【化学企業 入社式訓示③】宇部興産 泉原雅人社長

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2019年4月4日

 皆さん、宇部興産への入社、おめでとう。本日、ここに108名の新入社員の皆さんを迎えることができたことを、大変嬉しく思う。

 会社としては、皆さん一人一人やりがいをもって働ける「場」を提供していきたいし、安心して長く働くことができる「環境」を整備していくよう努力する。皆さんは、性急な自己実現を図ることよりも、焦らず、基本動作をしっかり覚え、幅広い経験を積み重ねることに努めてほしい。

 当社は120年を超える歴史をもつ会社だが、昔ながらのやり方に縛られている会社ではない。石炭の採掘事業から始まり、限りある資源を、技術革新によって無限に発展できる工業に生かそう、ということで、機械・セメント・化学事業へと業容を拡大してきた。

 この発展を全てのステイクホルダーと共有していきたい、という想い、これが当社の創業の精神である「有限の鉱業から無限の工業へ」であり、「共存同栄」だ。

 この精神をDNAとして受け継ぎながら、常に時代の要請に応じ、新たな事業にチャレンジしながら、自らを変革していく、このような「変化を恐れない風土」があったからこそ、当社の今がある。

 当社は本年度から新たな中期経営計画をスタートさせ、さらなる成長を目指していく。

 皆さんには、変化を恐れず、自ら変化に挑戦していく、一方で、変化に惑わされずに、長い目で見たキャリア形成を図ることを心掛けてほしい。

 われわれは「モノづくり」の企業だ。まずは安全第一で、労働災害や設備・環境事故を起こさないことが、事業の大前提となる。

 今後、製造に直接関わる人はもとより、開発や営業、管理業務に携わる人も、しっかりと胸に刻み、心身ともに健康で、安全に会社生活を送っていくことをお願いしたい。

【化学企業 入社式訓示②】出光昭和シェル 木藤俊一社長

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2019年4月3日

 本日、出光興産、昭和シェル石油は経営統合し、「出光昭和シェル」が誕生した。売上高は約6兆円、従業員数は1万3000人、燃料油、基礎化学品という石油会社としての基盤事業群のほか、高機能材、電力・再生可能エネルギー、資源といった幅広い事業を展開する。

 なぜ経営統合が必要だったか。

 1点目は基盤事業の競争力強化だ。国内の石油製品需要の減退をはじめとした構造的な課題が山積している中、それぞれの強みを持ち寄り、経営資源を結集することで1社ではできないシナジーを最大化し、屈指の競争力をもつ企業体となること。同時に安定した国内石油市場の構築により、収益基盤の安定化を図ることだ。

 全国をカバーする7つの製油所と、津々浦々にある物流会社、特約店・販売店、6500のサービスステーションからなるバリューチェーンを維持、強化し、エネルギーの安定供給という社会的使命を果たしていく。

 2点目は企業としての成長機会を掴んでいくこと。従来の化石燃料主体の事業から、再生可能エネルギーや高機能材をはじめとした成長分野、海外の成長市場での事業拡大を中心としたポートフォリオの組み替えを進め、将来にわたって隆々とした企業グループであり続けることができるよう、両社の強みを持ち寄り成長戦略が展開できる、より大きな企業体となっていく。

 皆さんは経営統合後の栄えある1期生だ。新社のスローガンは「人は、無限のエネルギー。」。このスローガンには、一人ひとりが自らの能力に限界を設けず、それぞれがもつ能力を最大限に発揮し、組織全体のチーム力を高め、社会発展に貢献する。そのことを通じて自らの人生をより豊かなものにしていく。そんな想いが込められている。

 20年後は皆さんが会社の中心だ。将来に向けての舵取りは、今の経営陣がしっかり考え、研究し、様々な布石を打っていく。皆さんが活躍する場も従来の範囲にとどまらず、さらに拡大していく。皆さんは第1期生としての誇りをもち、失敗を恐れず、目の前にある仕事に全力で取り組み、困難な課題にも果敢に挑戦しながら、どこででも活躍できる力を身につけていってほしい。

 

【化学企業 入社式訓示②】JXTGエネルギー大田勝幸社長

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2019年4月3日

 現在、当社が直面している環境変化はこれまでになく大きく、早い。環境変化に対応するため、会社は大きく変わる必要がある。この変化への対応の1つとして、2017年4月に会社の経営統合を行い、JXTGエネルギーとしてスタートを切った。

 国内の石油精製販売・化学品事業を再構築するとともにさまざまな改革を次々と進め、海外での事業拡大を図るための競争力を一層強化する。

 さらに、JXTGグループ理念を念頭に、「将来どういう会社でありたいか」を議論し、2040年に向けた長期ビジョンを作成している。ビジョン実現の力となるのは、社員一人ひとりの発想や情熱だ。そして、より大きな形にしていくのが会社組織であり、それを実現しやすくすることが社長である私の仕事だと考えている。

 将来にわたって世の中の役に立ち続けるためには、社会の変化に対応し、あるいは先取りして変化し続けなければならない。そのためには、幅広くアンテナを張って変化を捉える柔軟性、未来を作り出す意欲、挑戦する気持ちをもった社員が必要だ。

 皆さんのような若い世代の人にこそ、その力があると思うし、会社もそれを大いに期待している。また、皆さんが挑戦する気概をもって、積極的に取り組むことができるよう、働き方改革や研修制度の拡充を進めていく。

 皆さんには 「2つのことを、同時にうまく実現すること」を心構えとしてもっていただきたい。例えば、会社の経営にあたっては、「利益を出すこと」と同時に「将来に向けた準備・投資をすること」だ。

 会社の仕事は、一見つまらないように見えることでも、すべて必要だから存在していると、まず考えてほしい。一方で、仕事の意味を考え、付加価値をつける工夫をすることも大切だ。

 最後に、私自身の長い会社経験の中で強く感じていることを2点お伝えする。まず、多くの経験が力になると信じ、拒否せず受け入れてやってみるということ。また、自分の力を最大限に発揮するためには、健康管理・自己管理が大切だ。

 皆さんの若さと元気が会社の活力になる。むしろ先輩に元気を伝えるつもりで、会社生活を送ってほしい。

 

【化学企業 入社式訓示②】JSR 小柴満信社長

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2019年4月3日

 JSRには変わらぬ経営の軸というものがある。その1つは「常に変革をする」ということだ。JSRは、日本から世界を相手に先端技術に使われる製品を開発・製造し、競争に勝っていくことが運命づけられている会社だ。

 心地の良いところにとどまって変革をしないでいるのは、黙って死を待つようなものだ。当社は、この10年で企業買収をかなり積極的に行いながら、事業やグループ企業の売却も同時に進めてきた。

 私が社長に就任をして今回で11回目の入社式になるが、6月18日の定時株主総会をもって私は社長を退任し、当社グループの最高経営責任者CEOにエリック・ジョンソン氏が、社長兼COOに川橋信夫氏が就任する予定である。

 皆さんは米国人のCEOの誕生に少し驚いたと思うが、今進めている変革は彼らのリーダーシップのもとで今後も続けていく。

 しかし、変革はトップがいくら頑張ってもそれだけでは進まない。変革に必要なのは、個性とエネルギーに満ち溢れ、これからのデジタル時代に対応していける若い世代がけん引していく力だ。

 私が、若い皆さんに期待するのは、「多様な価値観」「固定観念にとらわれない自由な発想」だ。デジタルネイティブ世代である皆さんの吸収力と適応性に大きく期待している。

 皆さんは間違いなく、旧世代の社会人と異なった個性、価値観、そして新しいものを積極的に吸収する能力をもっているはずだ。今もっている皆さんの輝くような個性、多様な価値観や発想を決して忘れずJSRの変革の推進役として活躍していただきたい。

 最後に、職場の安全は企業活動の大前提だ。労働災害や設備事故は一瞬にして本人だけでなく、大切な家族や友人まで不幸にしてしまう。われわれは安全に出社し、安全に帰宅する「当たり前の幸せ」を確保するための労働災害・設備事故撲滅に日々努力している。

 今後どんな職場で働いたとしても、JSRすなわちグローバルに活躍する「製造業」の社員としてのプライドと責任を保ちつつ、最後は自分の身は自分で守るということを忘れずに、本日から当社の社員として元気で活躍してくれることを祈念する。

【化学企業 入社式訓示②】昭和電工 森川宏平社長

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2019年4月3日

 本年は昭和電工創立から80年の節目の年である。創業者森矗昶の座右の銘「不撓不屈」には、困難に挑戦し続け、未踏の道を切り開いて発展していこうとする精神が凝縮されている。この精神はわれわれのDNAとして今も受け継いでいる。

 当社グループは本年より中期経営計画「The TOP 2021」をスタートさせた。収益性と安定性を高いレベルで持続する「個性派事業」の集団を目指し、長期的な事業成長へ大きく舵を切っている。

 成長を実現するには高い困難が待ち受けるが、新入社員の皆さんにも高い志をもって挑戦し続けることを期待する。

 当社グループのミッションは「すべてのステークホルダーを満足させる」ことである。その実現のために、しっかりした「今」と期待のもてる「将来」を示すことが必要である。

 共に企業価値を高めていくため、次の3つの実行を求める。

 ①考える:成長を続けるには、世の中が「何を求めているか」、自分たちが将来「どうあるべきか」を常に考え、自分たちが「できること」と比べることで、足りないものを正しく認識する必要がある。

 将来の視点と、そこからのバックキャスティングを常に意識してほしい。正しく考えるために最新の情報への感度を高め、洞察力を磨いてほしい。

 ②有言実行:良い目標を設定しても、実行しなければ意味がない。市場環境や社会が日々変化する中、決めたことをやり抜くには困難な局面も出てくるが、掲げた目標を必ず実行する熱い想いをもってほしい。

 ③こころを、社会を「動かす」:自身以外のステークホルダーに対する価値を提供できるのは従業員のみである。価値創造の主役である皆さんに、世の中に感動を与えるような、こころを、社会を「動かす」行動を期待する。

【化学企業 入社式訓示②】三菱ケミカル 和賀昌之社長

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2019年4月3日

 入社おめでとう。新たな若い力を迎えることができ、大変うれしく思う。21世紀は「化学の時代」。人工知能・IoT・自動運転と、技術革新の波が押し寄せる一方、環境問題・気候変動など地球が悲鳴を上げている今こそ、化学の力でソリューションを提供することが求められており、それができるのが当社だ。

 われわれは民間企業なので、高収益を目指すことは当然だが、利益率という点では、世界の競合他社と比べて見劣りがする。国内の人口減少と少子高齢化が迫っている中、当社が今後も成長していくためには、世界を舞台にビジネス展開し、かつ変わり続けなければならない。皆さんは会社を変えるために、本日、ここに集まったのだと自覚していただきたい。

 三菱ケミカルホールディングスは「人、社会、そして地球の心地よさがずっと続いていくこと」、すなわち「KAITEKI」を実現するというビジョンを掲げており、当社も三菱ケミカルホールディングスグループの事業会社として、グループ内の相乗効果を追求し、技術・営業・RDなど、さまざまな切り口で積極的な交流を図っている。皆さんも三菱ケミカルホールディングスグループの一員という意識も持って仕事に取り組んでもらいたい。

 入社にあたっては、「安全・安定操業」こそが最大の目標であり、ルールを守り安全の重要性を最初に学んでほしい。自分の意思をもって調べ、習い、貪欲に視野を広げてほしい。また、組織を動かすために勇気をもって発言してほしい。鋭い感性を生かすために、まずは意見を言う勇気を鍛えてほしい。

 「コンプライアンス」という言葉は、何も難しいものではない。良識と常識を有した大人として、あいさつ・感謝・謝罪をきちんと表現できる社会人になってほしい。

 皆さんの若い力を思う存分に発揮して、三菱ケミカルを化学の力で世の中にソリューションを提供する世界のエクセレントカンパニーにしていこうではないか。ぜひ一緒に頑張ろう。

 

【化学企業 入社式訓示②】信越化学工業 斉藤恭彦社長

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2019年4月3日

 本日皆さんは、職業人として第一歩を踏み出した。皆さんは当社の門戸を叩き、こうして無事この日を迎えた。私は皆さんの知力と熱意、意欲に大いに期待している。

 日本経済新聞の集計によると、日本の化学セクター上場企業127社合計で、今年3月期の決算が減益予想になっている。その中で、当社は昨年10月に上方修正した予想は変えておらず、2桁の増益見込みだ。

 さて、このような収益性が、昔から備わっていたわけではないし、自然にそうなったのでもない。1990年に金川会長が社長になられて、会社経営が変わり、当社は着実に業績を上げるようになった。

 当社の1人当たり利益は高く、生産性の高い会社と言える。そこには、人はより広範囲の、より高度な仕事が出来るとの確信がある。

 皆さんはそれぞれの部署で、価値ある仕事をすることが期待される。それには貪欲に学び、疑問に思い、そして自分で常に考えることが必須だ。

 当社が目的とするところは、素材技術をもって人々と地球の問題に対する解決策を、利益を上げつつ生み出し続けること。顧客が求める価値を生み出す製品をつくり、雇用を生み、株主に報いる。そのために増収・増益を着実に達成して成長していく。

 今日が昨日より良く、今月が先月より良く、今年が去年より良い。そのように仕事をする。このために、配属された部署が何を狙い、自分の仕事が如何に寄与するか、を意識して、日々仕事に取り組んでほしい。

 わからないことは臆せず聞く、調べる、そして考える。担当する職務でまずプロになる。それを積み上げていってほしい。冒頭で職業人という言葉を用いたのは、そのためだ。皆さんが担当職務を全うし、活躍するには何よりも健康が大切だ。

 皆さんも私たちとともに仕事に打ち込むことで「信越化学に入社して良かった」という充実感を味わってほしいと思う。

【化学企業 入社式訓示②】信越化学工業 金川千尋会長

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2019年4月3日

(新入社員との質疑応答)

(質問:私たちは、新入社員として、どのようなことを心掛けて仕事に取り組めばよろしいでしょうか)

 会社にいかに貢献し、いかに発展させるか、皆さん一人一人が心掛けて仕事に取り組んでいただきたいと思います。

 製造や研究部門などに配属される方は、工場の安全を第一に考えていただき、社会に受け入れられる製品の開発、生産に取り組んでください。

 販売や管理部門などに配属される方は、正確な仕事を心掛け、謙虚な気持ちで仕事に臨んでください。お客様あっての会社であることを忘れないでください。

 仕事は頭で覚えるのではなく、体で覚えることが大切です。そうした経験が、将来花開くこととなります。

 (質問:金川会長が当社に関して一番誇りに思っていらっしゃることは何でしょうか)

 私が誇りに思っているのは、それぞれの担当分野でプロとして仕事をしている当社の社員です。皆さんも、先輩社員たちのように、是非それぞれの仕事のプロを目指してください。

 そのためには、会社の方針をよく理解して、疑問に感じたことがあれば遠慮なく質問することです。自分が納得した上で仕事をすることが大切です。そうした積み重ねが皆さんの血となり肉となり、仕事をする上での財産となります。

 

【化学企業 入社式訓示①】東ソー 山本寿宣社長

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2019年4月2日

 皆さん入社おめでとう。先輩として、心から歓迎する。皆さんは本日から社会人として不安と希望がいっぱいであると思う。ただ、40年近くこの会社で働いてきた先輩として言えることは、社員一人ひとりを、明るい雰囲気で伸び伸びと働かせてくれる会社だということだ。これまで種々の事業や投資を手掛けてきたが、全て上手くいったわけではなく、幾多の試練を乗り越え今日に至っている。

 本年度から新中期経営計画が始まるが、これからも持続的に強く成長し続けるためには、全社員が今、何をすべきか考え、実行していくことが必要であり、それが私たちに与えられた使命であると思っている。今後もビジネスチャンスを的確に捉え、スピード感をもって果敢にチャレンジするとともに研究開発にもより一層、力を入れていこうと考えている。

 当社は昨年、CSR基本方針を制定した。社風である東ソースピリット(挑戦する意欲、冷たい状況認識、熱い対応、持続する意思、協力と感謝)を体現することで、それぞれの重要な課題を一緒になって解決してもらいたい。

 それらを踏まえて、入社式に当たり3つのことをお願いしておく。

 ①夢は大事に抱え続けてください:入社後にやりたいことや希望を皆さんは持っていると思う。今後、色々と経験して頂くことになるが、初心を忘れず、今、抱えている夢や希望の実現に向けて仕事に励んでほしい。

 ②その道のプロになってください:当社の事業は多岐に分かれているが、まずは職場に慣れてもらうと同時に知識・経験を積んでほしい。経験は人を育てる。全体感を捉えながら、社会に貢献できるよう、プロアクティブに行動できる人材になってほしいと思う。

 ③語学を勉強してください:グローバルと叫ばれて数十年と経つが、当社の製品の海外売上比率は4割を超え、今後も海外での事業拡充を計画している。海外展開における異文化コミュニケーションのツールとして、語学力の向上を目指してほしい。

 東ソーの将来を担うのは、皆さんだ。共に力を合わせて、東ソーの新しい時代を築き、働き甲斐のある会社にしていこう。

 

【化学企業 入社式訓示①】旭化成 小堀秀毅社長

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2019年4月2日

 本日は皆さんの入社に当たり3つの話をしたい。1つ目は、旭化成の歴史についてだ。旭化成は、2022年には100周年を迎える。創業以来、時代の変化や要請に柔軟に対応し、事業ポートフォリオを改革することで成長・拡大してきた。その旭化成の原点となる地、延岡での研修を通じて、当社の伝統の重荷を実感し、製品の強みと競争力とは何かをしっかり見て学んでほしい。

 2つ目はグループ理念、グループビジョン、グループバリューについてだ。当社ではかねてより「世界の人びとの〝いのち〟と〝くらし〟に貢献します。」というグループ理念を掲げ、このグループ理念の下、「健康で快適な生活」と「環境との共生」の実現を通して社会に新しい価値を提供することをビジョンと定めている。

 世界には、まだ多くの解決すべき課題がある。当社は、多角的な事業と多彩な技術、多様な人財でそれらの課題に向き合い、強みを生かしながら、今後も世の中に貢献していくことを目指している。当社グループの従業員が持つべき普遍的な価値観である「誠実」「挑戦」「創造」に則り、誰に対しても「誠実」に向き合い、好奇心を持って果敢に「挑戦」し、新たな価値を「創造」することを強く意識してほしい。

 そして3つ目は皆さんに取り組んでいただきたいことについてだ。企業を取り巻く環境も大きく変化しているが、このような環境下で、企業に求められているキーワードは「サステナビリティ」「企業として世界レベルで持続可能な社会の実現に向けて貢献していくこと」、同時に「事業活動を通じて企業価値を持続的に向上していける社会にしていくこと」だ。

 その実現のために必要なのは、皆さんが当社のグループ理念、ビジョン、バリューを共有しながら、旭化成グループというチームの「プレーヤー」として主体的、自主的に意思ごとに取り組むこと、専門性の高いそれぞれの職種、業務のプロフェッショナルになることだ。専門性を身に付ける重要なポイントは、高い倫理観、世の中のトレンド・変化を見極める幅広い洞察力、そして強い探究心だ。さらに、現場に足を運び、自分の目で現物を確かめ、現実を知るという「三現主義」を徹底して実行することも大切だ。

 皆さん一人ひとりが、旭化成という場を通じて成長し、世界を舞台に社会・会社に貢献できる人になってほしい。