三井化学 「東京都スポーツ推進企業」に4年連続認定 

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2018年12月6日

 三井化学はこのほど、今年度の「東京都スポーツ推進企業」に4年連続で認定されたと発表した。社内で実施している「ヘルシーマイレージ合戦!」が評価された。

 「ヘルシーマイレージ合戦!」は、運動量や健康的な生活で得られるマイルを、ゲーム感覚で楽しみながら貯める3カ月間のプログラム。国内九事業所と海外赴任者を含む出向者を参加対象とし、3~6人で構成する任意のチームか個人でエントリーする。マイルはパソコンやスマホアプリから手軽に入手できる。年に2回の実施により、3年間で延べ1万8000人を超える社員が参加した。

 また、本社を含めた計九事業所の健康管理室に配置している専属産業医や保健師、衛生管理者が運用・推進し、小規模事業者や関係会社の主要工場の嘱託産業医・看護師からの協力も得ながら、グループ社員の健康増進をサポートしている。

 「東京都スポーツ推進企業」は2015年度から始まった制度で、従業員のスポーツ活動を推進する優れた取り組みや、スポーツ分野での社会貢献活動を実施している企業などを認定するもの。同社では今後も「ヘルシーマイレージ合戦!」を継続的に実施し、全社員の健康増進を図るとともに、運動を通じたコミュニケーションの活性化に努めていくとしている。

 

三井化学 M&Aと協業で見えてくる意識改革と人材育成

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2018年11月21日

 淡輪敏社長の回答が印象的だった。先日行われた同社の経営概況説明会の質疑応答で、記者から出された長期経営計画で掲げる2025年度営業利益2000億円の数値目標について、「数値目標ありきではない」とし、数値目標にこだわって焦り、さまざまな弊害が生じるよりは「むしろポートフォリオの転換を、きちっとやり遂げることが大事」だとあらためて強調。構造・意識改革の優先を、社内に向けて発信していることを明らかにした。 

 目先の数字ではなく、まずは将来のあるべき姿を追求していく。モビリティ、ヘルスケア、フード&パッケージング、新事業・次世代事業の4つのターゲット事業領域での構成比率86%を目指す。

 その取り組みが、

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三井化学グループ 「アグロ・イノベーション2018」に出展

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2018年11月19日

 三井化学は、20∼22日に東京ビッグサイト(西1、2ホール)で開催される「アグロ・イノベーション2018」に、三井化学東セロなど2社と共同し、三井化学グループとして出展する。

 テーマに「We protect. You enjoy.」を掲げ、三井化学のフード&パッケージング事業本部からは長期貯蔵・輸出入用特殊包装資材の新製品「アドフレッシュ」、三井化学東セロからはOPP鮮度保持フィルム「スパッシュ」とPE鮮度保持フィルム「パルフレッシュ」、三井化学シンガポールR&Dセンターからは「青果物の輸出入検討用鮮度評価支援サービス」を出展する。

 同社グループは今回の展示で、海外との輸出入も視野に入れた野菜・果物の鮮度保持に貢献する製品と技術を提案する。

 アグロ・イノベーションは、日本能率協会が主催し、全国農学系学部長会議と日本農学会が学術共催する、農作物の生産・収穫・選果・加工・包装・販売での課題解決の場を提供する展示会の総称。

 三井化学らが出展する「VegeFruPack TOKYO2018」ゾーンをはじめ、9つのゾーンで各テーマにそった展示が行われる。来場者数は、同時開催展を含めて1万2000人を見込む。なお、同社グループのブース番号はA2-08。

三井化学 人事(1月1日)

2018年11月16日

 [三井化学・人事](2019年1月1日)▽プライムポリマー社長、理事プライムポリマー取締役企画管理部長藤本健介▽執行役員 基盤素材事業本部浜田直士。

三井化学 淡輪社長が3年連続で最高益更新の見通し示す

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2018年11月16日

 三井化学は「2025長期経営計画」で掲げる営業利益2000億円の達成に向け、事業環境の変化や市況変動の影響を受けにくい体質を目指し、ポートフォリオ変革に注力していく方針だ。

経営計画を説明する淡輪社長
経営計画を説明する淡輪社長

 15日に開催された経営概況説明会で、淡輪敏社長は「大阪工場で発生した火災事故の影響を跳ね返し、今年度も3年連続で過去最高益を更新する見込みだ」との見通しを述べた。

 その要因として「成長3領域(モビリティ・ヘルスケア・フード&パッケージング)がしっかり伸びていることが大きい」とし、営業利益1000億円以上を確保する確実な成長軌道を描いていることを示した。

 続いて各領域の事業戦略を説明。「モビリティ」領域では、自動車ギア油・潤滑油添加剤「ルーカント」の市原工場新増設、オレフィン系エラストマー「タフマー」のシンガポール工場デボトル増強など、200億円の大型投資を決定した。

 淡輪社長は「各製品とも米国拠点を検討していたが

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三井化学・コクヨ 形状記憶素材の特性を「壺」で可視化

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2018年11月8日

 三井化学はこのほど、形状記憶シートの特性を「壺」で表現した作品を、広告・クリエイティブの専門誌「月刊ブレーン」12月号の誌上で発表した。

 同社は、クリエイターとのコラボレーションプロジェクト〝Material Meets Creative Team〟を進めており、これまでに無かった新しい視点で「素材の魅力」を分かりやすく伝える活動を行っている。

UNFRAGMENT
UNFRAGMENT

 第6弾となった今回は、三井化学東セロの新開発品である「形状記憶シート」と、クリエイターの佐々木拓氏(コクヨ・クリエイティブセンター)とのコラボにより、初めから割れている壺「UNFRAGMENT」を製作し発表した。

 同作品は、その形状記憶性に着目し、「ゆっくりと元に戻る」特性をプロダクトに落とし込んだ。壊れた陶器を修繕することで新たな価値を生む金継ぎの技術を参考に、手で広げると壺が開き、時間の経過とともに元の状態に戻っていく。割れた状態と金継ぎされた状態を行き来する作品で、これまでに無いプロダクトの時間軸を表現した。

 三井化学東セロの形状記憶シートは、三井化学が開発した特殊ポリマーを発泡・シート化した製品で、特にその触感は高い評価を得ている。常温∼50℃付近で柔軟性を増す特性があり、人に触れている部分は柔らかく、触れていない部分は若干硬いため、サポートされている感覚が生まれる素材。

 各種ヘルスケアや医療、介護、スポーツ、シート、クッションなどの利用者にフィットするような用途で、世界に1つだけの製品開発に貢献できる素材として注目されている。

総合化学大手5社の4-9月期 石化で明暗も販売は堅調維持

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2018年11月5日

 三菱ケミカルHD・住友化学・三井化学・旭化成・東ソーの総合化学大手5社の2019年3月期上期決算は、昨年までの市況高・原料安といったフォローの風が弱まる中、石油化学事業で明暗が分かれた。

 三菱ケミHDと住友化学、東ソーは定修要因や原料高による交易条件の悪化により減益。三井化学は大阪工場の事故はあったものの、海外市況上昇と増販により増益。旭化成もアクリロニトリル(AN)の交易条件が改善したことなどで増益となった。

 ただ、各社とも

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