同社は、こうしたコスト上昇分を自助努力だけで吸収しきれないと判断し、安定供給と事業継続のため、今回の値上げを打ち出した。
2024年4月3日
2024年4月3日
2024年4月3日
2024年4月2日
2024年4月2日
2024年4月1日
2024年4月1日
東ソーは29日、ポリエチレン(PE)樹脂全製品について、4月21日納入分から値上げすると発表した。対象製品は、低密度PE「ペトロセン」、直鎖状低密度PE「ニポロン‐L」「ニポロン‐Z」、超低密度PE「LUMITAC」、高密度PE「ニポロンハード」「ニポテック」、エチレン酢酸ビニル共重合体「ウルトラセン」、ポリオレフィン系接着性樹脂「メルセン」、高溶融張力PE「TOSOH‐HMS」で、改定幅は「10円/kg以上」。
「2024年問題」による物流費の上昇に加え、労務費および資材の高騰による生産設備の維持・修繕費用が増加している。同社は徹底したコスト削減に努めてきたが、こうしたコスト上昇は自助努力のみで吸収することが極めて困難であることから、今後の事業継続および安定供給を図るため、価格改定の実施を決定した。