旭化成は14日、HDI系イソシアネート「デュラネート」全製品を3月1日出荷分から値上げすると発表した。改定幅は、国内が50円/kg、海外が50セント/kg、それぞれ現行価格から引き上げる。
同社の事業環境は、原料価格や物流費などの高騰を受け、採算的に極めて厳しい状況にある。こうした中、自助努力による製造コスト低減を図ってきたが、今後も安定供給を継続させるために、価格改定の実施を決めた。
2019年2月15日
2019年2月12日
2019年2月5日
2019年2月5日
クレハは4日、同社が製造・販売するフッ化ビニリデン樹脂「KFポリマー」を、3月1日出荷分から値上げすると発表した。値上げ幅は現行販売価格に対し10%増。
フッ化ビニリデン樹脂は、フッ素樹脂としての優れた性質と、汎用樹脂並みの成型加工性を持つバランスのとれたエンジニアリング・プラスチック。リチウムイオン二次電池(LIB)用バインダーや水処理膜、釣糸、プラント用パイプ・バルブなど、さまざまな分野で使われている。
クレハのKFポリマーは、LIB用バインダー向けの販売が伸長している一方で、原材料費や物流費の上昇による収益への影響が顕在化してきている。
こうしたことから、自助努力のみではコスト上昇分の吸収が困難な状況になっており、今後も安定的な製品供給を継続していくため、同社では販売価格を改定することになった。
2019年1月22日
2019年1月15日
2019年1月8日
2018年12月26日
2018年12月19日
東亞合成は18日、カセイカリ製品を来年1月1日出荷分から値上げすることを決定し、需要家との交渉に入ると発表した。
対象製品は、「カセイカリ」「スーパーカリ」の液体品とフレーク。改定幅は、液体品が25円/kg(固形換算)以上、フレークが25円/kg(有姿)以上。
同製品の国内需要は安定的に推移し、今後とも堅調に推移すると見込まれている。一方、主原料である塩化カリの価格は値上がり基調にあり、また電力費や物流費の上昇、生産設備の維持更新に伴う固定費負担の増加などが利益を圧迫している。
同社は、省力化・合理化などのコスト削減を継続しているが、自助努力にも限界があるとし、今回、同製品の安定供給の継続には価格是正が必要と判断した。
2018年12月6日