信越ポリマーは8日、2019年度上期(4-9月期)の決算説明会を開催した。小野義昭社長は、「半導体産業は調整局面が続き、半導体関連容器の出荷が低調だった。自動車関連入力デバイスの出荷は前年並みにとどまり、OA機器ではプリンター需要が伸び悩み電子部品関連も勢いがなかった。塩ビ関連製品は
信越ポリマー 小野社長「経営資源投入し新規事業創出」
2019年11月11日
2019年11月11日
2019年10月25日
2019年7月24日
2019年7月24日
2019年4月26日
信越ポリマーの3月期連結決算は、売上高が前期比8%増の855億円、営業利益は同13%増の82億円、経常利益は同10%増の80億円、純利益は同11%増の60億円となった。
セグメント別では、電子デバイス事業は自動車関連入力デバイスを中心に順調な出荷が続き、全体として売上は前年を上回ったが、営業利益は減益となった。主力の入力デバイスは、自動車電装スイッチの種類や搭載車種の増加により、キースイッチとタッチスイッチの出荷が好調に推移した。
ディスプレイ関連デバイスは、売上が増加、コンポーネント関連製品は出荷が伸びた。精密成形品事業は半導体関連容器の出荷が好調に推移し、全体として売上は前年を上回り、利益も伸びた。
半導体関連容器は、半導体業界のおう盛な需要を背景に300mmウエハー用と、小口径ウエハー用製品の高水準な出荷が継続した。OA機器用部品は売上が横バイ、キャリアテープ関連製品は売上が前年を下回り、シリコーンゴム成形品は売上を伸ばした。
住環境・生活資材事業では、塩ビ関連製品の市場環境が非常に厳しい中、価格改定や生産効率化に努める一方、新規事業製品の拡販を推し進め、全体として売上は前年を上回り、利益も大きく伸びた。
塩ビパイプ関連製品は売上が横バイ、機能性コンパウンドの売上は前年並み、外装材関連製品は売上を大きく伸ばした。新規事業製品である導電性ポリマーは、帯電防止材用途や電子部品用途で大きく伸長した。
2020年3月期の通期業績予想については、事業環境の先行きが不透明なことや、原材料価格が市況や需給変動の影響を大きく受ける製品があることなどから、業績予想を合理的に算定することが困難として、未定とした。
2018年11月8日
信越ポリマーは7日、2019年3月期第2四半期の決算説明会を開催した。小野義昭社長は「上期は増収増益だった。ウエハー容器製品が、好調な半導体デバイス、ウエハーの旺盛な需要に生産力を増強することで対応し収益を伸ばした。車載用入力デバイスも安定生産を続け、技術革新が進行する自動車産業の需要を確実に取り込み販売が好調だった。一方、OA関連製品は伸び悩み、塩ビ製品も原料値上げの影響を受け厳しい状況だった」と総括した。
上期の連結業績は、売上高は前年同期比9%増の423億円、営業利益9%増の38億円となり、2期連続の増収、6期連続の増益となった。海外売上高比率は
2018年10月26日