需要の強さが継続、定修が重なり供給がタイトに
塩ビ樹脂(PVC)の3月分のアジア輸出価格は、インド向けが前月比30ドル/t高のCFR970ドル/t、中国・その他向けは前月並みの860ドル/tで決着した。台湾大手メーカーも、インド向け同10ドル高の910ドル/t(ボリュームディスカウント10ドル)、中国向け前月並みの860ドル/t(同)で決着している。
国別の状況を見ると、インド向けは
2020年3月4日
2020年3月3日
2020年3月2日
2020年2月25日
2020年2月19日
2020年2月18日
2020年2月13日
春節前は需要増も、新型ウイルスで先行き不透明
宇部興産は、ナイロン原料であるカプロラクタム(CPL)について、2月(上旬決め)の韓国・台湾大手向け契約価格を前月比70ドル/t高の1400ドル/tで決着した。2カ月連続の上昇となり、ベンゼンとのスプレッドも、前月比95ドル/t拡大の690ドル/tに改善している。
価格が上昇した要因として、1月に入り原料価格に先高観が出ていたことや、春節をはさみ顧客在庫の水準が低下していたことが挙げられる。また、決着した時期が、新型コロナウイルスの影響が深刻化する前だったことも価格を押し上げる要因となった。
中国・SINOPECも、1月(下旬決め)の契約価格を
2020年2月12日
2020年2月4日
2020年2月4日