ジェイ・プラス フタル酸系可塑剤を値上げ、来月から実施

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2021年3月15日

 ジェイ・プラスは12日、フタル酸系可塑剤(DOP、DINP、その他フタレート)について、4月1日以降納入分から「35円/kg以上」値上げすると発表した。原油・ナフサ価格が騰勢を強めており、今年2Q(4-6月期)の国産ナフサ基準価格は5万円/klをうかがう水準で推移。また、国内の可塑剤や可塑剤原料の需給ひっ迫により、原料の調達も困難となっており、大幅なコスト上昇が避けられない状況となっている。

 こうした中、今後とも現状の供給を維持していくためには、価格改定を実施せざるを得ないと判断。同社は先月に実施した「11円/kg以上」の値上げに引き続き、追加値上げを打ち出した。なお、2Q国産ナフサがさらに高騰した場合には、価格の改定幅を見直す場合があるとしている。

新日本理化 フタル酸系可塑剤など値上げ、原料高騰で

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2021年3月12日

 新日本理化は11日、フタル酸系可塑剤とエポキシ系可塑剤について、今月22日納入分から値上げすると発表した。改定幅は、フタル酸系可塑剤全般が「37円/kg以上」、エポキシ系可塑剤全般が「28円/kg以上」。

 同社は、原油・ナフサ高に起因する可塑剤原料の高騰を受け、先月15日納入分から「15円/kg」のフタル酸系可塑剤の価格改定を発表した。しかし、その後も原油市況は大幅に上昇を続け、コロナ不況から日本を除く世界市場の急激な回復もあり、原料アルコールはひっ迫。可塑剤の主原料の安定調達が困難を極めており、4月以降、状況次第ではさらなる値上げや販売制限をせざるを得ない可能性も高まってきた。同様にエポキシ系可塑剤についても、原料高の影響を受けている。

 これらのコスト上昇分は自助努力のみで吸収できる範囲を大幅に超えていることから、同社は安定供給の継続のため、追加値上げの実施を決定した。

ランクセス 1,6-ヘキサンジオールを世界的に値上げ

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2021年3月11日

 ランクセスはこのほど、1,6-ヘキサンジオール(HDO)について世界的に値上げすると発表した。改定幅は「800ユーロ/t」で、即時に適用される。

 HDOは、高性能コーティング、繊維、接着剤、ポリウレタン、ポリカーボネートジオールの重要な前駆体であり、エポキシ樹脂の反応性希釈剤としても使われている。

KHネオケム PM系2製品を値上げ、採算是正を図る

2021年3月9日

 KHネオケムは8日、プロピレングリコールモノメチルエーテル「PM(-P)」、プロピレングリコールモノメチルエーテルアセテート「PMA(-P)」について、今月22日納入分から値上げすると発表した。改定幅は、「50円/kg以上」。

 原料であるPO(プロピレンオキサイド)などの市況高騰に加え、PM系製品のタイト感から海外市況はさらに上昇している。こうした中、同社は、採算是正を図るため今回の値上げを決定した。

東ソー PE樹脂全製品値上げ、「20円/kg以上」で実施

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2021年3月9日

 東ソーは8日、ポリエチレン樹脂全製品を4月1日納入分から「20円/kg以上」値上げすると発表した。対象製品は、低密度ポリエチレン「ペトロセン」、直鎖状低密度ポリエチレン「ニポロン‐L」「ニポロン‐Z」、超低密度ポリエチレン 「LUMITAC」、高密度ポリエチレン「ニポロンハード」「ニポテック」、エチレン酢酸ビニル共重合体「ウルトラセン」、ポリオレフィン系接着性樹脂「メルセン」、高溶融張力ポリエチレン「TOSOH‐HMS」。

 ポリエチレン樹脂の主原料である国産ナフサ価格は、原油価格の高騰と、アジア域内の需給ひっ迫と円安を背景に騰勢を強めており、4万8000円/klを超える水準にまで上昇している。同社は徹底したコスト削減に努めているが、原料価格の高騰に加え、物流費、設備維持・補修費用の上昇による急激なコスト事情の悪化は自助努力のみで吸収することが極めて困難であることから、今後の安定供給を図る上でも価格改定を実施せざるを得ないと判断した。

旭化成 HDI系イソシアネート、国内外で値上げ実施へ

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2021年3月9日

 旭化成は8日、HDI系イソシアネート「デュラネート」の国内外価格について、3月10日出荷分から値上げすると発表した。改定幅は現行価格に対し、国内が「10%アップ」、海外が「15%アップ」となっている。

 原料価格、物流費などの高騰により、採算的に極めて厳しい状況にある。こうした中、同社は、自助努力による製造コスト低減を図ってきたが、製品の安定供給を継続させるためには、今回の値上げを実施せざるを得ないと判断した。

三菱ケミカル PMMAなど値上げ、コスト上昇に対応

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2021年3月9日

 三菱ケミカルは8日、PMMAレジン「アクリペット」とアクリルシート「アクリライト」の国内価格を4月出荷分から値上げすると発表した。改定幅は「20%」となっている。

 両製品の原料であるMMAモノマーは、昨年後半から経済活動が回復している中国をはじめ世界各地で需給バランスがタイト化。さらにMMAモノマーの製法の1つであるACH製法は、原料のアセトン不足と価格高騰が継続すると見られる。また寒波による北米のプラントトラブルによりMMA市況も上昇基調を続けている。

 一方、国内のPMMAレジンやアクリルシートは、ウィズコロナ・ポストコロナにおいて、感染対策の飛沫感染防止板向けや、リモートワークによる液晶用導光板向けなどの需要が拡大し、また一般需要も回復傾向となっている。ただ、国内では慢性的な人手不足により、物流費用の高騰に加え、工場のメンテナンス費用など他の項目においても様々なコストが上昇している。

 こうした中、同社は、合理化によるコスト吸収を進めてきたが、足下ではそれを上回る費用の増加が発生しており、顧客への製品の安定供給体制の維持を万全とするため、今回の国内価格の値上げを決定した。

東洋紡 OPP・CPPなど包装用フィルム製品を値上げ

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2021年3月8日

 東洋紡はこのほど、包装用フィルム製品の一部について、今月22日出荷分から値上げすると発表した。対象製品と改定幅(連:500㎡)は、二軸延伸ポリプロピレンフィルム(OPP)、無延伸ポリプロピレンフィルム(CPP)、直鎖状低密度ポリエチレン(L―LDPE)フィルムがいずれも「連300円(20㎛換算)」、二軸延伸ポリエステルフィルム(PET)が「連300円(12㎛換算)」、二軸延伸ナイロンフィルム(ONY)が「連600円(15㎛換算)」、透明蒸着フィルム「エコシアール」のPETベースが「連300円(12㎛換算)」、同ONYベースが「連600円(15㎛換算)」となっている。

 昨今の原油、ナフサ価格の上昇などを背景に、包装用フィルム製品の原料価格高騰が続いている。加えて、燃料費や電力費、物流経費、設備維持費用などの諸経費が上昇し、製造コストを押し上げている。こうした状況下、同社では徹底したコスト削減を行ってきたが、現在の価格体系では顧客への安定的な製品供給が困難と判断し、今回の価格改定を決めた。

KHネオケム 基礎化学品を値上げ、原料高騰に対応

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2021年3月5日

 KHネオケムは4日、基礎化学品を4月1日納入分から値上げすると発表した。対象商品と改定幅は、「オクタノール」「オキソコール900」「ノナノール」「ブタノール」「イソブタノール」「酢酸イソブチル」「オクチル酸」「キョーワノイック-N(イソノナン酸)」「ブチルアルデヒド」「イソブチルアルデヒド」「キョーワゾールC-800」「キョーワゾールC600M」「キョウワノール‐M」「トリデカノール」が「35円/kg以上」、「ブチセルアセテート」「ブチセノール20アセテート」が「41円/kg以上」、「アセトン」「アセトン-P」が「45円/kg以上」、「ダイアセトンアルコール」「メチルイソブチルケトン(MIBK)」が「54円/kg以上」。なお値上げ幅には、2月に打ち出した生産設備老朽化と人手不足および働き方改革に端を発した設備費・修繕費・物流費上昇分として「15円/kg」を含む。

 昨今の原油価格の上昇に伴い、4-6月期の国産ナフサ価格は4万5千円水準が見込まれる。こうした中、同社は、現在の急激な原燃料価格上昇を自助努力で吸収するのは限界を超えており、国内安定供給を維持・確保するためにも値上げせざるを得ないと判断した。

東洋スチレン ポリスチレンを値上げ、4月実施に見直し

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2021年3月5日

 東洋スチレンは4日、ポリスチレン(PS)樹脂およびPS難燃樹脂「トーヨースチロール」について、4月1日納入分から値上げすると発表した。対象製品はGPグレード、HIグレード、難燃グレード、特殊グレードで、改定幅はいずれも「28円/kg以上」。

 同社は、主原料であるスチレンモノマー価格が上昇していることから、3月1日から「22円/kg以上」の値上げを進めていた。しかし、さらなる原料価格の急騰により、改定内容を見直しせざるを得ない状況となっている。同社は、継続したコスト低減活動に取り組んでいるものの、これらの価格上昇は自助努力を超えるものであり、安定供給と事業継続を図るためには、適正な価格体系の維持確立が不可欠と判断した。