ダウは包装設計者・メーカー向けに、2020年度パッケージングイノベーション賞の募集を開始した。応募は4月10日まで。ウェブサイトで受け付けており、日本語で応募できる。
同賞は業界で最も歴史のある、独立審査のプログラム。デザイン・エンジニアリング・小売り・eコマース・コンバーター・学問に関する世界的な視点を提供するため、幅広い分野から独立した専門家を集め、国際的な審査委員会を結成している。
この審査員会はテクノロジー・サステナビリティ・ユーザーエクスペリエンスの3つの基準に基づき、それぞれの応募内容を共同で審査する。エントリーは無料で、製品にダウの材料を使用している必要はない。すべてのエントリー製品は半年以上、上市されていることが条件となる。詳細はwww.dowpackagingawards.comを参照。
ダウはユーザーエクスペリエンスの向上やサステナビリティを通じて包装業界を変革する、画期的かつ独創的なアイデアを表彰するため、年に一度同賞を主催している。昨年度は30ヵ国以上、250を超える企業からの応募があり、その中から8社にダイヤモンド最優秀賞ファイナリスト、10社に金賞、12社に銀賞が贈られた。
最優秀賞のダイヤモンド賞には、大日本印刷の「DNP機能性フィルム複合型PETボトル」が選出されている。このボトルは環境に配慮したブランドフレンドリーなガラス製ボトル代替品で、PETボトルと、酸素バリアとしても機能する剥離可能な外装フィルムとの組み合わせにより、明瞭なガラスのような外装を実現した。
ダウ・パッケージング・アンド・スペシャルティプラスチック事業部のディエゴ・ドノーソ・プレジデントは「パッケージングイノベーション賞は私たちの業界の英知を結集し、社会を前進させる真のイノベーションを紹介するもの」と話している。