宇部興産 ナイロン6とナイロン66を値上げ

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2018年10月9日

 宇部興産は5日、ナイロン6とナイロン66樹脂製品価格の値上げを15日出荷分から行うことを決定し、ユーザーとの交渉を開始すると発表した。

 値上げ幅はナイロン6が50円/kg、ナイロン66が70円/kg。同製品の値上げを表明するのは、ナイロン6は昨年4月以来、ナイロン66は今年5月以来となる。

 主原料価格の上昇を製品価格に転嫁し、事業収益の改善を行うことが目的。ナイロン6は主にフィルム製品や自動車部品に使われ、ナイロン66は主に自動車部品などに使われている。

デンカ クロロプレンゴムを11月1日出荷分から値上げ

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2018年10月9日

 デンカは5日、クロロプレンゴム「デンカクロロプレン」を、11月1日出荷分から44円/kg以上値上げすると発表した。

 耐熱性・耐オゾン性・耐油性のバランスに優れ、世界中で様々な用途に使用されているクロロプレンゴムは、国内外で需要が増加しており、昨年来すべての需要には対応できない状況が続いている。

 同社では原燃料や物流費の高騰に対し、徹底した合理化を実施しているが、製品の安定供給と事業の維持継続を目的に、価格改定を実施することにした。

ポリオレフィン大手 原料高騰で値上げ打ち出し採算是正図る

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2018年10月5日

 大手ポリオレフィンメーカーの原燃料高やコスト高に対応した値上げが打ち出され、10月中旬以降からの実施に向けユーザーとの交渉が本格化している。

 ポリエチレンでは、日本ポリエチレンが改定幅10円/kg以上で今月15日納入分から、プライムポリマーが15円/kg以上で今月22日納入分からの値上げを発表。同様にポリプロピレンでは、日本ポリプロが12円/kg以上で今月15日納入分から、プライムポリマーが15円/kg以上で今月22日納入分からの値上げを発表した。

 大手である両社が値上げに動いたことで、他のポリオレフィンメーカーも近いうちに値上げを打ち出すことになりそうだ。

 今回の値上げの背景として、

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新日本理化 フタル酸系可塑剤を21日納入分から値上げ

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2018年10月5日

 新日本理化は4日、フタル酸系可塑剤を21日納入分から24円/kg以上値上げすると発表した。対象製品はDBP、DOP、DINPとその他フタレート。

 同社は6月に原油・ナフサの高騰による原料高を受け、7月2日納入分からの価格改定を発表し、決着させている。

 しかし、その後も中東の地政学的リスクなどを背景に急騰する原油・ナフサ価格が、同社の収益を大きく圧迫している状況だ。

 このような環境の下、新日本理化は、コスト上昇分を自助努力のみで吸収することは非常に困難だと判断。今後の安定供給と事業継続のため、今回、価格改定の実施を要請せざるを得ないと判断した。

 なお、原料などの変動状況によっては、再度の価格改定が検討される模様である。

新第一塩ビ 塩ビ樹脂を22日出荷分から値上げ

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2018年10月4日

 新第一塩ビは3日、汎用・ペースト用など全ての塩化ビニル樹脂の売価格を、10月22日出荷分から一律15円/kg以上値上げすると発表した。

 同社は、原油・原料ナフサ価格の高騰により、今年4月に価格修正を実施した。しかし、その後も原料ナフサ価格の上昇基調は継続し、さらにはユーティリティや物流コストの上昇も続いており、事業収支は厳しい状況に置かれている。

 こうした中で、同社は引き続き全社をあげて合理化に取り組んでいるが、製品の安定供給体制を維持するため、採算是正を目的とした価格修正が必須と判断した。

プライムポリマー PEとPPを15円/kg以上値上げ

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2018年10月3日

 プライムポリマーは2日、ポリエチレン(HDPE、LLDPE)とポリプロピレン(PP)を、今月22日納入分から15円/kg以上値上げすると発表した。

 米国制裁によるイランの輸出減や中東の政情不安を背景に原油価格は大幅に上昇しており、また米国利上げにより為替が円安に進行していることから、主原料である国産ナフサの基準価格は、今後6万円/kl超と見込まれている。

 同社はこうした厳しい経済環境下、あらゆるコストダウンに懸命に取り組んでいるが、このようなコストの高騰は自助努力で吸収できる水準を超えるものとなるため、今回の価格改定を要請せざるを得ないとの判断に至った。

 なお、想定したナフサ基準価格が大きく変動する場合は再度、価格の修正をする場合もあるとしている。

日本ポリエチレン ポリエチレン全製品を値上げへ

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2018年10月2日

 日本ポリエチレンは1日、ポリエチレン全製品を今月15日納入分から10円/kg以上値上げすると発表した。

 米国によるイラン制裁再開を控え原油需給が逼迫しており、原油価格は大幅に上昇している。また、国産ナフサ価格についても、原油の高騰や域内の堅調なナフサ需要、米国の長期金利上昇により円安が進んでいるため、第4四半期(10―12月期)の国産ナフサ価格は、5万8000円/klを上回る水準となることが見込まれている。

 同社は厳しい経済環境の下、徹底したコスト削減に努めてきたが、今回の急激な原燃料コスト上昇分を自助努力のみで吸収することは困難なことから、価格改定を要請せざるを得ないと判断した。

日本ポリプロ ポリプロピレン全製品を15日から値上げ

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2018年10月2日

 日本ポリプロは1日、ポリプロピレン全製品を今月15日納入分から12円/kg以上値上げすると発表した。

 OPEC・非OPEC諸国による原油増産を行わないとする決定と、中東の地政学的リスクにより、原油価格が再び上昇基調に転じ、その後も急激な上昇が続いている。為替も円安が進行し、第4四半期(10―12月期)の国産ナフサ価格は、5万8000円/klを上回る水準となることが見込まれている。

 これに伴い、用役や副資材、副原料などの諸経費の上昇も避けられない情勢となっている。同社は厳しい経済環境の下、徹底したコスト削減に努めてきたが、今回の急激なコスト上昇分を自助努力のみで吸収することは困難であり、価格改定を要請せざるを得ないと判断した。

JSR 合成ゴム・エマルジョン製品を値上げ

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2018年10月2日

 JSRは1日、合成ゴム・エマルジョン製品を今月21日納入分から値上げすると発表した。

 値上げ幅は、合成ゴムではSBRがロ15円/kg以上、BRとIRが16円/kg以上、HSRが11円/kg以上、NBRとPN(粉末NBR)が20円/kg以上、EPDMが18円/kg以上。

 複合材ではNVとNEが20円/kg以上、TPVが18円/kg以上。TPEではRBとDNRが16円/kg以上、TRが15円/kg以上、SISが18円/kg以上。エマルジョンの紙加工用LTXと一般産業用LTXが15円/kg以上。

 今回の値上げは、昨年以降の原油・ナフサ高を背景とした主・副原料の価格上昇に加え、ユーティリティー費・輸送費の上昇に対応するもの。

 同社としては、自助努力だけではこのような状況を乗り切ることは難しいとの認識から、今後とも安定的な製品供給を続けるため、価格改定を要請することにした。

ジェイ・プラス DOPなどフタル酸系可塑剤を値上げ

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2018年10月1日

 ジェイ・プラスは28日、フタル酸系可塑剤(DOP、DINP、その他フタレート)を10月22日以降の納入分から16円/kg以上値上げすると発表した。

 原油・ナフサ価格が騰勢を強め、今年第4四半期(10―12月期)の国産ナフサは、5万8000円/klを越える勢いとなっており、原料・用役費の一段の上昇が見込まれている。

 また、物流費などの諸経費も上昇しており、これらのコスト増加を、同社の自助努力で吸収することが困難な状況となっている。

 こうした中、同社は今後とも安定供給を果たすために、今回の価格改定を実施せざるを得ないと判断した。