三菱ケミカル 循環型システムの実証実験、ガンバ大阪と連携

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2022年2月15日

 三菱ケミカルは14日、Jリーグサッカークラブのガンバ大阪と連携し、同社の生分解性樹脂「BioPBS」を使用した紙コップを起点とする循環型システム実現に向けた実証実験を行うと発表した。

生分解樹脂を使用した紙コップ「Gスマイル カップ」

 今回の実証実験では、ガンバ大阪が実施する2022年のJ1リーグのホームゲームの際に、会場のパナソニックスタジアム吹田内で販売されるドリンク用として、「BioPBS」を使用した紙コップ約10万個を提供。

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三菱ケミカル ヘルスケア分野のイニシアティブに参画

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2022年2月10日

 三菱ケミカルは9日、ヘルスケア分野の問題解決を目指すオープンイノベーションイニシアティブ「Innovation Infusion Japan(i2.JP)」の活動理念に賛同し、パートナー企業として参画したと発表した。

 アストラゼネカが立ち上げた「i2.JP」は、国内外の製薬・医療機器関連企業、医療系IT/サービス企業をはじめとした民間企業やベンチャー、アカデミア、地方公共団体などを結び付け、ヘルスケア分野の問題解決に集合知で実用的な最適解を一緒に生み出すことを目指す。

 4つの課題として、①「患者中心」の実現、②医療従事者への付加価値提供、③患者と医療従事者に貢献する新技術の発掘と育成、④医療システムの最適化を掲げる。注力分野として4D+Eを設定。技術領域の4D(診断技術、デバイス、デジタル、創薬)およびE(エクスペリエンスデザイン)に取り組み、患者や医療従事者の訴求に対応したソリューション、サービスを最短距離で届けていく。

 三菱ケミカルは「i2.JP」に参画する初の総合化学メーカーとして、ヘルスケア分野の課題解決に素材や技術を通じて貢献していく。

三菱ケミカル ポリスチレン系シュリンクフィルムを値上げ

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2022年2月9日

 三菱ケミカルは8日、ポリスチレン系シュリンクフィルム「DXLフィルム」について、今月18日出荷分から値上げすると発表した。改定幅は「40円/kg」。

 原油・ナフサなどの市況高騰により粗原料価格が上昇していることに加え、生産設備維持費用、物流費などの諸費用の上昇により事業環境が悪化している。同社は継続的な合理化に鋭意努力してきたが、現在の価格体系では安定的な製品供給が困難と判断し、今回、値上げの実施を決定した。

三菱ケミカルなど 生ごみ袋の堆肥化実証実験、大手町で開始

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2022年2月1日

 三菱ケミカルとNTTビジネスソリューションズは31日、東京建物が運営する商業施設「OOTEMORI(オーテモリ)」(東京都千代田区)の飲食店と食品販売店19店舗で生ごみを袋のまま堆肥化する実証実験を開始したと発表した。

「フォゼアス」製の生ごみ袋(製造元:キラックス)

 近年、環境意識の高まりから、生ごみの堆肥化装置に注目が集まっている。ただ、通常のごみ袋(ポリエチレン製)の場合、利用者は生ごみを袋から取り出して装置に投入する必要があり、また、一般的な堆肥化可能な生ごみ袋は、高温環境下でないと分解速度が極めて遅いといった課題があった。

 これらの課題を解決するため、

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三菱ケミカル C4誘導品製品を値上げ、採算是正を図る

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2022年2月1日

 三菱ケミカルは31日、C4誘導品製品について、2月16日出荷分から値上げを実施することとし取引先との交渉を開始したと発表した。対象製品と改定幅は、1,4‐ブタンジオールおよび1,2‐ブタンジオールが「50円/kg」、テトラヒドロフランおよびポリテトラメチレンエーテルグリコールが「65円/kg」。

 対象製品は旺盛な需要を背景に、世界的に需給がひっ迫している。こうした中、同社は、採算是正と安定供給体制を維持していくため、値上げせざるを得ないと判断した。

三菱ケミカル MMA、MAAなど値上げ、昨年4月以来

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2022年1月25日

 三菱ケミカルと三菱ケミカルメタクリレーツは24日、MMA(メチルメタクリレート)モノマー、MAA(メタクリル酸)およびメタクリル酸エステル類の国内価格について、2月1日出荷分から値上げすることを決定し、取引先との交渉を開始したと発表した。改定幅はMMAモノマー、MAA、メタクリル酸エステル類(BMA、HEMAなど)とも「25円/kg以上」。

 同社は、MMAの主要原料の1つであるナフサ価格の上昇などを背景に、昨年4月1日出荷分から当該製品の価格改定を行った。国産ナフサ価格は昨年4―6月期の4万7700円から、7―9月期には5万3500円/klまで上昇。10―12月には同6万円に達することが想定されており、MMAとその誘導品の製造コストが大幅に上昇している。

 同社は、これらコスト上昇分を吸収するためにこれまで自助努力を続けてきたが、これ以上の負担は極めて困難な状況となったことから、今後も国内顧客への良品質の製品を安定的に供給していくために、値上げせざるを得ないと判断した。

三菱ケミカル PVA製品群を値上げ、採算是正を図る

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2022年1月24日

 三菱ケミカルは21日、ポリビニルアルコール(PVA)製品群について、国内と輸出の取引価格を2月1日出荷分から値上げすると発表した。対象製品はPVA「ゴーセノール」、PVA特殊銘柄「ゴーセネックス」、アモルファスビニルアルコール系樹脂「ニチゴーGポリマー」、ゴーセネックスZ用架橋剤「セーフリンク」で、改定幅はいずれも国内価格が「50円/kg」、輸出価格が「500USドル/t」または「450ユーロ/t」。同製品群は昨年11月に続く値上げとなる。

 現在、PVA系樹脂の需給バランスがタイトな状況にあり、対象製品も供給が一層ひっ迫している。さらに、各種コストの上昇により、同社の事業収益は悪化が進んでいる。こうした中、同社は、安定供給を維持するためには採算是正が必要であると判断し、今回の値上げを決定した。

三菱ケミカル C4誘導品製品を値上げ、安定供給を維持

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2022年1月24日

 三菱ケミカルは21日、C4誘導品「ガンマーブチロラクトン」および「N‐メチル‐2‐ピロリドン」について、2月1日出荷分から値上げすることを決定し、取引先との交渉を開始すると発表した。改定幅は両製品とも「80円/kg」。

 当該製品は、旺盛な需要を背景として世界的に需給がひっ迫している。こうした中、同社は、採算是正と安定供給体制を維持していくため、価格改定を実施せざるを得ないと判断した。

三菱ケミカル 高周波特性を向上、超低誘電損失フィルム開発

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2022年1月19日

 三菱ケミカルは18日、高周波領域の誘電損失を低減した、高周波通信向けの超低誘電損失フィルムを新たに開発したと発表した。

 次世代通信規格として普及が見込まれているミリ波帯5Gやビヨンド5Gなどは、波長が短い高周波帯を利用する。高周波帯は

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三菱ケミカル 特殊エポキシ樹脂、福岡事業所に生産拠点新設

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2021年12月17日

 三菱ケミカルは16日、福岡事業所(福岡県北九州市)において、半導体封止材・電子材料向け特殊エポキシ樹脂の新たな生産拠点を設けることを決定したと発表した。2023年4月の商業生産開始を予定しており、グループ会社の新菱(福岡県北九州市)が生産を請け負う。

 エポキシ樹脂は塗料や接着剤、半導体封止材など幅広い用途で使用されている。特に、同社の特殊エポキシ樹脂は、高耐熱・低溶融粘度・低吸水などの特性に優れ、半導体封止材用途のデファクトスタンダードとして世界中で採用されている。

 同社は現在、三重事業所(三重県四日市市)においてエポキシ樹脂を生産しているが、半導体市場は今後も著しい成長が見込まれている。同社は旺盛な需要に対応するとともに、サプライチェーン強化を図るため、福岡事業所に新系列を設置することを決定した。

 今回の増強により、同社の半導体封止材・電子材料向け特殊エポキシ樹脂は、現行比で約3割の能力増強となる。引き続き、エポキシ事業強化のため、さらなる生産能力増強も検討していく。