クラレ 北京で開催のチャイナグラス2019に出展、

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2019年5月17日

 クラレグループの可楽麗国際貿易(上海)は、22~25日に中国国際展覧センター・新館(China International Exhibition Center・New Venue)で開催される、第30回中国国際ガラス工業技術展示会(通称:チャイナグラス2019)に出展する。出展製品は合わせガラス用中間膜「トロシフォル」。

 クラレは「トロシフォル」のブランドで、PVB中間膜・アイオノマー中間膜をグローバルに製造・販売している。「トロシフォル」は優れた透明性、ガラスとの接着性、耐貫通性を備えた合わせガラス用のフィルムで、安心・安全、遮音、紫外線防止などが要求される建築や自動車、太陽電池業界などで幅広く採用されている。装飾用途でも、カラー中間膜、デジタルプリント中間膜、その他革新的な製品をインテリア向けに提供している。

ダウ日本 パーソナルケア技術を化粧品産業技術展で紹介

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2019年5月17日

 ダウ・東レは、ダウ・ケミカル日本と1つのチームとして、15日から今日までパシフィコ横浜で開催中の「第9回CITE Japan(化粧品産業技術展)」で、パーソナルケア分野でのシリコーンと有機材料に関する幅広い技術を紹介している(ブース番号:D18‐15)。アンチエイジングとUVケア製品に対する世界的な需要の高まりに対応するダウとダウ・東レの製品ポートフォリオに関する展示を行っている。

 ダウ日本グループホーム&パーソナルケア事業部の石田玲子コマーシャルマネジャーは、「私たちの革新的な技術は、都市化といった、今注目を集める市場動向と密接に関連しており、エイジングケアに関する消費者のニーズを満たすために必要な手段を製品開発者に提供する」とコメント。

 消費者にとって満足度の高い製品を開発するエイジングとUVケアに対応した2つの技術紹介をはじめ、肌・髪・カラー化粧品の配合では、ラグジュアリー感のある感触が楽しめるとともに、様々な用途で質感・安定化・流動性の向上に役立つ差別化されたソリューションを提案している。

 

クラレ 化粧品産業技術展に出展、化粧品基材を紹介

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2019年5月8日

 クラレは15日からパシフィコ横浜で開催される「第9回化粧品産業技術展(CITE Japan 2019)」に出展し、「イソプレングリコール(表示名称:イソペンチルジオール)」を紹介する。

 「イソプレングリコール」は、同社独自の化粧品基剤。保湿性・抗菌性に優れるとともに、臭いが非常に少なく、さまざまな原料の溶解性に優れることから、スキンケア・ヘアケア製品をはじめとする、化粧品・トイレタリー分野で広く使用されている。

 肌へのなじみやすさや毛髪のキューティクルを補修する作用が、スキンケア・ヘアケア製品の使用感の向上に寄与する。医薬部外品原料規格に適合し、安全性の高い製品としても評価されている。

 具体的には、肌の角層の水分量を上昇させ、相性の良いグリセリンと組み合わせることで、べたつき感を抑えながら高い保湿性能を発揮する。他の保湿基剤に比べて肌なじみがよく、なめらかな感触が持続する。ソルビトールと組み合わせて使用することで、優れた毛髪補修性能を示す。他の成分の抗菌効果を高められるため、ペンチレングリコールなどの使用量を減らすことができる。他の抗菌成分との併用により、防腐剤フリー処方の製剤にも貢献する。

 採用実績としては、スキンケアやボディケア用途では化粧水、乳液、クリーム、美容液、フェイスマスク、ボディソープなど。ヘアケアではシャンプー、コンディショナー、トリートメント、ヘアワックス、メークアップ関連では口紅、ファンデーション、アイシャドー。入浴剤、ウェットシートなどの採用がある。

 

帝人フロンティア 独スポーツ機能素材展に環境配慮型素材など出展

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2019年4月26日

 帝人フロンティアは25日、ドイツのミュンヘン見本市会場で589日に開催されるスポーツ機能素材を中心とした素材展示会「Performance Days」に出展(ホール:C6、展示ブース:№I-10)すると発表した。

 今回は、着用時の快適性を追求して開発したスポーツウェア向けの高機能素材を紹介するとともに、環境負荷低減に貢献するリサイクル繊維や植物由来原料を活用した素材、非フッ素耐久撥水加工素材などを展開していく。

 主な高機能素材は、物性・機能・品位の高次元融合を実現した次世代型新素材「デルタ」、中空糸に8本の突起を放射線状に配列した高異型特殊断面ポリエステル繊維「オクタ」を生地のパイル面に用いた「オクタCPCP」、ポリトリメチレンテレフタレート繊維を使用し、ソフトな新感触と快適なストレッチ性をもつ「ソロテックス」など。「オクタCPCP」では春夏向けの軽量タイプを、「ソロテックス」では日本製品に加え、新たにタイのグループ会社で開発・量産化したテキスタイルを展示する。

 また、非フッ素耐久撥水加工素材では、フルオロカーボンフリーの地球環境にやさしい耐久撥水加工を施した、「デルタ」「カラット」「フリーモPRO」などの主要素材を提案していく。

 

三菱ケミカル 2020年春夏テキスタイル素材展を開催

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2019年4月23日

 三菱ケミカルはこのほど、「2020年春夏テキスタイル素材展」を5月9~10日に開催すると発表した。

 今回は、「トリプル アセテート」をテーマに、トリアセテート長繊維「ソアロン」の3つの特徴(サステナビリティ、ファンクショナリティ、クリエイティビティ)を訴求していく。

 レディースのみならずメンズコーナーも特設し、メンズ分野への提案も行う。新素材でウールトップミックスを彷彿させるナチュラルな風合いの「エレコフ」をはじめ、プロモート素材として麻調素材「サネリア」、シルキーな光沢感をもつ「ソアロンティス」などを展示予定。

 タッチを追求したポリエステル長繊維「ソルーナ」についても、軽量ストレッチ素材「ノルディス」などを同時開催で展開する。展示会場は、時事通信ホール(東京都中央区銀座5-15-8 時事通信ビル2F)、開催時間は午前10時〜午後6時(最終日の10日は午後5時まで)。

 

SEMI 「2019FLEX Japan」を5月に開催

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2019年4月23日

 半導体製造装置材料メーカーなどの国際的な業界団体であるSEMIは22日、ザ・グランドホール(品川区)で5月22~23日に開催される「2019FLEX Japan/MEMS & SENSORS FORUM」の事前説明会を開催した。

 同フォーラムはフレキシブル・ハイブリッド・エレクトロニクス(FHE)およびMEMS・センターに関する国際コンファレンス。3回目となる今年は、出展30社、参加者300名を見込んでいる。

 FHEとは、フレキシブルなプリンテッド・エレクトロニクスと、従来のリジットなシリコンチップを組み合わせてシステムを構成する技術であり、今後のIoTアプリケーションへの採用拡大が見込まれている。

 SEMIジャパンの浜島雅彦代表(東京エレクトロン執行役員経営戦略担当)は、「SEMIは来年で50周年を迎えるが、半導体の歴史とともに育ってきた業界団体だ。われわれの使命は、業界内外をコネクトすることで

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デンカポリマー 業務用専門展に環境対応製品を出展

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2019年4月17日

 デンカの連結子会社でプラスチック食品容器メーカーのデンカポリマーは、17~19日に東京ビッグサイトで開催される、国内最大級の食材・機器・容器の業務用専門展「ファベックス」に、新素材の機能性食品容器を出展する(西館1ホール・ブース番号:1P‐46)。

 出展するのは、新開発バイオプラスチック「プラピス」を加工・成型した食品容器と、高強度BOPS(二軸延伸ポリスチレンシート)を加工・成型した食品容器「クリアリード」。

 「プラピス」は、デンカのグループ会社・東洋スチレンが開発した、デンプンなどの植物由来プラスチック素材であるポリ乳酸(PLA)と、ポリスチレンを複合させた原料を使用する業界初のバイオプラスチック素材。PLAを25%以上使用することで、石油由来品の使用量を抑えた。また耐薬品性や耐油性、耐熱性にも優れることから、幅広い用途での使用が期待されている。

 他方、「クリアリード」は、デンカが開発した高強度BOPSを素材にした新開発の容器。従来のBOPS製容器と比較して5%、A-PET(非晶性ポリエチレンテレフタレート)製容器と比較して35%の軽量化を実現した。これらの新開発容器により、石油由来のプラスチック削減と輸送コストの低減を通じたCO2排出量の削減に貢献していく考えだ。

 デンカグループは、SDGs(持続可能な開発目標)の達成に向けて新たな製品・技術の開発に取り組んでいる。合成樹脂の素材からデンカポリマーの加工・成型までグループ内で一貫した技術開発力をもつ強みを生かし、グループの総合力で、地球環境負荷低減につながるプラスチックの効率的な利用を促す新たなソリューションを提案していく。

ランクセス 展示会でタイヤ向けソリューションを紹介

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2019年4月16日

 ドイツの特殊化学品メーカーのランクセスは、このほどドイツ・ハノーバーで開催された「タイヤ・テクノロジー・エキスポ 2019」に出展した。

 同展示会では、ラインケミービジネスユニットとアドバンスト工業化学品ビジネスユニットの環境に優しい離型剤「レノディブ」、タイヤ加硫用ブラダー「レノシェイプ」、アラミド繊維マスターバッチ「レノグラン」、添加剤、促進剤、分解防止剤など、タイヤメーカー向けの幅広い製品群と多様なソリューションを紹介した。

 このうち、「レノディブ」については、加硫後、レーザー技術で除去できるシリコン系離型剤製品に加えて、完全にシリコンフリーの製品を開発した。同製品は特殊な離型剤によって、容易に洗い流すことができる。

 また、永久的にコーティングされたタイヤ加硫用ブラダー「レノシェイプ」を使用すると、追加の離型剤を用いずにタイヤの加硫が可能となる。これにより、加硫されたタイヤから離型剤を除去する必要がなくなり、グリーンタイヤ(加硫前の生タイヤ)への噴霧工程が不要となるため、重要なタイヤ部分の離型剤残渣と作業場所での汚染がなくなる。

 一方、ジチオリン酸塩は、従来から使用されている促進剤(スルフェンアミド、チウラム、カルバミン酸塩)の代わりとなるニトロソミアンフリー加硫促進剤で、モノ架橋とジスルフィド架橋を形成する。そのメリットは、熱安定性を高め、リバージョン (加硫戻り)を起こしにくいこと。さらに、優れた溶解度で、すべての一般的なゴムタイプに使用することができる。

 ラインケミーは、ジチオリン酸塩を、マスターバッチの「レノグラン」ブランドとしてだけでなく、液体またはドライリキッドで「レノキュア」ブランドとしても提供している。

 

日食工 「フーマジャパン2019」にロボット分野を新設

2019年4月12日

 日本食品機械工業会(日食工)は11日、東京ビッグサイトで7月9~12日に開催されるアジア最大級の「食の技術」総合トレードショー「FOOMA JAPAN (フーマジャパン)2019 国際食品工業展」の記者発表会を行った。

昨年の会場風景。会期中、国内外からの来場者数は10万人超えた
昨年の会場風景。会期中、国内外からの来場者数は10万人超えた

 実行委員長を務める大川原行雄副会長(大川原製作所社長)は「食品産業では高品質化を図る技術や効率化のため、ユーザー業界は最先端テクノロジーに関心を寄せている。今回は新しい試みとして『エンジニアリング・ロボット・IoT』分野を設け、さらに出展製品の幅を広げた。また人手不足に対応する自動化技術、HACCP(ハサップ)の義務化に対する衛生対策など多岐多様なソリューションを提案している」と概要を説明。

 「食品ビジネスに携わる方々の情報収集や技術発見の場として、豊富なテーマのセミナーなどもあり、食品関連業界ビジネスのさらなる発展を後押しできるものと確信している」と展示会への抱負を語った。

 42回目となる今回は、全19分野に合計690社(うち43社が新規)が参加。注目度の高い新設の「エンジニアリング・ロボット・IoT」分野には、61社(全体比8.8%)が出展する。

 〝食の技術のニッポン力(りょく)〟をテーマに、食品製造プロセスの上流から下流まで「食」の安全・安心を基本に、省力化・省人化・高付加価値化をさらに追求し、進化を続ける実機のデモンストレーションと併せ、世界に誇る日本発の技術と製品をユーザー業界に提案していくという。

FOOMAビジネスフォーラムの講師 志村なるみ氏
志村なるみ氏

 例年好評を博している「FOOMAビジネスフォーラム」では、ABC Cooking Studioの志村なるみ副社長を講師に迎える。20歳で起業し雑居ビルの一室から始まった「若い女性のための料理教室」を「クッキングスタジオ」という新分野へ進展させ、国内外で圧倒的支持を得るまでになった軌跡について講演する。

 女性視点を貫くビジネスモデルを先導してきた創業者としてのこだわりや、9割以上が女性スタッフという同社の人材観についても語る予定(事前登録制、聴講無料)。

 なお、出展社やセミナー・シンポジウムなどの詳細、事前登録については、「FOOMA JAPAN 2019」公式ウェブサイト(http://www.foomajapan.jp/)まで。

 

三井化学 ミラノのデザイン展で緑化企業に素材協力

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2019年4月10日

 三井化学は9日、イタリア・ミラノで開催中の「ミラノデザインウィーク2019」に出展しているグリーン・ワイズ(東京都多摩市)に、コンセプトを実現するための素材協力をしていると発表した。同展示会は、世界最大のデザインイベント。

スタビオで製作した花器
スタビオで製作した花器

 室内・屋外緑化、舞台造園などの緑化事業を展開するグリーン・ワイズは、身近にある本来の自然を切り取り、ライフスタイルやインテリアに取り入れる「スローグリーン」を提唱している。

 今回、同社が「スローグリーン」なライフスタイルを提案するにあたり、三井化学は太陽の光で色が変化する、フォトクロミック(調光)・テクノロジー「サンセンサーズ」で製作したリング、植物由来のウレタン素材「スタビオ」で製作した、水が浮遊する透明な花器の製作で協力した。

サンセンサーズで製作したリング
サンセンサーズで製作したリング

 「サンセンサーズ」はメガネレンズ材料として世界トップシェアを誇る、同社の調光レンズブランド。インマスタイプであるにもかかわらず、トップレベルの退色スピードを実現し、コーティングタイプのレンズに比べて調光性能が長持ちする。今回は3色に変わるリングとして使用している。

 一方、「スタビオ」は同社が開発した世界初のウレタン新素材。植物を原料とするバイオマスプラスチックで、ライフサイクルでのCO2排出削減に貢献する。

 また、透明性と耐久性を持ち、さまざまな成形材に使用可能。今回は透明な花器として使っている。表面の硬度を調整することで、細い茎でも自立させる滑りにくさを実現した。展示会は9日から14日まで一般公開を行っている。