KHネオケムは13日、2020年第1四半期の連結業績を発表した。売上高は前年同期比13%減の210億円、営業利益33%減の20億円、経常利益37%減の20億円、純利益38%減の14億円となった。
濱本真矢取締役常務執行役員は、「売上高は、基礎化学品の分野で市況が下落し、機能化学品の販売数量減少で減収となった。営業利益は、電子材料は国内需要が安定していたものの、機能性材料の販売数量減、基礎化学品の市況下落、また
2020年5月14日
2020年5月14日
2020年5月14日
デンカは13日、2020年3月期(2019年度)の決算を発表した。売上高は前年度比8%減の3808億円、営業利益は8%減の316億円、経常利益は9%減の300億円、純利益は9%減の227億円の減収減益となった。
車両電動化関連やヘルスケア分野で販売量が増加したが、原材料価格の下落に応じた一部製品価格の見直しや、国内外での需要減を受け減収。販売数量の減少に加えて、ヘルスケア分野などの先行投資による費用負担の増加などにより減益となった。
セグメント別に見ると、エラストマー・機能樹脂部門は、売上高17%減の1493億円。スチレンモノマーや各種樹脂の販売は堅調だったが、売価値下げが響いた。また、クロロプレンゴム(CR)は需要減退を受け、販売数量が減少した。
インフラ・ソーシャルソリューション部門は、売上高は微減の548億円。特殊混和材は出荷増と価格改定により増収に貢献。農業・土木用途向けのコルゲート管はおおむね堅調に推移した。セメントや肥料、耐火物・鉄鋼用材料は販売減少により減収となった。
電子・先端プロダクツ部門は、売上高1%増の680億円。電子部品・半導体の搬送用部材「デンカサーモフィルムALS」などの機能フィルムや球状溶融シリカフィラーの販売は減少したものの、球状アルミナや高純度導電性カーボンブラックなどの車両電動化関連製品や、電子回路基板、高信頼性放熱プレート「アルシンク」、LED用サイアロン蛍光体「アロンブライト」の販売が好調だった。
生活・環境プロダクツ部門は、売上高5%減の370億円。プラスチック雨どいと工業用テープは堅調、食品包材用シートやデンカポリマーの加工品は前年並みに推移した。合繊かつら用原糸「トヨカロン」は減少した。
ライフイノベーション部門は、売上高は4%増の355億円。デンカ生研の試薬とインフルエンザワクチンの販売が好調だった。
なお、2021年3月期の業績は、コロナ感染拡大の影響が第2四半期以降徐々に収束に向かい第3四半期以降は正常化するとの前提で、売上高3600億円、営業利益310億円、経常利益290億円、純利益210億円との予想だ。引き続きメガトレンドを視野においたスペシャリティー事業の成長加速化と先端的デジタル技術の導入によるプロセス革新に取り組むとともに、今後の経済変動も踏まえて、企業理念「Denka Value―up」を推進する。
2020年5月14日
ポリプラスチックスは13日、低品質ディーゼル燃料や酸性雨への耐久性を向上させた、耐ディーゼル燃料性改良ポリアセタール(POM)「ジュラコン H140DR」を開発したと発表した。現在、自動車の燃料タンク周りの部品にはPOMが数多く使用され、同社製品も採用が進んでいる。
自動車は電動化が加速しているが、商用車用途では一定数ディーゼルエンジンの需要がある。グローバル市場では、酸や硫黄が高濃度で含まれる低品質なディーゼル燃料が存在するため、標準的なPOMでは対応できないケースがあった。
こうした市場課題へ対応するために、同社は、新グレード「ジュラコン H140DR」を開発。POMが持つ燃料系部品に必要な基本特性(機械物性・耐久性・溶着性など)を維持したまま、POMに悪影響を及ぼす酸や硫黄が高濃度で含まれる低品質のディーゼル燃料、酸性雨や酸性の洗浄剤などへの耐久性を改良した。さらに成形性の向上にも成功しており、グローバル展開が可能となっている。
詳細データについては、ウェブサイトの同製品紹介ページ(https://www.polyplastics.com/jp/product/lines/pom_h140dr/index.html)に掲載している。
2020年5月14日
2020年5月14日
2020年5月13日
2020年5月13日
2020年5月13日
2020年5月13日