ENEOS 地熱発電の事業化に弾み、助成金事業に採択

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2022年10月25日

 ENEOSはこのほど、同社が大分県由布市で進める地熱発電調査が、石油天然ガス・金属鉱物資源機構(JOGMEC)の「令和4年度 地熱発電の資源量調査事業費助成金交付事業」に採択されたと発表した。今回の助成金交付を受け、ENEOSとしては初となる地熱発電の事業化に向け、共同事業者のマルマタ林業(同県日田市)とともに本格的な調査を進めていく考えだ。

 ベースロード電源として

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電力各社 豪州からのアンモニア供給の事業化調査を実施

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2022年10月24日

 石油天然ガス・金属鉱物資源機構(JOGMEC)と丸紅、北陸電力、関西電力、東北電力、北海道電力、豪州の石油探査・生産会社ウッドサイド・エナジーはこのほど、豪州から日本への低炭素燃料アンモニアサプライチェーン構築に関する事業化調査(第2フェーズ)実施のための共同研究契約を締結した。

 大量の

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三菱ガス化学など 新潟県のCO2貯留可能性を調査開始

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2022年9月27日

 三菱ガス化学(MGC)とINPEX、石油天然ガス・金属鉱物資源機構(JOGMEC)はこのほど、新潟県の北蒲原地域でのCO2地下貯留ポテンシャルを評価する共同研究を開始した。

 3者共同で、

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三井物産など 豪州でアンモニア生産・CCSを共同調査

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2021年11月22日

 三井物産と石油天然ガス・金属鉱物資源機構(JOGMEC)はこのほど、西豪州でのクリーン燃料アンモニア生産の事業化に向けたCO2の回収・貯留(CCS)に関する共同調査を実施することに合意し、三井物産子会社Mitsui E&P Australia(MEPAU)とJOGMECの間で契約を締結した。MEPAUは、調査の実施についてWesfarmers Chemicals,Energy & Fertilisers社(WesCEF)と覚書を交換した。

 WesCEFはアンモニア製造事業者として製造・販売にわたる豊富な知見をもつ。MEPAUは50%の権益をもつ西豪州ウェイトシアガス田をオペレーターとして開発中で、近隣の廃ガス田の権益も100%もっている。

 地理的に近いガス田と廃ガス田を結びつけ、ガス田で生産される天然ガスを改質し、得られる水素でアンモニアを合成し、副生するCO2は廃ガス田に貯留することで、クリーン燃料アンモニアを製造する。

 今回、廃ガス田でのCCSの有効性を共同調査する。三井物産は西豪州での石油・ガス生産事業のオペレーター機能に加え、既存の優良ガス資産を活用したクリーン燃料アンモニアの生産と日本を含むアジアへの輸出を計画している。両社の強み・ノウハウを生かして協業を進め、クリーン燃料アンモニアのサプライチェーン確立に向けた投資と雇用創出を通じて、豪州経済にも貢献していく。

 三井物産は、石油・ガス上流事業の知見と、今年3月に出資参画した英国のStoregga Geotechnologies社との業務提携を通じて得られる知見を生かし、「環境と調和した社会」の実現に向けてCCS事業をグローバルに展開し、低炭素エネルギーとCO2削減ソリューションを提供していく考えだ。

産総研 もみがら・米ぬかと微生物で重金属廃水を浄化

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2021年9月30日

 産業技術総合研究所(産総研)はこのほど、石油天然ガス・金属鉱物資源機構(JOGMEC)と共同で、米ぬかを栄養源にした硫酸還元菌の活性を利用し、重金属を含む鉱山廃水を安定的に浄化する廃水処理装置の運転管理技術を確立した。

 日本国内には、稼働を休・停止した鉱山跡地が多く存在し、重金属を含む酸性の鉱山廃水が発生する場合がある。このような場所では、環境への悪影響を防止するために、廃水処理が続けられている。

 一般に鉱山廃水は、専用の設備や化学薬品を使って中和処理されるが、近年は、微生物活性を利用した低コスト・低環境負荷の処理技術に注目が集まっている。JOGMECは、農業廃棄物であるもみがらと米ぬかをそれぞれ微生物の担体と栄養源として活用し、硫酸還元菌の働きによって重金属を沈殿除去する装置の開発を行ってきた。しかし、装置内でどのような微生物が働いているかが未解明であり、装置の安定的な維持管理方法が確立できていなかった。

 両者は、処理装置に不可欠な微生物の特定と運転条件の最適化に取り組んだ。その結果、ある硫酸還元菌のみが嫌気度の低い環境に対して例外的に強く、この菌の活性を維持することが安定な廃水処理に重要であることを解明した。この技術は、低コスト・低環境負荷で重金属を含む廃水を浄化できるため、鉱山廃水だけでなく産業廃水への応用も期待できる。

 現在、JOGMECは今回開発した装置を大規模化した実証試験を行っており、その装置内の微生物について、両者は共同で解析を行う予定。また、米ぬか以外の有機物を使った装置の開発も進め、様々な条件の廃水への適用を進めていく考えだ。

 

東洋エンジなど ブルーアンモニア事業化調査の2期開始

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2021年7月19日

 東洋エンジニアリング(TOYO)はこのほど、イルクーツク石油会社(IOC)、石油天然ガス・金属鉱物資源機構(JOGMEC)、伊藤忠商事の3者と共同で、東シベリアと日本間のブルーアンモニアバリューチェーン構築に向けてフェーズ2として事業化に向けた詳細検討を実施することに合意した。TOYOと伊藤忠商事は2020年度に実施したフェーズ1と同様にJOGMECの委託調査として実施し、東シベリアでIOCが産出する天然ガスをアンモニアに変換し、日本へ輸送するバリューチェーンのマスタープランを構築する。

 フェーズ2では、東シベリアから日本への大規模なブルーアンモニアバリューチェーンの事業化に向けて、IOCの東シベリアの油田で産出される天然ガスから水素、さらにはアンモニアを製造するための概念設計を行う。この概念設計では、生産過程で排出するCO2を同社が東シベリアに保有する油田増産のためのCO2‐EOR(原油増進回収法)を組み合わせることを想定。また、アンモニア内陸輸送については鉄道とパイプラインの適用を検討する。これらについて、事業化の時間軸を踏まえた段階的なアプローチを立案する。

 TOYOは80件以上のアンモニアプラント建設実績をもち、石油・ガス生産設備のコンサルティング、エンジニアリング、建設、EORなどの設備計画に取り組んできた。また、東シベリアを含むロシアでのビジネスにはおよそ50年の歴史をもっている。

 4者が保有する技術・知見を生かした連携により、東シベリア‐日本間のブルーアンモニアバリューチェーンを確立し、火

力発電所や船舶などの燃料分野の脱炭素化施策として有望視されるブルーアンモニアを日本やアジアに燃料として導入することで、GHG(温室効果ガス)削減への取り組みを通じて持続可能な社会の実現に貢献していく。