出光興産の4-6月期 原油価格上昇で収益が大幅に改善

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2021年8月11日

 出光興産は6日、2022年3月期第1四半期(4-6月期)の連結業績を発表した。売上高は前年同期比33%増の1兆3023億円、営業利益1113億円(同1821億円増)、経常利益1236億円(同2231億円増)、純利益884億円(同1697億円増)だった。

 セグメント別に見ると、燃料油セグメントは増収増益。主燃料販売は、揮発油・軽油の前年対比増加も灯油の減少により前年並みだった。製品マージンは、原油価格上昇に伴うタイムラグを除いてはおおむね前年並みだった。NSRP(ニソン製油所)の持分損益が改善したことに加え、統合シナジーの実現が寄与した。

 基礎化学品セグメントは増収増益。コロナ禍からの需要回復に伴い、スチレンモノマーなど製品マージンが改善した。

 高機能材セグメントは増収減益。潤滑油需要は回復傾向であるものの、油価上昇に伴う価格転嫁の遅れなどで減益。機能化学品と電子材料は、数量が回復し収益が改善した。

 電力・再生可能エネルギーセグメントは、電力事業での卸市場価格が上昇し減益となった。

 資源セグメントは増収増益。石油開発事業はベトナムガス田の生産増と原油価格の上昇が寄与。石炭事業は石炭市況上昇の一方、豪ドル高の影響などにより前年並みの水準だった。

 なお、通期業績予想については前回発表を据え置いている。

 

帝人の4-6月期 各セグメントが販売堅調で増収増益

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2021年8月11日

 帝人は6日、2022年3月期第1四半期(4―6月期)の連結業績を発表した。売上高は前年同期比26%増の2259億円、営業利益37%増の173億円、経常利益48%増の184億円、純利益72%増の98億円だった。

 同日に電話会見を開催し、鍋島昭久代表取締役常務執行役員CFOは「コロナ禍からの経済回復に伴い、各セグメントでの販売が堅調となった。ヘルスケア大型投資の効果もあり、売上高と営業利益はコロナ禍前の2019年度第1四半期の水準を上回った」と総括した。

 マテリアルセグメントは

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昭和電工の1-6月期 全セグメントが大幅な増益

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2021年8月11日

半導体関連製品がけん引、下期も好調継続を想定

 昭和電工は10日、2021年12月期第2四半期(1-6月期)の連結決算を発表した。売上高は前年同期比2.1倍の6934億円、営業利益476億円(同734億円増)、経常利益502億円(同934億円増)、純損失134億円(同412億円改善)となった。

 オンラインによる決算会見の中で森川宏平社長は、「中国と米国が世界経済をけん引した。半導体市場が活況を呈したことに加え、石油化学の主要製品の販売価格上昇などにより増収増益となった。特別損失(約400億円)を計上したが純損失は改善している」と総括した。

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旭化成の4-6月期 マテリアル好調で1Qで最高益

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2021年8月11日

 旭化成は6日、2022年3月期第1四半期(4-6月期)の連結業績を発表した。売上高は前年同期比28%増の5834億円、営業利益2倍の605億円、経常利益2.2倍の652億円、純利益3.4倍の464億円となった。

 オンライン会見の中で、工藤幸四郎取締役常務執行役員は、「マテリアルを中心に3セグメントすべてで増収増益となり、売上高および営業利益以下の利益項目は、第1四半期として過去最高となった」と総括した。また海外売上高比率が50.2%と伸長したことについては、

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DICの1-6月期 高付加価値製品が好調で大幅な増益

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2021年8月11日

 DICは10日、2021年12月期第2四半期(1-6月期)の連結業績を発表した。売上高は前年同期比14%増の3918億円、営業利益53%増の273億円、経常利益82%増の282億円、純利益55%増の160億円となった。

 オンラインによる決算会見の中で、古田修司執行役員・最高財務責任者は「高付加価値製品の出荷が伸び、また化粧品用顔料の需要も回復した。全セグメントで大幅な増益となった」と総括した。

 セグメント別に見ると、

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