クラレはこのほど、建築・自動車向け合わせガラス用中間膜のポリビニルブチラール(PVB)フィルム「トロシフォル」などについて、4月15日出荷分からグローバルで値上げすると発表した。改定幅は欧州が「sqm0.60ユーロ以上」(厚み0.76mm/30ミル換算)、その他の地域が「sqm0.66米ドル以上」(同)。
主要原材料や燃料、物流費用などを含めたコストの上昇は、同社の自助努力によるコスト吸収の範囲を超えていることから、安定供給を維持するために価格改定の実施を決めた。
2022年4月5日
2022年4月5日
2022年4月4日
2022年4月4日
2022年4月4日
2022年4月4日
2022年4月1日
ランクセスはこのほど、フレーバー&フレグランス(F&F)ビジネスユニットの製品ポートフォリオ全体(防腐剤、安息香酸塩、ベンジル系製品を含む中間体、アロマケミカル、多機能添加剤)について、世界的に価格を引き上げると発表した。今回の価格改定は即時に適用され、個々の製品や地域の価格改定の詳細については、顧客に個別に連絡する。
ウクライナ紛争による石油・天然ガスの記録的な高騰が、サプライチェーン全体に重大な影響をもたらしている。同社は、ロジスティクスと生産に多大な影響を及ぼす今だかつてない困難に直面していることから、今回の価格改定を決定した。F&Fの製品群は、幅広い消費者向け製品(食品、飲料、化粧品、クリーナー、洗剤、医薬品、動物飼料など)において、主に風味・香り・保存寿命、さらには重要な性能特性を付与する目的で使用されている。
2022年4月1日
ユニチカはこのほど、包装用二軸延伸ナイロンフィルムおよびポリエステルフィルム製品について、4月11日出荷分から追加値上げをすることを決定したと発表した。
対象製品と改定幅は、ナイロンフィルム「エンブレム」、複層ナイロンバリアフィルム「エンブロン」、ナイロンバリアフィルム「セービックス」が「一連300円(15㎛換算)」、ポリエステルフィルム「エンブレット」、ポリエステルバリアフィルム「セービックス」が「一連300円(12㎛換算)となっている。
同社は、今年2月に当該製品の値上げを発表したが、ロシアのウクライナへの侵攻を受け、主要原料価格は一層高騰してきている。同社は、継続して様々な合理化・省力化などの徹底したコスト削減に努めているが、自助努力だけでは吸収しきれない状況にあることから、フィルム製品の安定供給を維持するため、追加の値上げ実施を決定した。
2022年4月1日
2022年4月1日
東レは31日、PPS樹脂「トレリナ」について、4月21日出荷分から値上げすると発表した。改定幅は、コンパウンドグレードが「65円/kg」、ベースポリマーが「110円/kg」。
PPS樹脂は、極めてタイトな需給バランスにより原燃料価格の上昇が続いている。さらに足元では、緊迫した国際情勢を受けて世界的なエネルギー供給不安が急速に拡大し、原燃料価格および物流費は一段と高騰している。
同社は、あらゆる角度から継続的なコスト削減と合理化に努めてきたが、自助努力で吸収できる水準を超えていることから、安定した品質での製品供給やさらなる高付加価値品の開発・提案を行う体制を維持・推進するため、値上げを決定した。