デンカ 「トヨ雨どい」を値上げ、10月1日出荷分以降 

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2019年7月11日

 デンカは10日、「トヨ雨どい」全般を10月1日出荷分以降、値上げすると発表した。値上げ幅は現行価格の15%以上。

 原燃料価格の上昇や、運送業界における人手不足と労働環境改善対策による物流費の上昇などにより、「トヨ雨どい」の製造コストが大幅に上昇している。

 同社では、生産の合理化や省力化、諸経費の削減などに取り組んできたが、同製品の安定供給と事業の維持継続を目的に、価格転嫁をせざるを得ない状況と判断した。

デンカ OPSシートなど8月1日出荷分から値上げ

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2019年7月4日

 デンカは3日、「デンカサーモシートBOPS」と「デンカスチレン系シート」を8月1日出荷分から値上げすると発表した。値上げ幅はどちらも7円/kg以上。

  同社ではこれまで、各種の合理化努力を実施してきたが、昨今の原燃価格や副資材、物流費などの上昇により、現行価格では安定供給と事業継続が困難であると判断した。

ダイセルポリマー 8月からOPSシートを値上げ

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2019年7月2日

 ダイセルポリマーは1日、OPS(二軸延伸ポリスチレン)シート「ダイセルスチロールBOPS」を、8月1日出荷分から7円/kg以上値上げすると発表した。

 原油・ナフサ価格とベンゼン価格の上昇に伴い、今月からOPSシートの原料であるポリスチレン樹脂メーカーから価格改定が発表されている。

 同社は引き続き顧客への安定供給継続のため、上昇コストの転嫁と採算是正を図る。

 

三菱ケミカル 8月1日納入分からフィルム製品を値上げ

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2019年6月28日

 三菱ケミカルは27日、フィルム製品を8月1日納入分から値上げすると発表した。

 対象となるのは、二軸延伸ポリスチレンシート(OPS)の「サントクリア」と「ソフトクリア」で、値上げ幅は7円/kg以上。

 原油・ナフサ価格の上昇などに伴い、対象製品の原料樹脂価格が上昇し、製造コストを押し上げ、事業の採算を圧迫している。同社は継続的なコスト削減に努力してきたが、これらのコスト上昇分を自助努力で吸収することは極めて困難と判断し、価格を改定することにした。

 

 

旭化成 9月から結晶セルロースなどを値上げ

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2019年6月27日

 旭化成は26日、結晶セルロースとアルファー化澱粉の全製品について、9月1日出荷分から60円/kg値上げすると発表した。

 対象製品は、結晶セルロースの「セオラス」「セルフィア」、アルファー化澱粉の「PCS」「SWELSTAR」。

 物流費をはじめとする販売諸経費が上昇しており、また、コストの上昇局面は当面継続することが予想されている。さらに、安全・安心な製品を安定して供給するための製造設備の維持・更新についても、多額の投資を必要としている。

 同社は、このような環境下でコストダウンに注力してきたが、自助努力の対応のみではコスト上昇分を吸収することは極めて困難だと判断し、今回の価格改定を決定した。

東亞合成 7月1日からアクリル酸エチルを10円/kg以上値上げ

2019年6月13日

 東亞合成は12日、アクリル酸エチルを7月1日出荷分から10円/kg以上値上げすることを決定し、需要家との交渉に入ると発表した。

 同社は、シンガポールの子会社が製造したアクリル酸エチルを輸入・販売しているが、原油価格の値上がりなどから製造コストや物流関連費用が上昇し、厳しい事業環境が続いている。

 このような状況下、適正な品質の製品を適正価格で安定供給していくために、今回の価格改定が必要だと判断した。

アジア石化市況 エチレンは反転980ドル/tに

2019年6月11日

 アジア地域の石化市況では、エチレンは8週ぶりに上昇し5月第3週は980~1005ドル/tでの取引となった。上値は15ドル高と4週ぶりに1000ドル/t台を回復している。同週はアジア石化会議が台湾で開かれ需要家は様子見ムードとなっていたが、トラブルや定修などの要因で玉確保の買いが入ったもようだ。

ナフサとのスプレッドも

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東洋スチレン ポリスチレン樹脂を7月1日納入分から値上げ

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2019年6月10日

 東洋スチレンは7日、ポリスチレン樹脂とポリスチレン難燃樹脂「トーヨースチロール」を、7月1日出荷分から値上げすることについて、需要家と交渉に入ったと発表した。

 値上げ幅はGPグレードとHIグレードが7円/kg以上、難燃グレードは17円/kg以上。

 4月以降、原油・ナフサ・ベンゼンと、主原料であるスチレンモノマーが値上がりし、難燃剤価格についても上昇傾向が継続、諸経費も高騰している。

 同社では引き続きコスト低減に取り組んでいるが、これらの価格上昇は自助努力をはるかに超えるもので、安定供給と事業継続を図るためには、適正な価格体系の確立が不可欠であることから、価格改定を実施することにした。

 

三井化学 フェノールを7月1日納入分から15円/kg以上値上げ

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2019年6月10日

 三井化学は7日、フェノールについて7月1日納入分から15円/kg以上値上げすると発表した。

 フェノール需要は世界で堅調な成長を続け、需給バランスはタイトな状況にある。一方で、生産維持・安定供給のための修繕費、物流費などのコストは上昇しており、同製品の事業収益を圧迫している。

 同社はあらゆるコストダウンに懸命に取り組んでいるが、このようなコスト上昇は自助努力により吸収できる水準を超えており、今後も安定供給を継続的に維持するため、今回の価格改定を実施せざるを得ないと判断した。

DIC ポリスチレンとスチレン系製品を7月から値上げ

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2019年6月7日

 DICは6日、ポリスチレン(PS)製品およびスチレン系製品について、7月1日納入分から値上げすると発表した。

 対象製品は「ディックスチレンGPPS」「ハイブランチ」「ディックスチレンHIPS」「エラスチレン」で、改定幅は各製品とも7円以上/kgとなっている。

 昨今の原油価格の上昇に伴い、国産ナフサ価格・ベンゼン価格が高騰し、PSの原料価格も継続して上昇している。同社は引き続き自助努力によるコスト吸収に注力しているが、原料価格の上昇を吸収することは極めて困難な状況にあり、今後の安定供給と事業継続を図るためには、今回の価格改定が避けられないと判断した。